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奄美中央病院・南大島診療所
離島医療実習のご紹介
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鹿児島民医連では、奄美大島で離島実習を行うことができます。以前2日間離島実習に参加された医学生の2日目の実習内容と感想をご紹介します。
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2日目は〈南大島診療所〉で外来見学とデイケア実習、加計呂麻島訪問リハビリの実習を行いました。
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参加学生の感想
2日目は〈南大島診療所〉での施設見学や患者さんへのイ
ンタビュー、先生の診察の陪席、血圧測定、デイケアへの参加など、様々な活動を体験させていただきました。その中で印象的だったのは、先生と患者さんの関係性です。診察時に、都心のクリニックのような硬い雰囲気は全くなく、お2人の雰囲気が良い意味で砕けているように感じられました。これにより、患者さんも先生に小さなことでも相談しやすくなるのではないかと思いました。このような雰囲気を出すためには、やはり長年の信頼関係の構築が重要なのだろうと感じ、一人ひとりの患者さんを丁寧に見続けることができる地域医療の面白さを体験することができました。
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*実習の写真・動画は患者さんとご家族、病院担当スタッフに掲載の許可、ご協力をいただいております。
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#医学生 #離島フィールド #離島医療 #奄美大島 #奄美中央病院 #南大島診療所 #鹿児島民医連 #鹿児島
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奄美中央病院・南大島診療所
離島医療実習のご紹介
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鹿児島民医連では、奄美大島で離島実習を行うことができます。写真4枚目にある"地理的な離島はあっても人の生命に離島があってはならない“は私たちの原点のことばです。
以前2日間離島実習に参加された医学生の初日の実習内容と感想をご紹介します。
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初日は〈奄美中央病院〉で訪問診療、訪問リハビリ、訪問看護の実習を行い、医師2名との懇親会で交流しました。
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参加学生の感想
初日は〈奄美中央病院〉で訪問リハビリを見学しました。
合計で2件のリハビリを見学し、1件目は怪我の後遺症で、2件目は病気の影響でそれぞれ身体に不自由が生じている患者さんでした。身体を上手く動かせない理由は1つではなく、筋肉が弱くなっていることや、骨の癒着などの身体的な要因に加え、痛みへの恐怖などの心理的な要因も存在することを学びました。また、リハビリの先生方が直接自宅を訪問することで、患者さんの生活が把握しやすくなっていると感じました。これにより、それぞれの患者さんのニーズに沿ったリハビリの提案ができるのだろうと感じ、患者さんの生活を知ることの重要性を学びました。
懇親会では先生方にカジュアルな雰囲気で様々なお話を聞
くことができました。特に診療科を決定した要因や地域医療の面白さ、初期研修のお話などは普段なかなか直接お話することができないので、とても貴重な機会をいただけたと感じています。また、先生方が楽しそうに地域医療のことをお話されているのを聞き、やはり地域医療はとてもやりがいのある仕事なのだと実感することができました。
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*実習の写真・動画は患者さんとご家族、病院担当スタッフに掲載の許可、ご協力をいただいております。
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#医学生 #離島フィールド #離島医療 #奄美大島 #奄美中央病院 #南大島診療所 #鹿児島民医連 #鹿児島
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2024年を振り返る
離島フィールド代替企画
離島医療学習交流会
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台風10号の影響で開催中止となった離島フィールドの代替企画として、8/27に離島医療学習交流会を開催しました。天文館の〈Space&Galley SOMETHING〉で、奄美中央病院の平元良英院長のウェブ地域医療講演「奄美大島で営んできた私たちの地域医療」と、現地で鹿児島生協病院の折田浩医師による学習講演「離島医療のSDH」を行いました。その後交流企画を通して医師や学生同士との親睦を深めました。
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参加学生の感想
・講演全体を通じて奄美⼤島全体の医療の現状を深く知ることができました。奄美中央病院だけでなく、他の 3 つの医療機関と連携してお互いに不⾜した部分を補いながら医療を提供していることを知り、離島医療の⼀つの形として形成されつつあると感じました。⼀⽅で、⾼齢化率の上昇や対応できない診療科があるなどの問題が存在し、今後できるだけ早く解決すべきだと感じました。
・奄美だけでなく、離島の医療の現状と、⽬指すべき医療の姿というものを学べてとても有意義な講義でした。
・奄美の産業は農業や⼤島紬が衰退し、建設業や医療が増えてきていること、⾼齢化率が全国トップレベルであること、⽣活保護率が全国平均の 4 倍であることを知り驚きました。
また、病院全体で台⾵などの災害に備えていることや、各専⾨科を病院ごとに分担するなどそれぞれの病院の役割があり、病院同⼠の連携によって離島医療が成り⽴っていることも学び、とても勉強になりました。
・奄美では様々な施設や医療従事者が協働し、とても理想的な地域包括医療が⾏われていることを学び、実際に街の雰囲気も含めて現地で触れてみたいと改めて思いました。
・折⽥先⽣からも、実際に現地で働いた⼈の⽬線から⾒た離島医療の課題などをお話していただき貴重な講演でした。特に驚いたのは、輸⾎⽤⾎液の備蓄所がないことです。災害時など緊急事態に対する備えを充実させるためにも備蓄所は必要なのではないかと思いました。
・SDH を理解することは、医学そのものを学ぶことと同じくらい⼤切なことだと感じました。
・SDH という単語は初⽿でしたが、⾮常にわかりやすい説明で理解しやすかったです。
#医学生 #離島フィールド #離島医療 #奄美大島 #奄美中央病院 #南大島診療所 #鹿児島民医連 #鹿児島
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12/17年内最後のランチ会🍲
クリスマスを匂わせるクリームシチューとチキンバーと
スイーツ(ミニアイス)でした🎄🎅🍗
フードパントリーも開催、医学生に医師増やし署名にも協力いただきました。
#医学生 #ランチ会 #サポートセンター #病院見学 #鹿児島生協病院 #鹿児島
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12/11子どもをとりまく社会問題学習会 児童虐待を考える
” 科学と感情” 私たちは虐待とどう向き合うべきか
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川畑俊聡医師(鹿児島生協病院小児科) を講師に児童虐待を考える学習会を開催し14名の方に参加いただきました。児童虐待の定義について法律・統計を⽤いて科学的な視点で解説し、課題を整理しました。また、医学的な視点で臨床での所⾒や事例も紹介し、それらを踏まえて児童虐待にどう⽴ち向かっていくべきなのかを深める学習会となりました。
企画後も川畑医師への質問が続き、参加学生さんの熱意ある積極的な姿勢が印象的でした。
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川畑医師より「虐待は、様々な” 生きづらさ” が背景となって発露します。虐待の通告は、決して加害者の告発が目的となってはならないし、子どものみならず、家族全体への援助を行い、その結果子どもの安全と健やかな成長を確保することが目的です。
虐待という行為を引き起こす様々な負の因子に対して、
その一つが孤立であるのならば、我々も孤立していてはいけないでしょう。
虐待という判断は法的側面も含むため、一個人で対処
すべきではなく、集団の力を信じ、風通し良く、様々な分野からのアプローチが必要です。
われわれ医療者は、専門家であるという光栄な誤解をいただいているうちに啓蒙活動を続けていき、そしてその誤解を真実とするよう研鑽を積んでいかなければならないと思います」
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参加学生の感想
・どんどん制度は改良されていっているはずなのに、親側の思想や家族としての形の違いなど、どうしても触れることのできないグレーな部分から虐待が発生するのは0にできないといった印象をうけました。
川畑先生が何度かおっしゃっていた通り、親からのアプローチや、教育面からのアプローチなど、いろいろな方向から虐待を減らすよう取り組むべきだと感じました。
・虐待の定義など虐待そのもの知識に加えて、その現状や医療従事者として自分たちができるアプローチを知ることができ、とても勉強になりました。自分が虐待について今回の学習会や今後学んでいくことを周囲に発信していくことが社会全体のリテラシーの上昇に繋がると思うので引き継ぎ学習していきたいです。今回は参加させていただきありがとうございました。
・ちょうど午前中に虐待の授業があったので、その内容と合わせてより理解が深まりました。虐待の数は増えていても職員は限られており、一つ一つにしっかり対応しなければならないことを考えると、体制としてまだまだ不十分であり、現場の大変さを感じました。医師は不自然がられずに体全体を見ることができ、虐待に気づくチャンスが多いと思うので、疑わしい事例を見逃したくないと思いました。
どのような痕が虐待によってできるのかを知らなければただの怪我だと思い込んでしまうので、私たちの意識や正しい知識が大切だと思いました。
・臨床的アプローチと実証的アプローチの対比が興味深かったです。6項目で評価できるアセスメントツールなどが開発されており、そのような実証的アセスメントルールの方が予測妥当性が高いことは初めて知ったので勉強になりました。評価は単純にすべきとういうお言葉も。臨床医として病院内でできることは限られていると思うので,病院外でこのような問題に取り組めるフットワークを持った医師になりたいと感じました。川畑先生のように課題意識を持ったことに対してまずは教育・啓蒙ができる存在をめざしていきたいです。ありがとうございました。
・医師が児童虐待に対してどう対応していくかを考えるきっかけとなる学習会でした。また、質問したかったことを質問でき、終始有意義な時間でした。
・児童虐待についての知識が大変深まりました。人間の発達過程にある小児期に虐待を受けることがどれほどその子に不利益になるのかという事実を目の当たりにするとともに、子どもだけではなく子どもが生活する環境や保護者に対するアプローチの必要性も改めて感じました。
#医学生 #医学部 #児童虐待 #社会問題を考える #地域医療 #病院見学 #鹿児島生協病院 #鹿児島
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2024年を振り返る
夏の医師体験
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8/5-30に医師をめざす高校生・予備校生を対象に夏の医師体験2024を開催、計13回29名が参加しました。各回2-3名の参加者で医師に同行する形式とし、処置やカンファレンスを行う姿など、より近くで働く医師の仕事を見ていただきました。また、担当医師によって内容も違うため体験・見学内容も様々でした。参加者からは「貴重な体験ができました」「先生方が患者さんを治療する姿が格好良かったです」「すごく楽しかった、また参加したい」 と満足度の高い企画となりました。
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#鹿児島生協病院
#医師体験
#医学部合格
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子どもをとりまく社会問題学習会 児童虐待を考える学習会を開催します。
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子どもをとりまく社会問題学習会
児童虐待を考える
” 科学と感情” 私たちは虐待とどう向き合うべきか
step1*虐待を“科学” 的にとらえてみよう
虐待=悪という“感情” で見落としやすい視点と、定義や統計から見つめ直し得られるヒントとは何か
step2*診察室で虐待が疑われる事例に出会ったら
虐待なのか、偶発的な外傷なのかは“学習” によって判断できる # Abusive Head Trauma
Step3*私たちは虐待とどう向き合うべきなのか
虐待を通告することは“加害者の告発” ではなく“~の第一歩”
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川畑俊聡(かわばた・としあき)
鹿児島大学卒。鹿児島生協病院入職後、奄美中央病院で総合内科医としての勤務を経験し、現在は鹿児島生協病院小児科医として研修医の指導にもあたっている。児童虐待については九州沖縄の初期研修医を対象とした学習会や、鹿児島大学プライマリ・ケアサークルKAANとサードスペースNAVY共催「子どもに関わる大人の会」の第1回講師として講演している。
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2024.12.11 wed.
講師|川畑俊聡医師(鹿児島生協病院小児科)
場所|鹿児島大学医系学生サポートセンター(鹿児島市桜ヶ丘8-22-6)
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お問い合わせ | 鹿児島民主医療機関連合会(担当/有薗)
099-266-1531
igakusei@kagoshima-min.jp
#医学生 #医学部 #児童虐待 #社会問題を考える #地域医療 #病院見学 #鹿児島生協病院 #鹿児島
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本日のランチ会🐔
チキン南蛮にしました。胸肉とモモ肉どっちがおいしいか2種類作ってみたけど、感想は、どっちも美味しいですと😋
沢山の学生さんに満足して頂けて良かったです(*´▽`*)
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本日、夏休み明け一回目のランチ会を行いました。
メニューは「冷やし坦々風うどん」
少し涼しくなったけど、夏の疲れが残っている皆様へ!との願いを込めての一品だそうです
今回から毎週火曜日に開催予定となっています。鹿児島大学医学生のみなさん、多数の参加をお待ちしております。
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Access72🌺🌺🌺
平山 離島フィールドのケースワークに参加した時、患者さんの生活の様子を間近に見て、少しでも立てるようになりたい、一歩ずつでも歩けるようになりたい、そんな患者さんの想いを訊きながら一緒に目標に向かっていくのって素敵だなと思ったんです。実際に訪問リハビリの担当の方も同じことを言われていて、それって将来医師になる私たちにとってもめざすべき医療なんじゃないかと。
平元 それは患者さんに実際に会って、患者さんを知り、話を訊き、離島医療の入り口を学べたからこその答えだね。フィールドワークと地域医療って、まさに“冷暖自知”だと思います。
平山 “冷暖自知”ですか?
平元 そう。冷たいも暖かいも、自分で触れないとわからない。つまり自分で体験したものでないと本当のことはわからないっていう言葉なんだ。
平山 いい言葉ですね。つまり地域医療も離島医療もフィールドワークも、実際に参加しないとどういうものかわからないってことですね。
平元 そうだね。まず“素のまま”飛び込んでいけばいいと思うんです。その地域でいろいろなことを経験して、その中から感じ取れるものが出てくると思います。私も自分自身のこれまでを振り返ると、意識していませんでしたがいつの間にか地域医療をしていたんだなと。つまり“素のまま”で地域に飛び込んでいたんだなって。地域医療学や総合診療学など理論も進んだ今、学びながら医療をしていくとさらにいいと思います。みなさんもぜひ地域医療に飛び込んでもらいたい。想像していた未来とは違ったって構わないと思います。⻑い目で見れば大した回り道ではないはずです。一度は地域医療に参加し、この喜びを知ってほしいですし、将来一緒に地域医療を支えてもらえると うれしいです。
平山 先生の話を聞いていると、なんだか本当に地域医療、離島医療って楽しそうだなって思いま す。
平元 離島には学生時代に一度は訪れてほしいですし、医療観が変わることも少なくないと思います。もう一つ、離島は楽しいところでもあります。自然や文化に触れて好きになってもらえたらうれしいです。将来は小児科に進みたい、救急医になりたいと夢を抱いて医師をめざしている人も多いと思いますが、最初から守備範囲を狭めるのではなく、ぜひ地域に“素のまま”飛び込んで、幅広く吸収してほしいです。
平山 今度さっそく奄美中央病院の実習に飛び込んでいきたいと思います!
平元 ぜひ気軽に実習に来てください。お待ちしています。一緒に“地域住⺠の幸せをともに考える医療”をしましょう。
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ひらもと・よしひで|鹿児島県出水市生まれ。1989 年宮崎医科大学(現宮崎大学)卒。同年鹿児島生協病院で初期研修開始。以後、宮崎共立病院(現宮崎生協病院)、徳之島診療所、京都大学、鹿児島生協病院などを経て 2019 年より奄美中央病院で勤務。2022 年より院⻑。
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#医学生 #医学部 #KOMSA #地域医療 #病院見学 #鹿児島生協病院 #桜島 #鹿児島 #鹿児島民医連 #奨学生 #fujifilm #xe4
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Access72🌺🌺🌺
平山 自分の生まれ育った場所ではなくても、患者さんがいらっしゃるその地域を第二の故郷、地元のように感じられるかが大事なんですね。平元先生は一人の医師としてだけではなく、院⻑として病院全体のことも考えないといけないかと思いますが、どのようなことに気をつけていらっしゃいますか?
平元 簡単に言えば、地域住⺠、患者さん、職員と仲良くすることです。病院づくりとして私がひとまず始めたことは、各部署を“ゆらう”ことでした。古来奄美では集い語り合うことを“ゆらう”と呼び、大切してきた文化があります。地域住⺠、患者さんにとってどうしたらいい病院にできるのか、職員と話し合う機会を設けました。時には意見が合わないこともありますが、相手を尊重する 気持ちがあれば話を聞いてもらえます。みんなが自信を持って受診を案内できる医療を築くことが大切だと思います。
平山 院⻑が各部署の意見を聞きに回るのは、あまり聞いたことがないです。どんな意見がありましたか?
平元 前向きなものから厳しいもの、診療に関係ないようなことまで様々でした。率直に思っていたことを言えた機会にもなったようですがまだ運営は手探りで、みんなの希望に沿う話し合いになるためには工夫の余地があります。とはいえ、ゆらってよかったなと思いました。ゆらい 2 巡目の 今年は前回の倍以上の職員が参加してくれた部署もあって、帰る時に拍手で見送ってくれて胸が熱くなりました。
平山 ずっと続けていくと、もっとよくなっていきそうですね。そんな地域医療が経験できる病院で研修をしたいなと思っているのですが、まだ将来進みたい診療科や専門医について漠然としています。
平元 北海道のある先生が初期研修を終えて稚内に行く時、希望していたわけではなく要請に応える形で行かれた、そしてその経験が大きな糧になったと話していらっしゃいました。それはとても大事なことだと思うんです。最近の研修医は将来を考えながら自分自身の研修を組み立てていてすごいなと思います。ただ、どうしても自分の意志だけで進路を決めてしまうと選択肢が狭くなってしまう。専門研修を通してスキルアップをしていくのは大切ですが、地域からの要請に応えていくことも、その人の立派な技量だと思います。奄美中央病院に研修に来ていた福岡の先生も、福岡だ ったら循環器専門医が診る症状を自分で診ることになり、やってみると案外しっかり診ることができ、達成感があったと言っていました。それが医師としての成⻑であり、患者さん、地域への還元でもあると思います。
平山 研修しながら患者さんや地域に還元できるのは、すごいやりがいがありますね。地域のニーズに応えるということですか?
平元 四方先生の本にも、いつの時代にも共通して求められる医師像として「働いている病院や地域のニーズによって、自分の役割をも変化させることができる柔軟性を持っている医師」と書かれています。自分で決めた設計図とは別に、病院や地域から求められていることをやっていくことにはとても意義があると思いますし、特に離島はそういうことに直面する環境だと思います。
平山 “地域に育てられる”っていうことですね?
平元 そのとおり。地域に求められる医師になることは、地域の健康を守るという大きな意義があって、やりがいにもなるはずです。ところで、最初に聞いた平山君にとっての地域医療の答えってなんでしたか?
平山 KOMSA でも発表した“地域住⺠の幸せをともに考える医療”です。
平元 おお、素晴らしい!それは立派な地域医療ですよ。なぜそう思いましたか?
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続く
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#医学生 #医学部 #KOMSA #地域医療 #病院見学 #鹿児島生協病院 #桜島 #鹿児島 #鹿児島民医連 #奨学生 #fujifilm #xe4
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Access72🌺🌺🌺
地域医療ってなんだ?
平元良英 奄美中央病院 院⻑ インタビュー
訊き手|平山凌大
平山 平元先生、離島フィールドに続いて KOMSA でのご講演、とても勉強になりました。本当にありがとうございました。
平元 どちらの企画も奨学生が準備や案内を頑張ってくれたと聞いています。参加したみなさん学びも交流も充実していたみたいでよかったですね。おつかれさまでした。
平山 ありがとうございます!無事に開催できて何よりです。平元先生はじめ、実行委員の先生方や奨学生みんなのおかげです。今日は改めて平元先生に地域医療についていろいろ伺いたいと思います。今回の KOMSA は地域医療をテーマにして、2 日目の報告会では離島フィールドに参加して感じた離島医療をもとに発表しました。そもそも地域医療ってなんだ?というところからの出発点だったので、まとめの着地点が難しかったです。
平元 きっとそうだと思います。まだみなさんは臨床で医療をしているわけでもなければ、地域医療を経験しているわけでもないので当然のことだと思います。平山君は地域医療と聞いてどのような医療が思い浮かびましたか?
平山 今は自分の中に答えがあります!でも、やっぱり一言で言い表すのは難しいですよね。
平元 おお、それはすごい(笑)。パッと頭に浮かぶのは、都心部と離れたへき地での医療や、離島での医療、いわゆる“場所”の違いがあると思います。限られた医療資源のもとで行う医療というイメージもあるでしょう。
平山 そうですね。私も最初はまさにそうでした。
平元 地域医療と一口に言っても、へき地医療、ある特定の地区における医療、大学や高次医療機関ではない医療...といったように、様々な解釈の定義が存在します。
平山 確かにどれも当てはまる気がします。
平元 でも、なんとなく“心”が通っていない気がしませんか?
平山 そうですよね、寂しいというか、辞書やネットで調べただけみたいなフレーズな気がします。
平元 私が地域医療について話してほしいと言われたら、実は手放せない愛読書があるんです。四方哲先生が書かれた『ビジョンと戦略からはじまる地域医療学のブレイクスルー』です。その本には地域医療を言語化したものとして「地域住⺠が抱える様々な健康上の不安や悩みをしっかりと受け止め、適切に対応するとともに、広く住⺠の生活にも心を配り、安心して暮らすことができるよう見守り支える医療活動」「そこで生活する地域住⺠のための生活支援活動であり、地域医療の主人公は地域住⺠」と書かれていました。奄美中央病院、医療生協の事業所では、地域住⺠でもある組合員さんが主人公となって、保健予防活動を積極的に行っています。
平山 イメージしやすくなりました。地域住⺠、患者さんと“心”が通っていて、地域を尊重している医療が伝わってきます。でも、患者さんと“心”を通わせるのは簡単ではないですよね?
平元 その本には「1 日 3 回は患者の顔を見に行きなさい。まずはそこからだ」と書かれてあって、プライマリ・ケアの実践が必要とあります。患者が医師に求める能力は、医師としての知識や技術であることは論を俟たない。しかし、プライマリ・ケアの実践においては、知識や技術を発揮する前提として、理念・態度が求められる。常にそばにいるという近接性が最初にあり、患者との信頼関係が構築されてはじめて実践できると。
平山 患者さんと関わる時間をしっかり作って、信頼関係を築くのはすごく大事なことですね。
平元 そんな患者さんがいらっしゃるこの地域の歴史や文化を語れるか。この地域の住所を見ただけで風景が思い浮かぶか。この地域の活動に参加しているか。この地域に仲間がいるか。地域医療にとって大事なのは、地域を愛していることだと書かれていて、本当にそのとおりだと思いました。
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続く
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