後期研修医インタビュー

宮崎県立宮崎病院

宮崎県宮崎市北高松町5-30

名前 安藤 隆太 先生
出身地 宮崎県新富町
出身大学 福岡大学
医師免許取得年度 2016年

安藤先生が医師を目指されたきっかけは何ですか。

小学生時代に見たドラマの影響が一番強いです。今の医療ドラマのようなかっこよさではなく、主人公の研修医が色々と葛藤しながら医療を行っていく姿を見て、かっこいいなと思ったのがきっかけです。実際に目指し始めたのは高校生になってからでした。

どのような学生生活を過ごされていましたか。

サークルには入っていませんでしたが、休みの日は友達と遊びに行ったり、勉強するときは勉強したりといった感じでした。大学が福岡だったので、遊ぶところも色々とありました。

学生から研修医になり、どのような違いを感じましたか。

一番の違いは教科書で学んだことが実際の現場では通用しないということです。教科書通りにはうまくいかないし、典型的な症例などともなかなか出会わないので、そういう場面に遭遇すると、やはり学生のときとは違うと感じましたね。

初期研修も宮崎県立宮崎病院で受けられたそうですが、なぜ宮崎病院を選んだのですか。

私は宮崎出身で、将来的には地元で働きたいという希望があったので、研修するならば最初から宮崎でと考えていました。大学病院に進む選択肢もありましたが、よりコモンな疾患を診たいと思い、宮崎病院に決めました。

後期研修先としてそのまま残られた理由を教えてください。

将来的には地元の宮崎県新富町近辺で働くことを希望しています。そのためには一般的な疾患を診ていく経験が必要です。初期研修のときと同じく大学病院という選択肢もありましたが、宮崎病院であれば自分の希望通りの研修が受けられるのではと思って、当院を選びました。

初期研修の頃から内科を専攻したいと考えていましたか。

初期研修が始まった当初は内科を希望していました。しかし、新専門医制度などの関係で、内科とは違う科も一旦は考えましたが、最終的には内科で頑張ってみようと思いました。

宮崎病院は内科の研修にジェネラル、サブスペシャリティ優先、地域密着型という3つの選択肢がありますが、先生はどちらを選んだのですか。

私はジェネラルコースを選びました。3年間、しっかり内科を全般的に診られる研修です。4月、5月の2カ月は循環器を回っており、来月からは違う科に行きます。

ローテートする科目をどのように決めているのですか。

プログラムの内容や、何月に何科を回りたいなどを自分で選択し、その後、指導医の先生と話して、最終的にローテートする科目を決めています。

宮崎病院の内科研修の特徴について、教えてください。

特徴としては、分からなくて困っている場面でも、内科の先生はもちろん、他科の先生にも気軽に相談ができ、助けていただけることだと思います。間違ったときにはしっかりと軌道修正もしていただいています。

一番勉強になっていることはどのようなことですか。

初期研修が終わり、3年目になって初めて主治医を経験することです。もちろん大変なこともありますが、困ったときには指導医の先生が助けてくださいます。

主治医としての難しさはどこにありますか。

主治医になって難しいと感じたのは病気だけでなく、患者さんの背景やご家族のこと、退院されたあとのことなど、様々なことを考えなければいけないことです。また、研修医のときとは違い、より責任を持たなくてはいけないため、そういった部分にも難しさを感じています。

初期研修医時代にもう少し学んでおいた方が良かったと思うことはありますか。

研修医のときは自分のことで手一杯でしたが、主治医の先生が普段、何をしているのかなどを見ていたら良かったと思います。

研修中、楽しいと思うのはどういうことですか。

専攻医になったことで、研修医のときはできなかった手技などが積極的にできるようになったことです。また、上の先生から一人で任せていただけることに楽しさを感じています。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

怒られることもありますが、研修医のときに比べれば減りました(笑)。ただ、まだ初期研修を終えたばかりなので、今も怒られることはあります。しかし、しっかり教えてくださいますし、挑戦したいと言えば、すぐに挑戦させてくれます。

初期研修の先生方に指導することはありますか。

研修医がどの科にもいて、毎月、新しい研修医と出会います。屋根瓦式ですので、そのたびに私が教える立場になって教えています。教える中で、研修医から教わる場面が何度もあり、私自身の勉強にもなっています。

当直の体制について、お聞かせください。

一番上の先生と研修医、私の3人体制で当直をしています。研修医のときから当直はずっとやってきて、かなり鍛えられましたので、研修医時代に比べると、そこまで困る場面はなくなってきました。

専攻医研修で、印象に残っているエピソードはありますか。

初めて主治医を任された患者さんが急変してしまい、長い間ICUに入られていました。一時は駄目なのかなと思ったこともあります。患者さんの状態も悪く、どうしたらよいかと悩んだことが何度もありましたが、そういう場面でも指導医の先生が手助けしてくださいました。お蔭様で、今は大分、落ち着いています。当院は急性期の病院なので、転院調整が必要なのですが、それを始めている段階まで来ています。

ストレスはどのように発散されていますか。

ストレスが溜まったときは、研修医の頃の同期がいるので、彼と一緒に近くにご飯を食べに行ったりして、情報交換をしたり、息抜きできる話をして、なるべくストレスを溜めないようにしています。

コメディカルスタッフとのコミュニケーションはいかがですか。

色々な職種の方がいらっしゃいますが、気軽に相談できますし、私が気づかないことでもすぐに教えてくださって何度も助けられたこともあり、周りの方に支えられながら3年目を送ることができています。

コミュニケーション能力は必要だと感じますか。

医療は一人だけではできないので、必要だと感じます。研修医のときは上の先生から「こういうことしようか」、「こういう指示を出そうか」と言われて、ある意味、受け身のような形で指示を出していましたが、今は自分で考えながら指示を出しています。この仕事を始めて、薬剤師さんや看護師さん、リハビリの方など、色々な方々から助けてもらいながら行っていくものが医療だと痛感しました。

オンとオフの切り替えはしっかりできていますか。

今、研修で循環器を回っていますが、やはり循環器は忙しいので、オンの時期だと思って頑張っています。また違う科に行けば、今よりもゆったりできるのでしょうが、循環器領域では患者さんが急変することもありますし、当院には重症な方も集まってくるので、踏ん張りどきです。

初期研修医の先生に向けて、後期研修病院を選ぶポイントを教えてください。

人それぞれの考え方があると思います。研究がしたい、コモンな疾患が診たい、珍しい疾患が診たい、地域医療がやりたいなど、人それぞれでしょうが、自分の目標が叶うようなところで研修を行うのが一番です。

初期研修の2年間で目標は見えてきますか。

初期研修2年間を終える頃には目標は自然と見つかってくるのかなと思います。私自身も初期研修を始める前と終わる頃とでは考え方や目標が全く変わりました。

先生は将来10年後、20年後、どういった医師になりたいですか。

宮崎県全体もそうですが、私の地元は特に医師が少ないなど、地域により医師偏在があるため、10年後、20年後はそういった地域で様々な疾患が診られる医師になりたいと考えています。

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