後期研修医インタビュー

日本赤十字社

姫路赤十字病院

兵庫県姫路市下手野1丁目12-1

名前 岡崎 右京 先生
出身地 岡山県岡山市
出身大学 岡山大学
医師免許取得年度 2017年度

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

父が内科医として病院に勤務しているので、小さな頃から医師の仕事とはこういうものかと見ていました。安直な言い方ですが、困っている人や患者さんを助けるというイメージですね。そして、自分がしたことで感謝される仕事はいいな、そういう仕事に就けたら、楽しいだろうなと思い、医師を目指しました。

学生生活はいかがでしたか。

岡山大学は部活動が割と盛んなのですが、私は好奇心旺盛な性格なんです。サッカーをしたり、弓道をしたり、最終的には囲碁部にも興味を持ったりして、アウトローな感じで何でもやりつつ、医学部だけでなく、本学のクラブ活動にも参加したり、旅行や課外活動など、色々充実した学生生活でした。

初期研修で姫路赤十字病院を選んだ理由について、教えてください。

岡山大学の学外実習先に姫路赤十字病院があったんです。岡山市内は大学病院や大きな市中病院が乱立している少し特殊な地域ですが、私は岡山市出身で、ずっと岡山にいたので、少し外に出てみたいという軽い気持ちで姫路や福山の病院を回り、印象が良かったのが姫路赤十字病院でした。大学病院に比べると、やはりコメディカルの方々の雰囲気が違うので、こういう職場で働けると楽しいだろうなと感じました。実習で色々な先生とも話してみて、この病院なら、私のしたい研修ができると思いました。私は内科系志望だったので、内科の先生方がベテランの先生も若手の先生もとても親切にしてくださったことが決め手になりました。

初期研修の2年はいかがでしたか。

同学年の研修医が13人いて、研修医室もあり、周りの人に相談がしやすい環境でしたので、とても楽しい2年間でした。最初は働く現場である病院自体に突然放り出された感じで、色々なミスもしました。そのうちにそれまで上っ面しか知らなかった病院の色々な部分が見えてきてきました。同期の研修医の中で私と同じく内科に残った人がもう一人いるので、心強いです。初期研修では1カ月ごとのローテーションで回らせていただきながら経験することを目的にしていましたので、様々なことを学びました。初期研修ではできることが科によって限られますが、最終的にしたいことは何かを掴むうえでは有意義な2年間でした。

後期研修先も姫路赤十字病院を選ばれた理由はどういったことでしょうか。

先生方の中には「初期研修を経て、ほかの病院を経験してみることはとても大事だ」と言われる方々もいらっしゃいましたので、一度は姫路赤十字病院を出て、違う病院に行くことも検討しました。しかし、仕事をしていくうえでどういうことが大事なのか、医師としてどういう仕事をしていくのが大事なのか、初期研修と後期研修では患者さんを診る視点も違うでしょうし、2年間過ごした環境が助けになるはずだと考え、当院に残ることにしました。長い医師人生の最初の何年間で色々な経験をすることは大事ですが、ほかの病院に移るとなると、その病院に慣れるまで時間がかかります。私はすぐに適応できるタイプではないので、どこかに移動するよりは当院に残り、どの病院でもある程度通用する能力を身につけてから外に出たいと思いました。

内科に進もうと思った理由について、お聞かせください。

早い段階で内科に進もうと決めていました。少し興味を持っていた科を含め、色々な科をローテートしましたが、内科以外は適性がないと思いました。回ってみて、腹水や胸水を抜いたり、カメラを触ったりするのが楽しいですし、集中して物事を考えることも楽しいので、内科にしました。

内科の中での専門はどちらですか。

腫瘍内科の先生が姫路赤十字病院に一人おられます。がん診療に深く携わっておられますが、岡山大学第一内科ご出身で消化器の先生でもあるので、カメラもされる姿や、患者さんに対する日常の診療の様子などもみて勉強・感心しておりました。
その先生の仕事ぶりを見て、こういう仕事ができたら楽しいだろうなと思いました。
そうした先生のようなキャリアをなんとなく目標にしつつ、腫瘍内科の先生方との交流を持たせていただいたり、カメラや手技の勉強もしながら、自分にとっての最適なキャリア形成を熟考している段階です。姫路赤十字病院は私のそうした姿勢を許容してくださる環境であり、ありがたいことだと感じています。
がん薬物療法専門医は試験を受けるまでも、試験に合格するのも大変な試験と聞いていますが、高齢社会がますます進むと、団塊の世代の方々の死因は大きな部分を悪性新生物が占めてくるようになっていき、腫瘍内科の需要は高まります。また今がんの領域の治療の進歩はこれまでにないほどに日進月歩の状況で治療法がアップデートされていきます。そういった部分への好奇心もあります。そうした中で、どういった形で貢献していくかは模索中ですが、本当に微力ながらですが、日本のがん診療の一助になりたいと考えています。ただ、腫瘍を診るにしても、環境や自分の求める役割などであっても必要なスキルが異なってくるので、まずは目の前のことに集中しながら先々必要になってくる技術を身に着けられればよいなと考えています。

後期研修で一番勉強になっているのはどんなことですか。

初期研修と全く違うのが責任です。患者さんの主治医になるわけですから、病気の診療そのものもそうですが、良くなった患者さんの状況を見て、どちらに帰っていただくのか、リハビリが必要ならリハビリの病院への転院や、在宅でも訪問看護師さんの助けが必要といったことなどを判断しないといけません。看護師さんからの助言もいただきますが、医師としての最終判断が必要です。細かいことですがそうしたことのかじ取りを任せていただくことはとても大事なことであると実感しています。初期研修のときはそういうことも大事だと思いつつ、目の前の与えられた仕事をしていくことをこなすだけのことが多かったので、後期研修ではそういうところにも重点をおいてしっかり考えるようにしないと、早く退院できる状態の患者さんでもなかなか退院できません。そうした側面でも医師の仕事の責任を感じます。

今後のキャリア形成についての考えをお聞かせください。

ほかの多くの病院と同じように、3年のプログラムとなっています。1年目にローテートして、2年目に外の病院に出て、3年目に戻ってきて、自分の専門科をある程度定めたうえで、そこで1年やっていくという形ですね。後期研修1年目に自分の方向性を掴みたいと考えながら、2年目は他病院を回りながら、違った病院という環境の中での働き方を探っていきたいです。3年目に当院に帰ってきたときに、どういう働き方をしていくのかという方向性を決めていければいいかなと考えています。

今はどの科を回っていますか。

呼吸器内科です。今の時期は冬場ではないので、呼吸器疾患で入院される方はそれほど多くありません。現在は気管支鏡検査や病棟の業務を担当しています。入院される方の多くは肺がんの治療やその副作用で入院されています。がん診療に関われる貴重な機会ですし、他の診療科と同様、呼吸器内科の専門疾患も状態が突然悪くなって、生死に関わる病気もあります一般内科の領域にもオーバーラップの多い診療科でもあり、多くのことを勉強させていただいています。

呼吸器内科を回ったあとはどうされるのですか。

腫瘍内科をメインにして次は消化器内科を回らせていただく予定です。先ほど消化器に関してはカメラの手技を勉強しつつ、長い医師人生の中の短い期間でしかないので、自分にカメラの手技の適性があるのかどうかを見極める期間として集中的に取り組むつもりです。

後期研修で楽しいこと、辛いことはどういったところですか。

今日の夜中3時頃に患者さんの容体が急変したということで呼び出しがありました。初期研修でもそういうことがなかったわけではありませんが、後期研修では自分の判断で目の前の患者さんがこの先どういう経過をたどっていくのかなど、初期研修で少しずつ勉強していたことを今度は自分の裁量でさせていただくことが多いので、それが患者さんの状態に影響してくることを実感することがあります。楽しいという言い方は不謹慎ですが、そういうところが楽しくも、辛くもあります。

不明な点や不安な点などの悩みごとについてはどのように対処されていますか。

自分一人で抱えきれるものも少なくないので、簡単な相談は初期研修から引き続き後期研修を過ごしている同僚や、また様々な領域の上級医の先生に相談することも多いですね。
上級医の先生には懇切に相談に乗っていただける先生方が多いのでありがたいです。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

指導医の先生は質問すれば、本当に何でも教えてくださいます。先生方の指導は勉強になることばかりです。ただ、聞く前に自分でまずは勉強しないといけないと思っています。勉強したうえで質問すると、話が広がります。大勢の先生がいらっしゃるので、指導の仕方もそれぞれ違いますが、教えてもらう側の姿勢は大事ですね。

看護師の方を含め、コメディカルの方との関係はいかがですか。

みなさん仕事熱心に働いていらっしゃいますが、赤十字病院の慈愛の精神と言いますか、患者さんの気持ちに寄り添い、細かなことにも気づいてくださいます。看護師さん、薬剤師さん、作業療法士さん、理学療法士さん、MSWさんといったコメディカルの方々も懇切丁寧にカルテ記録やご相談いただけたり、こちらのケアレスミスなどにも気づいてくださったり、こちらから相談させていただいても、お忙しい中色々と教えてくだいます。とても恵まれた環境だと思います。

カンファレンスについて、お聞かせください。

内科では、科ごとに総回診やカンファレンスがありますが、月曜日には内科全体のカンファレンスがあります。初期研修医が症例提示をして議論するというものですが、指導医の先生がお話しされるので、勉強になる症例ばかりですし、楽しい場になっています。呼吸器内科は火曜日・金曜日がカメラの日なのですが、その週の症例について、初期研修医と一緒にCTやレントゲンの画像を読んで、こういう影があったらこういう鑑別が上がる、明日こういう検査をしようなどと上級医の先生に教えていただく形でのカンファレンスを行っています。私は初期研修も当院でしたので、膠原病や血液内科、腫瘍内科などのカンファレンスも経験しましたが、お話を伺うだけでも勉強させていただくことが多いです。

姫路赤十字病院はどんな病院ですか。

昔からの長い歴史のある病院で、高齢の方は昔からのことをよくご存じですし、「日赤さんをとても頼りにしている。」とよく言われます。それだけ実績や信頼を積み重ねてきた病院なのだということを当院に入ってからひしひしと感じました。信頼を積み上げるのは難しいですが、崩すときは些細なことから崩れていきます。私が信頼を積み重ねていくことができるかどうかは分からないですが、できるだけ信頼を崩さないように、しっかり責任を持ってやっていけたらいいなと考えています。

研修先を検討されている初期研修医の皆さんにメッセージをお願いします。

他科の詳しいことはわかりますが、少なくともこの病院の後期研修医や上の先生方を見ていると、下を向いて働いているような人はいません。情熱と大きな遣り甲斐をもって仕事をされているように感じます。播磨姫路二次医療圏、広域からの救急搬送を請け負っているため、緊急搬送症例も多く、多くの急性期の治療経験を積めます。キャリアを形成するうえでの地元が姫路だから、この大学の関連病院だからというキャリアの選択もあるでしょう。少なくとも、初期研修、後期研修を経験している人間として、キャリアの第一ステップとして胸を張って研修をお勧めできる病院ですので、肩の力を張りすぎず一度見学に来ていただけると嬉しいです。また宣伝にはなりますが、当院は地域がん診療連携拠点病院の高度型に指定されていますので、がん治療に関する様々な面での整備も含めて他の病院と比較しても多くのメリットがあります。がん治療に興味がある方も是非一度お越しください。

名前 松尾 優 先生
出身地 兵庫県姫路市
出身大学 近畿大学
医師免許取得年度 2017年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

医師を目指したきっかけは二つあります。一つは医師をしていた父の姿を見ていたため、物心ついたころから、医師という職業が身近にあったことです。もう一つは姉がアトピー性皮膚炎で、慢性疾患が日常生活に影響を与える様子を見るうちに、病気で損なわれるQOLを少しでも改善できないかと考え医師を目指しました。

学生生活はいかがでしたか。

大学では、部活動としてはバドミントンと茶道に入り、同期生に限らず、先輩や後輩、OB・OGの先生方など人間関係を広げることができました。4年生の頃には友人と勉強グループを作り、週に数回は勉強会を開くようになり、たくさんの人と関わりながら大学生活をすごし、その関係が受験勉強や研修の過ごし方にもつながったと思います。

初期研修の病院として、大学病院を選んだ理由をお聞かせください。

診療科が最も揃っているのはやはり大学病院ですし、学生生活の中で人間関係を広げていたこともあり、知っている先生や先輩が大勢いて、悩んだときに相談しやすい環境と考えました。初期研修でいきなり外に出て、環境に慣れることに精一杯になるよりも慣れ親しんだ環境で研修医生活を送ることで、より早くから臨床を学ぶことができると考え大学病院を選びました。

初期臨床研修の2年はいかがでしたか。

実習でも1週間程度しか患者さんと接しない学生のときとは全く違って、研修では毎日患者さんと顔を合わせてその病態、変化に応じてアセスメントや治療をしていくことの大変さを実感しました。
自分から動いて患者さんのところに行かないと、当然患者さんからの情報は得られませんし、患者さんからお話を聞くにしても、患者さんの病態を理解できていないと、必要な情報を引き出すことはできません。上級医とラウンドすると、自分が患者さんから聞き出す情報の不十分さをよく目の当たりにしました。
ただ、周りには大学時代からの先輩も多く、すぐに相談できる環境でしたし、研修医ルームでも同期の研修医と症例のことを話合うなど一人で悩むことなく研修をすることができました。

後期研修先に姫路赤十字病院を選んだ理由と内科プログラムを専攻した理由について、教えてください。

最初から何となく内科だという感覚があったので、内科に決めたのはいつだったかというよりも、研修先の場所を姫路に決めたのが先でした。見学には結構早く来た方で、2年目の春には来ていました。ほかの病院も少し見学に行きましたが、姫路の病院の中で姫路赤十字病院を選んだのは市中病院の中でも診療科が揃っていることと、診療科が揃っている一方で専門分野できっちり分けられすぎてはいない部分もあったことです。大学病院だと消化器内科は消化器内科の疾患を診て、消化器内科の患者さんに糖尿病があれば、糖尿病管理は糖尿病内科にお任せするようなところがありましたが、当院は自分で消化器内科の疾患を診ながら、糖尿病を合併している患者さんなら糖尿病内科の先生に相談しながら、自分でコントロールしたりします。患者さんを色々な科で分割して診るのではなく、色々な科が一緒になりつつ、自分が主治医として診ていける環境なのが良かったです。

消化器内科を専攻された理由を教えてください。

消化器内科を選んだ理由は、単純ですが初期研修で消化器内科を回っているときが楽しかったからです。また、消化器内科は内視鏡という手技もあり、腫瘍の他、IBDのような炎症性腸疾患、自己免疫系の疾患もあります。姉のこともあり、免疫系の疾患には興味がありましたし、IBDも日常生活に大きく影響する疾患で、いずれはそういった患者さんが普通に生活を送れるような治療を提供できるようになりたいと考え消化器内科を選択しました。

姫路赤十字病院の消化器内科の特徴を教えてください。

どの市中病院でも上部消化管と下部消化管の一般的な内視鏡は行っていますが、当院の消化器内科では内視鏡治療やERCPなどの手技を積極的に行っているのが特徴かと思います。大学病院ではいずれもコンスタントに毎日行われていますが、市中病院では珍しいと思います。IBDの炎症性腸疾患をメインで診ている先生、ESDをメインで行われる先生など、色々な得意分野をお持ちの先生方がいらっしゃるので、市中病院の中でも多くのことを学べる環境の病院だと実感しています。

後期研修で一番勉強になっているところ、楽しいことはどんなことですか。

今は消化器内科を回っていますが、消化器内科の疾患だけを診ているわけではなく、褐色細胞腫の患者さんや、糖尿病のコントロールが大変な患者さんなど、色々な病態の患者さんを診ています。専門分野の疾患を治療するだけではなく、患者さんを包括して治療を検討していくため、知識経験を広げることができ、勉強になっています。
そのため、消化器内科の先生のみならず、色々な先生方に「これはどういう治療をしていけばいいですか」と相談する機会も多く、他科の先生方とも接することができています。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

主治医として検査、治療方針をどうするかを一度は考え、自分が考えた結果をもとに方向修正をしてくださいます。もちろん、わからないこと、悩んでいることは相談をすれば、ご指導いただけますし、これを読んで見たらと参考資料を与えてくださったり、必要な文献検索の方法も教えていただいたりしています。また、内視鏡についても操作方法、所見、治療など多くのことを教えていただいています。

初期研修と後期研修との違いはどこにありますか。

私が大学病院にいたからだというのもあるかもしれませんが、大学病院は上の先生がされていることを見て、指示されることの方が多く、市中病院は自分で考えて行動することが多いです。市中病院だからというよりは後期研修になったからというのも大きいですが、主治医になって、患者さんが入院してから退院するまで、そして退院後の生活というところまで考えていく必要があります。そこが大きく違いますね。初期研修は入院している間だけを診ていましたが、後期研修は患者さんのゴールをどこに持っていくか考えながら治療を進めていくので、考え方がかなり変わりました。

不明な点や不安な点などの悩みごとについてはどのように対処されていますか。

緊急の状況でなければ、ガイドラインや文献を読んである程度自分で調べます。それでも、全ての症例がガイドラインだけで方針決定ができるわけではなく、解らないことも多いため、悩んだときは上級医師に相談します。患者さんに不利益がないことが一番なので、不安なとき、特に緊急時や準緊急時には、早めに上級医に相談や質問をしています。

コメディカルの方との関係はいかがですか。

後期研修医となっても、まだまだ知識や技術が足りないことが本当に多いので、コメディカルの方に助けていただくことがかなりあります。例えば内視鏡センターの看護師さんであれば、内視鏡のカメラの設定やデバイスのことなど看護師さんの方がよくご存じなので、そういうことを教えてもらったりもします。内視鏡の技術も不十分なので、検査に時間がかかることも多々ありますが、「頑張って」と声をかけて下さることもあります。
処方に関しても、不明なことは薬剤師さんに聞いて、薬の使い方や併用についてもよく問い合わせをします。薬剤に限らず栄養管理やリハビリテーションなどすべてを医師だけでプランニングしていくことは困難であり、最近ではコメディカルという総称を使わない流れになっているように、一つ一つ欠かせない職種だと思います。

カンファレンスについてお聞かせください。

内科カンファレンスは月曜日、合同カンファレンスは金曜日の午前中にあります。消化器は水曜日の夕方から外科との合同カンファレンスをしています。金曜日は病理、外科、内科の合同カンファレンスがあり、手術結果、病理結果を踏まえて、診断結果、治療が妥当であったか、今後同じような症例があった場合どう対応すべきかを話し合っています。水曜日は病理や内視鏡、CTなどの画像所見を見て、その内視鏡所見と病理初見の検討やそれらを踏まえての治療方針を検討します。外科の先生方の見解も聞くことができ、勉強になります。

今後のキャリア形成についての考えをお聞かせください。

私は大学の医局に入局はしていませんし、現時点では大学院への進学も考えていません。もちろん、医学は基礎研究、臨床研究、臨床で成り立っているため、大学院を経てキャリア形成をしていくことは、医師として望ましい形だと思います。ですが、女性医師や再受験で医学部に入学する人も増え、キャリア形成も多様化している部分もあるかと思います。私自身も再受験ですので、その点も踏まえてキャリアを積んでいきたいと考えています。現時点では、姫路赤十字病院で地元の医療に貢献していけるよう経験を積むことが目標です。

女性の先生が多い病院ならではの働きやすさはありますか。

妊娠されている先生、お子さんがいる先生もたくさんいらっしゃいますので、そういった環境は整っていますし、私自身がもしそういう状況になったとして、受け入れていただける環境ではあるのかなという安心感はあります。託児所もあり、比較的遅い時間まで預かってもらえるので、急いで子どもを迎えに行かなければならないこともないようです。消化器内科では、まだお子さんが小さいため週3日、カメラをするという勤務形態をとっている先生もいらっしゃいます。ワークライフバランスはとりやすい環境かと思います。

姫路赤十字病院とはどんな病院ですか。

部署や科ごとの壁が低く、医師同士はもちろん、病理の技師さん、薬剤師さん、栄養士さん、看護師さんといったコメディカルの方々ともすぐに直接、話ができる病院です。医局が一つなので、医局で他科の先生に「ちょっと、相談にのっていただきたい患者さんがいるのですが。」とお願いすることもできますし、直接外来に行って相談することもできる環境です。大学病院ではコンサルテーションを出してくださいと言われることも多かったので、大きな違いを感じます。大学病院と市中病院の違いでもあり、姫路赤十字病院の特徴でもあるのかなと思います。

研修先を検討されている初期研修医の皆さんにメッセージをお願いします。

3年目に新しいところに入るのは不安もあるでしょうが、姫路赤十字病院は3年目から来たとしても、先生方、コメディカルの方がすぐに名前を覚えてくださり、馴染みやすい病院です。困ったときはすぐに助けてもらえますよ。初期研修が当院だった人の方が多いのは確かですが、外から来てもすぐに同期と話ができるようになるので、ぜひ後期研修先として選んでいただければと思います。

お気に入り