インタビュー

2021-12-01

加古川中央市民病院 | 初期研修インタビュー

加古川中央市民病院の初期研修インタビュー。全国病院からメッセージ・求める研修医、プログラム・募集要項、ジュニア・シニア・指導医・院長のインタビューを掲載。進路選択の判断材料としてお役立てください!

加古川中央市民病院

兵庫県加古川市本町439

医師近影

名前 時國(ときくに) 寛子 研修医
出身地・出身大学 / 医師免許取得年度 岡山県岡山市・ 香川大学 / 2020年


医師近影

名前 前田 和来(かずき) 研修医
出身地・出身大学 / 医師免許取得年度 兵庫県加古川市・ 北海道大学 / 2021年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

時國
 小学生のときに卒業生の講演会があり、心臓血管外科の先生のお話を伺ったんです。「すごい。こんな職業があるんだ」と衝撃を受け、私もこんな先生のようになりたいと思いました。

前田
 高校生の頃に、人に貢献する仕事がしたいと考えるようになりました。その中で貢献の度合いが一番目に見えやすい職業が医師なのではないかと思い、医学部に入学しました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

時國
 私はバスケットボール部での活動をしっかりやっていました。部員は皆、元気でわちゃわちゃした感じでしたね(笑)。飲み会をしたり、遊びに行ったりと、そこでできた友人や先輩、後輩たちと仲良くできた6年間でした。何が楽しかったというよりも、人との付き合いが楽しかったです。

前田
 バドミントン部に入り、週3回の練習日にはきちんと参加し、頑張っていました。大学の実習が終わったあとに、部活動のメンバーとスノーボードに行ったりしたのも楽しかったですね。北海道は出かけられる場所が多く、特にウィンタースポーツは楽しめました。

医師近影

大学卒業後、研修先を加古川中央市民病院に決めた理由をお聞かせください。

時國
 私は外科志望ということは決めていて、外科の中での志望は決めていなかったのですが、加古川中央市民病院の外科プログラムはそのまま専攻医研修に入っていけることに惹かれて、当院を選びました。外科も心臓血管外科、消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科と揃っているので、ここで2年間の初期研修をすることはその先の3年間の専攻医研修でも役に立つ勉強ができるのかなと思ったんです。専攻医研修でそのまま残れるのは私にとってもやりやすい環境だと感じましたね。

前田
 私も外科志望です。当院の外科プログラムが充実していることが志望の理由としては大きかったです。また、なるべく地元の近くで働きたいという希望もありました。

加古川中央市民病院に最初に見学に来られたときの印象はいかがでしたか。

時國
 私は5年生の春に来ました。綺麗な病院だなというのが第一印象です。そして、皆が優しかったんです。見学のときに初期研修医の先生たちにも会えました。1年目の初期研修医はたすきがけの人を含めると18人いるのですが、和気あいあいとしている感じが良かったです。

前田
 私も新しくて、綺麗な病院だと感じました。研修医の指導に熱心な病院と聞いていたので、その通りだなと思いました。

加古川中央市民病院での初期研修はイメージ通りですか。

時國
 イメージ通りですね。イメージ以上だったのは専攻医の先生方が多いことです。上の先生方に質問する前に専攻医の先生方に質問できるのが有り難いです。大きな病院だからこそのメリットなのかなと思っています。

前田
 大きな病院だからこそ、同期も多いですしね。同期と症例について話したり、わちゃわちゃとできるのも嬉しいです。

プログラムの特徴はどんな点でしょうか。

時國
 1年目は全ての内科をローテートします。志望の科が決まっているにせよ、決まっていないにせよ、内科の知識が必要ではあるので、内科を全科回ることは勉強になります。2年目は必修科目以外はフリーです。私は外科志望なので、外科に必要な科を選択しています。まだ志望の科を迷っている人は2年目の前期に内科を積極的に選択して、志望先を決めています。自分に応じた選択ができる、いいプログラムだと思います。

前田
 同感です(笑)。2年目の自由度の高さはいいですね。

プログラムの自由度は高いということですね。

時國
 かなり高いです。2年目は10カ月ほど自由に選択できる期間があります。

院外での研修はありますか。

時國
 院外の研修は多くはありません。2年目で選択して行けるのが救急の研修です。当院の救急は一次、二次がほとんどで、一部は2.5次ぐらいを診ていますが、三次を診る機会がないので、三次に興味があったり、救急科を志望している人は兵庫県災害医療センターか、兵庫医科大学病院・神戸大学病院に1カ月行くことができます。また、精神科は10月のうち東加古川病院に2週間、当院で2週間、地域医療は沖縄県の伊江村立診療所に2週間と加古川市内の診療所に2週間の研修があります。

離島研修があるのですね。

時國
 私の学年ではコロナの影響もあり、まだ誰も行けておらず、これから初めて行くのが私です。もうスーツケースを家に広げ、伊江村の気温を「今日は何度かなあ」とチェックしたりして、楽しみにしているところです(笑)。

どのような姿勢で初期研修に取り組んでいらっしゃいますか。

時國
 当院では症例の取り合いなどにはなりませんが、何事にも積極的に関わっていこうという姿勢で研修しているつもりです。どちらかと言うと、強制されるよりも主体的にすることの方が多いので、主体性を持って、色々なことに取り組んでいこうと思っています。

前田
 入職して半年が経ちました。入職する前は全てを全力でやろうという姿勢で取り組もうとしていたのですが、実際にそれをすると限界が来ることが分かったので、バランスを考えながら取り組むようにしています。

医師近影

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

時國
 どの診療科でも初期研修医を見放すことなく、「何でも聞いてよ」という感じで、本当に丁寧にご指導いただいています。

前田
 体的に動けば、指導医の先生方もそれを見ていてくださっていて、フォローしていただいたり、質問に対しても色々なことを教えてくださいます。

加古川中央市民病院での初期研修で勉強になっていることはどんなことでしょう。

時國
 救急での当直対応ですね。初期研修医と上級医が1対1となり、ファーストタッチを初期研修医がするのが当院の指針なのですが、ファーストタッチでは自分の目で重症か、軽症かを判断して、そこからの対応を急ぐのか、急がないのかを決めていくというのはやはり勉強になります。

前田
 時國先生がおっしゃったように、救急対応ではより初期研修医が主体的に動ける場だと思います。

何か失敗談はありますか。

前田
 怒られることは結構あります(笑)。

時國
 1年目のときは特に怒られましたね(笑)。1つ1つ丁寧に確認することの大切さを学びました。。

前田
 私は患者さんや看護師さんに聞かれたことはなるべく上の先生に確認するようにしています。だからか、そこまでの失敗はないように思います。

当直の体制について、お聞かせください。

時國
 月に4回あります。全館当直と循環器当直があり、これに初期研修医と指導医が1人ずつ、計4人で当直します。忙しさは日によりますね。全館の日は慌ただしい日が多いです。循環器当直は春や夏は落ち着いているのですが、寒い季節は忙しいです。

当直では、どんなことが勉強になっていますか。

時國
 手技ですね。基本的には初期研修医が1人なので、上の先生が見ている中で何でもさせていただけます。患者さんに対してできることは限られていますが、患者さんが来れば、色々な手技が経験できます。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

時國
 糖尿病内科のカンファレンスが印象に残っています。糖尿病は色々な神経疾患が出たり、栄養管理が必要なので、医師だけでなく、看護師さん、リハビリのスタッフ、管理栄養士さんなど、多職種の方々とカンファレンスをするのですが、そうした多職種からの目線はとても勉強になります。また、循環器内科と心臓血管外科の合同カンファレンスでは循環器内科から症例の提示があり、手術が必要なのか、必要でないのかという相談の場となるカンファレンスもあるので、勉強になる場面が多い病院だと思います。

前田
 私は今、脳神経内科を回っているのですが、脳神経内科では自分が担当している患者さんの入院してからの経過やそれまでのことを先生方にプレゼンするカンファレンスが基本です。脳梗塞や脳出血などで頭部の画像を出すと、部長の石原先生が色々なフォローをしてくださいます。どの科でも詰められたり、圧力がかかるようなカンファレンスはありません。

医師近影

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

時國
 とても優しく、良くしていただいています。

前田
 皆さん、非常に優しいです。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

時國
 初期研修医だけの部屋があるので、ラフな雰囲気で色々な話ができます。さらに、1年目、2年目の席がばらばらに配置されているので、1年目と2年目が隣同士だったりして、質問もしやすいですし、お互いの距離が近くなります。

前田
 私の席も両隣を2年目の先輩方に挟まれています。分からないことがあれば気軽に聞けるのがいいですね。

寮もありますか。

時國
 寮はありません。病院から2キロ圏内に住めば補助が出るので、皆が近くに住んでいます。新しい物件も多くありますよ。

前田
 同期も結構、新しい物件に住んでいます。同じところに住んでいる人たちもいますね。

今後のご予定をお聞かせください。

時國
 私は来年から当院で外科の専攻医研修を行います。外科の中では今のところ消化器外科を志望しています。消化器外科は若いうちに手を出せる範囲が広く、卒後4年目、5年目になると執刀できる手術も増えてくるので、何にでも手を出していきたいです。やればやるほど面白い科だと思うので、専攻医研修後のことは未定ですが、専攻医研修のうちに決めていければと考えています。

前田
 私も外科を志望していますが、まだ消化器外科か、呼吸器外科で迷っているところです。今の段階ではどちらに進むかを決めていないので、2年目の4月から6月にかけて消化器外科と呼吸器外科をローテートしてから決めたいです。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

前田
 運動することが多いです。登山をして、温泉に入るのも好きですね。近いところでは六甲山に登っていますが、大学時代は毎年、富士山に登っていました。

時國
 毎年はすごい。私は1回登って「もういいや」と思いました(笑)。

前田
 まとまった休みが取れれば、遠出も可能かなと思っています。

時國
 私は買い物が好きです。三宮に行って、洋服を買ったりしています。それからバスケットボールが大好きで、NBAの中継をよく見ています。贔屓チームはボストン・セルティックスです。

現在の臨床研修制度に関して、ご意見をお願いします。

時國
 当院では1年目に6ヶ月で全ての内科をローテートするのですが、私は外科志望なので少し長いかな~という印象でした(笑)。でも内科では勉強になることが多かったので、このぐらい強制的に回らされるのも良かったなと今では思っています。

前田
 私も外科志望ですが、3年目に外科に行くと、内科を全く学べなくなるのではないかという恐怖感があるので、初期研修で回っておいて良かったです。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

時國
 当院は皆で楽しく、和気あいあいと働ける良い病院です。診療科もしっかり揃っているので、将来どの診療科に行くと決めている人も決めきれていない人も是非、見学に来てください。

前田
 私は初期研修に入る前に志望科を決めておいて良かったです。皆さんも医学生のうちにある程度は志望科を決めておいた方が初期研修でどの程度のことを学びたいのかをイメージできると思います。


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