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オンライン説明会 病院・研修プログラムの特徴 2023年 6年生
医師に求められる能力について利根川先生が熱くお話されていたのが印象的でした。医師としてのキャリアを学生が考えるのを応援したいという気持ちが伝わってきて、ぜひお話したいな、働いてみたいなと思わされるような時間でした。
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市中病院 初期研修 専門研修

沖縄県立南部医療センター・こども医療センター

沖縄県島尻郡南風原町字新川118-1

17件の専門研修プログラムが登録されています

美ら島形成外科研修プログラム

定員
3
専攻医数
5
指導医数
3
当直回数/月
3
月収(卒後3年次)
340,000
年収(卒後3年次)
--

プログラム概要

科目
形成外科
当直
あり
外科系当直として、救急当直または、病棟当直業務:月3回程度
形成外科としてはオンコール制であり、ファースト・コールを受け、必要に応じて指導医をセカンドコールするシステム
連携機関病院数
8
連携機関病院名
【連携施設】
沖縄県立中部病院
九州大学病院形成外科
名古屋大学医学部付属病院 形成外科
(医)こころ満足会 形成外科KC
【地域医療研修施設】
沖縄県立北部病院
沖縄県立宮古病院
沖縄県立八重山病院
研修の特徴
■離島を抱えた遠隔地である沖縄で実現させる、地域完結型医療モデル
当プログラムは本土から地理的にも隔離され、広範囲の離島を抱えた沖縄県で全県を網羅する県立病院群を中核として形成される。地域の最終病院であり地域完結型医療をめざしており、少数精鋭での密な連携が必要とされる。 

■General Plastic Surgeonの育成。 
地域完結型医療を目指すなかで、常にジェネラリストとスペシャリストとしての視点の両立が求められる風土が沖縄県にある。幅広いジェネラリストとしての視点が「熟達した形成外科」となるための「足腰」となることを意識した研修は、将来のサブスペシャリティーへの基礎固めとしても重要な期間となる。スペシャリストと思われがちな「形成外科」において敢えて、general plastic surgeonを意識した研修を提供します。

■外科系研修修了者のステップアップ*としての形成外科研修
 形成外科は応用外科として特に各科との共同手術時に真価が問われ、成果を発揮できる機会がある。他の外科系研修(一般外科、整形外科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、脳外科等)をベースに持ち、各分野に精通することで、各科との対等な議論、治療方針決定が行え、より質の高い形成外科診療が可能となります。また境界領域、学際的なテーマについての積極的な学会発表、論文作成にもつながります。 当プログラムの指導医は一般外科研修修了後に形成外科を修めたものが多く、同じ気概をもった専攻医を強く希望します。 
*必ずしも他の外科系研修終了は採用の要件ではありません

■学習者であると同時に、「教育者である専門医(指導医)」を目指した専攻医の育成
 沖縄県における卒後研修プログラムは2017年に50周年を迎えました。当プログラム連携病院である県立中部病院において始まり、現在全県的に拡張されています。「屋根瓦方式」として広く知られる「学びと教え(teaching and learning)」のスタイルは長年中部病院において不文律の形で受け継がれ多くの研修医同士の切磋琢磨の中で培われたものです。
当プログラムの専攻医は学習者であるとともに、各病院において初期研修医に対して、また学年が上がるごとに後進の指導にもあたってもらいます。研修期間中には、成人学習理論の理解と、各人の学習スタイルを意識した学習・指導・評価の実践を目指します。将来の指導医になる視点を持って、知識、技能、態度の涵養に努めてもらいます。

■グローバルスタンダードな視野を持った専門医育成を目指す
専攻医は、上級医、各科医師とは経験レベルでは異なるものの、情報へのアクセスにおいては平等です。 情報化社会においては、その量に圧倒されることなく、質に敏感となる必要がありますが、一つの尺度として「グローバルスタンダード」が重要であると考えます。
当プログラム指導医の多くは、臨床留学を通じて、「日本の医療」を外から見、「グローバルスタンダード」を肌に感じてきたその経験を活かして医療、研修の質を追求しています。専攻医においても、良質な情報に敏感となることで、適切なコンサルテーションや方針決定等における有用な議論への参加ができるようになります。
日本の標準にとらわれず、グローバルスタンダードの見識を基本として世界に発信できる形成外科医の養成を目指します。 コミュニケーションツールとしての英語は不可欠であり、プログラムでは、英文文献を多読する抄読会、英語によるカンファレンス(症例検討会)を定期的におこなっています。

研修内容

カンファレンス・勉強会
7:30~
(月)外科と合同カンファ:手術症例紹介、ER経由新患共有
  【AM】手術(全麻・入院)外来(頭蓋顎顔面)【PM】手術(全麻・入院)外来(頭蓋顎顔面)
(火)症例検討会※1
  【AM】外来(成人・小児)【PM】外来(成人・小児)
(水)外科抄読会、形成外科レクチャー※2
  【AM】手術(全麻・入院)【PM】手術(全麻・入院)
(木)抄読会(PRS)(第1、3)、術前カンファレンス(第2、4)※1
  【AM】病棟管理【PM】手術(局麻)日帰り
(金)形成外科レクチャー※2又はグランドラウンド
  【AM】外来【PM】外来(小児形成)
■術前カンファレンス・症例検討会※1
担当症例の術前計画をプレゼンテーションし、討論する。原則、英語で行う。この結果、国際学会での発表や外国人のコンサルタントへの症例相談を行えるようになる。
 第1,3火曜日 医療センターのみ(2階 第4会議室)
 第2、4木曜日 中部病院形成外科と合同   中部病院4西病棟カンファレンス室
■抄読会(PRS Journal Club) 
最近のトピック・トレンドの確認:Plastic and Reconstructive Surgeryより課題を出す。
英語文献を読む習慣をつける(週1編)1編5~10分程度にまとめる
指導医はコメンテータとして読み方、内容の補足を行う、
■グランドラウンド 
日常診療で生まれた疑問、興味のある分野、病態に関連した知識のまとめ
臨床に即応できる知識形態を意識した「知識の再構築」の作業であり、一例一例を深く経験できるための基礎となる。
※2形成外科レクチャー;形成外科の基本レクチャー、外科総論(手術心得等)ほか
  初期研修医向けのものについても参加して、日常の指導に役立てること。
■外科抄読会  一般外科、小児外科と合同
外科系ジャーナルをもとに抄読会またはグランドラウンド形式にて発表を行う
他科の知識の吸収、形成外科から他科へのアピール、他科・多科連携となる分野についての情報共有の場とする
その他研修
【卒後3~4年目:専攻医研修前半1~2年目】
植皮、局所皮弁、瘢痕拘縮の手術、骨・軟骨移植の手術手技を学びながら、形成外科で扱う各種組織(素材)についての知識の習得に努める。肥厚性瘢痕・ケロイドの診断と治療、皮膚軟部腫瘍の診断と治療について学ぶ。内シャント作成術等にて末梢血管外科の基本を学び、形成外科における皮弁挙上、マイクロサージャリーによる組織移植術習得の基礎を作る。顔面・四肢を含む外傷患者および熱傷患者の初期治療にあたり、創傷処置手術適応の実際を学ぶ。
外来患者の診察、処置に当たる。形成外科学会地方会などで演題発表する。
※手術は基本的に助手としての参加から始め、部分的に術者として手術を行い、徐々に分担を増やすことで手術全体の流れを習得する様に努める。
【同5年目:専攻医研修後半 3年目】
手足や耳介の先天異常、唇顎口蓋裂の手術、筋皮弁、穿通枝皮弁などの適応・手術手技を修得する。また、末梢血管障害や糖尿病などに伴う難治性潰瘍、褥瘡などの治療について学び、指導医の助言のもとで、方針決定などを自ら行えるようにする。
形成外科学会総会や関連全国学会などで演題発表し、学術論文を作成する。
※指導医による補助のもと、基本的に術者として手術に望む。
【同6年目:専攻医研修4年目~ 】
遊離組織移植などマイクロサージャリーを用いた再建手術手技を修得する。整容外科手技について基本を学ぶ。さらに専門性の高い分野についての知識の取得に勤め、その後のキャリアを見据えて研修が終了できるように勤める。
※全診療の流れを自ら行う、指導医は助言者的役割に徹した指導となる。認定医申請のための症例をそろえる。
プログラム責任者
石田 有宏
プログラム責任者経歴
1983年 三重大学医学部卒業
1983年 沖縄県立中部病院外科研修
1987年 沖縄県立八重山病院外科医師
1990年 沖縄県立中部病院外科医師
1990年7月〜1992年6月 米国オレゴン医科大学(OHSU)形成外科臨床研修
1992年7月 沖縄県立中部病院形成外科医師
1998年4月〜1998年7月
米国UCLA 頭蓋顎顔面外科臨床研修
2000年4月 沖縄県立中部病院形成外科部長
2019年4月 ~現職

給与・待遇

給与
会計年度任用職員
【令和4年1月現在見込み】
給与:月額 基本給340,000円
 ※※上記金額は、初任給調整手当(約80,000円)及び地域手当(約36,000円)が含まれます。ただし、医学部卒後6年を経過して採用された場合、初任給調整手当の支給はありません。
※経歴等により、変動の可能性有り。

時間外勤務手当 (見込み額)
   当直1回につき・約38,000円~約41,000円(3年次)
          ・約40,000円~約43,000円(4年次)
※勤務体制により異なる。
※上記金額は初任給調整手当を含み算定しているため、初任給調整手当が支給されない場合、1回あたりの金額は異なります。
・休日勤務手当
・通勤手当(片道2㎞以上)
・期末手当
・退職手当
社会保険
健康保険、厚生年金保険、雇用保険
労働者災害補償保険(採用1年目)
地方公務員災害補償保険(採用2年目)
医師賠償責任保険
あり
個人加入
院内保育/託児所
あり
院内保育所を併設しております。(病児保育あり)

採用について

選考基準
書類・面接
応募期間
予定11月頃(日本専門医機構のスケジュールに準じます)
※見学は随時受け付けております。
担当者部署
卒後臨床研修センター
担当者名前
久保 紋子

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