皮膚とくに表皮の構造についてはCBTにおいても頻出なのでよく学習しておき、この問題を通してさらに整理して皮膚のはたらきの理解に役立ててほしい。
a Langerhans細胞は皮膚の樹状細胞であり、皮膚の免疫系において重要な役目をつかさどっている。骨髄からやってきて表皮と真皮に存在している。細胞内にBirbeck顆粒を持っている。ちなみにBirbeck顆粒はラケット状の形をしている。よってaが〇となる。
b デスモゾームは表皮の細胞における細胞同士を結びつける構造であり、有棘層の表皮細胞や、基底層の表皮細胞でとくに目立つ。Langerhans細胞は有棘層を遊走するためにデスモゾームは持っていない。よってbは×である。
c メラノソームはメラノサイト(色素細胞)においてみられ、チロシンからメラニンの産生が行われる。メラニンは紫外線が細胞を傷害するのを防いでいる。メラノサイトは樹状突起をもち、基底層において存在している。Langerhans細胞は紫外線で減少するが、メラノソームは持っていない。よってcは×。
d トノフィラメントは、ケラチン線維が束となって形成される中間径フィラメントである。表皮の細胞においてみられる。ケラチン線維を束ねるときフィグラリンが糊の役目をしている。Langerhans細胞にはトノフィラメントは存在しない。よってdは×。
e 顆粒層の細胞において多くみられる顆粒で。主成分はフィグラリンの前駆体であるプロフィグラリンである。ケラトヒアリン顆粒は好アルカリ性でありヘマトキシリンで青く染まる。Langerhans細胞には存在しない。よってeは×。
時間のある方は参考資料としてこちらをご覧ください。