後期研修医インタビュー

医療法人おもと会

大浜第一病院

沖縄県那覇市天久1000番地

名前 盛島 明丈(あきたけ)先生
出身地 沖縄県那覇市
出身大学 琉球大学
医師免許取得年度 2018年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

これといった出来事があったわけではなく、父が医師で、小さいときから父の背中を見ていたし、姉2人も医学の道に進んでいたので、私も同じように目指すようになりました。

学生生活はいかがでしたか。

琉球大学は県内、県外の出身者が半分ずついて、県外からの学生は下宿をしています。私は県外から来た友人を作ってはその友人の家に入り浸ったりしていました(笑)。部活動はしていなかったのですが、友人と集まってフットサルをしたり、勉強もそれなりにしていました。

初期研修の病院を大浜第一病院に決めたのはなぜですか。

沖縄県内で探していたので、数カ所の病院に見学に行きました。大浜第一病院は落ち着いた雰囲気で、経験豊富な先生方が多いので、しっかりとした指導を受けられそうだと感じました。そこまでせかせかしていない病院なので、自分の勉強をしながら、落ち着いて研修を進められると思い、こちらに決めました。

初期研修を振り返って、いかがですか。

イメージした通り、しっかり教えていただき、よく勉強できました。指導医の先生方が皆さん、良い先生で、内科学会の発表などでも一から手取り足取り教えていただき、準備ができました。学会は長崎県で行われたのですが、指導医の先生や同期と出かけ、頑張って発表したあとは皆でお酒を飲み、長崎の夜を楽しみました(笑)。

内科を専攻しようと決めたのはいつですか。

性格的に外科ではないなと自覚していたので、もともと内科志望でした。内科の中では消化器を専攻していますが、初期研修のときには糖尿病にも興味があったんです。でも初期研修で消化器科を回ったときに、胃カメラを握らせていただき、その手技がうまくなったら楽しいだろうと思い、消化器を選びました。内視鏡に憧れたところから始まりましたね。

専攻医研修先として、大浜第一病院の内科を選んだのはどうしてですか。

私は専攻医研修が始まるときに、琉球大学医学部の第一内科に入局しました。専攻医研修先を大浜第一病院に決めたのは環境を変えることが好きではないところがあるからです。初期研修でお世話になり、慣れた環境でできること、症例はさほど多くはないものの、指導医の先生方のご指導が手厚いこと、専攻医の数が少なく、症例の奪い合いがないこと、落ち着いて研修できることなどの理由で、当院を選びました。

専攻医研修1年目の今年度はどのような内容で研修されているのですか。

今年はほぼ消化器科だけを回っています。消化器の症例を中心に経験しながら、内視鏡を修行させていただいています。最初は大腸内視鏡が全くできなかったのですが、今は結構できるようになり、するのが楽しみになるぐらいまでになりました。

専攻医研修2年目はどのような予定ですか。

第一内科に所属していますので、2年目は大学病院に戻るつもりでしたが、医局人事の都合もあり、来年度も大浜第一病院に残ります。来年も今年同様に消化器科を中心に学びながら、ほかの診療科の症例も経験したいです。来年は自分に足りていないところを補いながら進めていきたいと思っています。

専攻医研修で勉強になっていることを教えてください。

内視鏡の手技はもちろんですが、週に1日の救急当直が勉強になっています。救急車の数はそこまで多くはないのですが、日によっては次々に来ます。実際、つい先日も心筋梗塞の患者さんがいらっしゃり、循環器科の先生を呼び、緊急カテーテルをしていただきました。救急対応が必要な疾患については日々勉強です。

当直の体制について、お聞かせください。

内科1人、外科1人、ICU1人というスタッフ3人の体制で、私は内科スタッフとして入ります。私が入るときには外科かICUには指導医の先生が一緒に入ってくださいますので、悩んだときには相談できる体制になっています。そこに初期研修医が1人、加わります。昨年度までは私も初期研修医だったわけですが、仕事の内容は全く違いますね(笑)。基本的には初期研修医が救急車もウォークインも全てファーストタッチを行い、上級医にコンサルトする形です。去年は私もファーストタッチして、上級医にコンサルトしていましたが、最終決定は上級医と相談できるという安心感がありました。しかし今年からは相談される側になったので、去年とは違う緊張感を持って取り組んでいます。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

悩んだときには的確なアドバイスをしてくださり、未熟な視点しか持てない私に色々なことを補ってくれる先生方ばかりです。有り難く、ご指導を受けています。

病院に改善を望みたいことはありますか。

毎日が充実しているので、あまり思い浮かびません。強いて言うなら、ベッド状況が厳しいことでしょうか。新型コロナウイルスの影響なので仕方ないのですが、すぐに満床になってしまうことが多くあります。

初期研修医の指導にあたって、気を付けていることはありますか。

自分で考えることを大切にしてほしいので、何でもかんでも教えるということはしていません。初期研修医が自分で考え、できるところまでやってもらい、あとから「ここはこうだった」という感じで接しています。

カンファレンスはいかがですか。

最近は新型コロナウイルスの関係で、カンファレンスの回数が減っています。消化器科のカンファレンスは週に1回あります。病棟のナースステーションに集まり、自分が受け持っている患者さんについてプレゼンし、看護師さんや管理栄養士さんなど、色々な職種の方々と事例を共有しながら、治療方針を皆で確認していくカンファレンスです。

コメディカルのスタッフとのコミュニケーションはいかがですか。

当院の治療の特色の一つに、急性期治療をしている患者さんに対し、リハビリを早めに介入させるというものがあります。もとの状態をしっかり保ったまま、ADLを落とさないで退院していただくという方針なので、コメディカルスタッフとの連携が大事です。コメディカルスタッフの皆さんとは必要な話し合いを適宜行いながら、良いコミュニケーションが取れているかなと思います。

何か失敗談はありますか。

専攻医研修が始まってすぐの頃は数週間前、数カ月前とは全く違う立場になったことで、どんな症例も自信がなく、冷や汗をかきながら過ごしていました(笑)。

専攻医研修と初期研修の違いはどんなところにありますか。

専攻医は主治医なので、治療方針を自分で決定していくというところが初期研修医とは全く違います。患者さんだけでなく、患者さんのご家族との話し合いなど、色々な方針や決定すべきことを密に話し合っていかないといけないところも初期研修医とは違うところです。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

当院にいる専攻医は私だけで、他科にもいません。困ったことがあれば、上の先生に相談しています。初期研修医のときは4人いて、しかも男性だけでしたので、和気あいあいと過ごしていました。医局の奥に壁で仕切られた初期研修医だけのスペースがあり、そこで声が漏れないように色々な話をしていましたね(笑)。今は医局にデスクがあり、両隣にはベテランの先生がいらっしゃいます。

今後のご予定をお聞かせください。

消化器内科医として働いていくと決めているので、消化器内科と内視鏡の専門医を取得したいです。明確な道筋は決めていませんが、大学の医局に所属していますので、医局人事により、色々な病院に勤務していくことになると思います。

現在の臨床研修制度について、ご意見をお願いします。

大学を卒後した時点で、ほとんどの人が進む診療科を決めていないので、様々な診療科を経験して、そのうえで進む診療科を決定するのはとてもいい制度だと思います。

専門医制度についてもご意見をお願いします。

新しい制度では自分が進む診療科以外の症例を経験する必要があります。色々な分野の疾患を診ることができるという点ではいい制度ではないでしょうか。

これから専攻医研修の病院を選ぶ初期研修医にメッセージをお願いします。

初期研修は色々な症例を経験できるチャンスです。内科に進む人も外科や産婦人科、精神科を回ることで、内科とは全く違う雰囲気に触れることができる最後のチャンスかもしれません。その経験を大切にしましょう。当院は経験豊富なベテランの指導医の先生方は揃っていて、有り難いアドバイスをくださいます。専攻医の数も多くなく、症例の取り合いのない環境で、自然に流れるように研修できるのが強みです。どうぞ、いらしてください。