後期研修医インタビュー

長崎大学病院

長崎県長崎市坂本1丁目7番1号

名前 大関 圭祐 先生
出身地 福岡県
出身大学 長崎大学

医師を目指したきっかけを教えてください。

私は小さい頃、病院にかかることが多く、産まれた時もNICUに入って大変だったという話を親から聞いていたこともあり、小学生高学年あたりからお医者さんという職業に対して尊敬と憧れを持っていました。また、親が共働きで祖父母と一緒に住んでいたこともあり、夏休みなどは祖父母の通院に付き添うことも多く、病院は身近な存在でした。
そういった経験から医療への関心が自然と生まれてきたのだと思います。

学生生活ではどのような事が思い出に残っていますか。

出身大学は長崎大学で、学生時代は自分の興味の赴くまま、色んな事をやっていました(笑)。部活は軽音楽に所属してベースを弾いていました。メンバー全員で演奏したり、自分達たちでも曲を作ったりして、みんなでワイワイと好きな事をやっていたのが一番楽しかったです。

初期研修を振り返っていかがでしょうか。(2年間で身についた事やこんなところがすごく良かったという事など)

1年目は長崎大学病院で、2年目は北九州の関連病院で勉強させて頂きました。大学病院で専門的な疾患の勉強ができたこと、関連病院でCommonな疾患をたくさん経験させていただいたことでバランスの良い初期研修ができたと思います。

専門分野を外科に決めた理由をお聞かせください。

自分自身の経験から子どもに関わる分野をしたいと考えていました。小児科か小児外科かでずっと悩んでいましたが、現在指導していただいている山根先生には学生の頃からお世話になっていて、手技練習を丁寧に教えていただいたり、外科の魅力を話していただいたりする機会が多く、山根先生の指導や考え方に心を打たれ小児外科に進もうと決断しました。
最終的に志した決め手は、内科的治療にプラスアルファの外科的なアプローチが出来るという面に魅力を感じた点と、手を動かすことが好きだったので外科的手技を身に付けたいと思った点です。
自分の手技1つ1つが患者さんの状態に影響しうるということで、自分の不手際さが悪い方向に影響しうるし、逆に練習してスキルを身に着ければ身に着けるほど良い方向に影響しうる点でとても責任感があり、それが魅力だと思います。

研修先を長崎大学病院に決めた理由をお聞かせください。

小児外科を専攻するとなると、多くの大学が小児外科教室というひとつの教室に入局する形になります。もちろんローテートで成人症例も経験できると思いますが、まずは成人・各臓器をひと通り勉強できる一般外科の教室に入局しようと考えました。出身が長崎大学ということもあり、後期研修を長崎大学病院に決めました。

実際に長崎大学病院での研修はイメージ通りですか。

学生実習でのローテートで修練医の先生方の働き方を見ていたのですが、きつそうながらも楽しくやっていた印象でした。同じ立場になってみて、予想以上にきついですが、自分に任せてもらえる症例もあり、少しずつですがステップアップしている感覚があって、その面で楽しいなと思います。先生方もそういう感覚で楽しくやっていたのかと思うと結局はイメージ通りではあったのかなと思います。

長崎大学病院の外科プログラムの特徴をお聞かせください。

長崎大学の外科部門としては腫瘍外科、移植・消化器外科、心臓血管外科があります。外科専門医取得にあたって各臓器別の経験すべき症例数が決まっていて、それぞれのグループをおよそ2か月毎にローテートします。修練医はそれぞれの医局に所属していますが、各科の垣根を超えてお互いに足りない診療グループをローテートします。
私は腫瘍外科に所属していますが、腫瘍外科の呼吸器、消化器、小児、乳腺内分泌グループに加え、腫瘍外科にない肝胆膵・心臓血管外科グループをそれぞれローテートします。

実際に研修をされている中で、一番勉強になっている点やすごく良かった点はどのようなところでしょうか。

外科は手術手技だけでなく、周術期の全身管理や集中治療、栄養管理、がんにおいては術前術後の化学療法についても勉強します。また、内科疾患を持っている患者さんでは周術期のコントロールも勉強するので全身を総合的に診ることができ、とても勉強になります。

反対に、難しかった事や苦労した事は御座いますか。

日々忙しく、勉強が追いつかない部分や手技の未熟さなど、課題はたくさんあります。時間を作るのに苦労していますね。

指導医の先生方のご指導はいかがでしょうか。

とてもアツく指導いただいています。仕事をしながら現場で具体的にアドバイスをいただいたり、手術動画や手術動画を見ていただいてコメントをもらったりしています。指導医の山根先生は、毎日出勤前後に30分手技練習をして、移動中には手術動画を常に見ていたとのことです。やはり日々の積み重ねが大切で、ロールモデルとして自分も頑張っていきたいと思います。

先生ご自身、初期研修医に接する機会は御座いますでしょうか。またその際に指導する上で心がけている事などがあればお聞かせください。

うちをローテートで来てくれる初期研修医の先生が多いので、一緒に仕事をする機会は多くあります。自分が教えられることとしては病棟業務やカンファの準備でしょうか。
ある程度将来の方向性を決めている先生もいれば決めてない先生もいるので、それぞれに応じて接します。内科系を考えている先生にはこういう時は外科に相談してほしい、というようなことを話したりしますし、外科系を考えている先生には手技を教えたりします。
どんな科に行くとしても病棟業務全般を先ずは覚えてもらうようにしています。どの科に行っても一緒に働く機会はあると思うので、研修医の先生たちにとっては知っている人がいるいうことが一番の利点になるのではないでしょうか。

カンファレンスではどのような事をされていますか。

カンファレンスは全体医局でのカンファが週1回、グループごとのカンファが週に1回あります。診断、治療方針などについて検討する内科カンファと異なり、外科カンファは診断がある程度ついた状態で手術について検討します。できるだけ簡潔にプレゼンテーションをする事を心掛けています。

初期研修医の立場と今現在後期研修医としての立場は大きく違いがあると思いますが、どんな違いがありますでしょうか。

立場の違いとしては、外科1年目として、外科医としての考え方や自覚が出てきた点でしょうか。内科の同期から相談を受けることもあるので、そこで答えられるように常に勉強しておかなくてはいけないという責任感もあります。

趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。また、ONとOFFの切り替えはしっかりできておられますか。

ON・OFFの切り替えはあまり出来ていないですね(笑)。平日は自分の仕事や勉強などが残っていたらそれをこなして帰宅しますし、土日は病棟当番や当直があるので、丸一日休みということはほとんどないです。早い時には定時で帰ることもあるので、それは自分次第かなと思います。早く帰れる日や休みがある日は同期や先生方と飲みに出かけることもあります。大学でやっていたベースは全然触っていないです(笑)。

今後のキャリアについて、外科プログラムを終えた後、どのような方向でキャリアを積んでいきたいですか。また先生が目指す医師像についてもお話し頂ければと思います。

今後のキャリアとしてはまず外科専門医を取得し、サブスペシャリティとして小児外科を専攻したいと考えています。小児外科専門医を目指す上で、症例数などを確保するためにも、関東・関西のこども病院等の大きい施設での勉強が必要と思います。そこで勉強して、将来的には長崎の小児外科医療に貢献したいと考えています。
理想の医師像については、学校の先生に言われた「人の痛みが分かる人間になりなさい」という言葉が印象に残っています。患者さんの症状や痛みに寄り添えるような医師になりたいと思っています。

先生から見て、長崎大学病院はどのような病院でしょうか。PRも併せてお願い致します。

たすきがけプログラムを選択する先生が多いので、バランスよく勉強でき、環境としてはかなり良いと思います。また指導医の先生が本当に親身になって、優しく丁寧に教えて下さるので、初期だけでなく後期研修に関しても良い環境と思います。
時に厳しく指導されることもありますが、いつも楽しく和気藹々とやっていて、雰囲気も明るくて良いです。同期でバンドを組んだりしている先生や旅行に行ったりする先生もいて、みんな楽しく過ごしています。

これから研修先を選ぶ初期研修医の先生方や医学生に向けてメッセージをお願いします。

研修先を選ぶ事はすごく悩むと思います。病院見学などで指導医の先生や若手の先生と話してみて、自分のやりたいことに応えてくれる病院が良いのかなと思います。私は実際に病院見学に長崎大学病院だけでなく、地元福岡県の病院にも行きましたが、一番自分のやりたいことに応えてくれたのが長崎大学病院でした。
先ずは自分のやりたいことをしっかり考えて、色々な病院に見学に行ってみてください。

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