後期研修医インタビュー

社会医療法人社団 木下会

千葉西総合病院

千葉県松戸市金ケ作107-1

名前 西岡 道知 先生
出身地 和歌山県海草郡下津町(現 海南市)
出身大学 帝京大学
医師免許取得年度 2015年度

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

父が医師で、内科のクリニックを開業しているので、子どもの頃から憧れていた職業ではありました。しかし、私は医学になかなか興味が持てず、最初は別の大学に進学し、数学を専攻していたんです。その後中退し就職していたが医学に興味が出てきて、医学部を再受験しました。

医学部での大学生活はいかがでしたか。

年をとっていたので、学生らしさはありませんでした(笑)。私立大学は勉強が大変なので、勉強に追われながらも、趣味の格闘技や百名山などの山登り、島巡りを楽しんでいました。

初期研修の病院を浜松医療センターに決めたのはなぜですか。

地域医療に興味があったからです。浜松市は田舎過ぎず、都会過ぎずで、病院の規模も500床ですから適切だと考えました。私の出身地は和歌山県で、大学は東京ですが、色々なところを見たいという思いが強く、東北の病院も調べていたんです。でも雪国に住んだことがなかったので、浜松にしました(笑)。

初期研修を振り返って、いかがですか。

忙しかったですが、指導医の先生方が親切にご指導くださいました。同期は12人で、他にたすきがけの人たちも数人いました。静岡県の出身者ばかりで、県外出身者は私だけでしたが、皆と仲良く研修できました。

初期研修はどのようなローテーションだったのですか。

内科、循環器科、腎臓内科、外科、脳神経外科、精神科、救急、画像診断科、麻酔科などです。選択期間は専攻しようと思っていた循環器科と面白かった脳神経外科を長めに回りました。地域医療では佐久間病院に行きました。佐久間病院は静岡県のへき地医療拠点病院の一つで、浜松市内といっても長野県と愛知県の県境にあります。そこで内科を研修しました。

専門を循環器内科に決めた理由をお聞かせください。

将来、地域医療を行ううえで一本の筋のようなものがあるといいと思い、循環器を選びました。父も循環器が専門なんです。

後期研修先として、千葉西総合病院を選ばれたのはどうしてですか。

結婚しましたので、妻の出身地である千葉県の病院で後期研修をすることにしました。千葉西総合病院を選んだのは循環器に強みがあり、カテーテルの件数の多さからです。見学に来た際に指導医の先生が親切に話をしてくれたり、出会った皆さんが優しかったのが好印象でした。循環器内科にはきつかったり、とっつきにくいイメージがある中で、相談しやすい方々がいるというのは良かったですね。

後期研修で勉強になっていることを教えてください。

手技を含めた全部です。手技が一番、勉強になっていますね。患者さんの動脈に刺すときは不安ですが、あまりにも不安だと指導医の先生に電話しています。指導医の先生方は手取り足取り教えてくださいますし、環境がいい病院です。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

先生によって差がありますが、熱心な先生方ばかりです。院長先生が目を光らせていらっしゃり、「困ったことがあればいつでも言ってきて」と配慮くださっています。院長先生ご自身がカテーテルなど、ものすごい仕事量なんですよ。

病院に改善を望みたいことはありますか。

循環器内科以外の内科に指導医が少ないことです。皆さん、熱心に教えてくださいますが、困ることもありますので、色々な科に指導医の先生が豊富にいらっしゃればと思います。

初期研修医の指導にあたって、気を付けていることはありますか。

「やっとけ」とか、「分からないのか」のように偉そうに言わないことです(笑)。当院の初期研修医はかなり経験豊富なので、逆に教えてもらうこともあります。

当直の体制について、お聞かせください。

循環器内科は月に8回あります。指導医が1人、専攻医が1人という体制です。緊急のカテーテルも多いですね。

カンファレンスはいかがですか。

循環器内科は毎朝7時50分にICUに集合して、患者さんの回診を行います。専攻医も主治医として受け持ち患者さんがいますので、その報告をします。そして全員で患者さんを診て、検査結果を見てもらったり、薬の相談などもします。専攻医が放置されることがなく、きちんと教育していただいています。

コメディカルのスタッフとのコミュニケーションはいかがですか。

看護師さんも技師さんも相談しやすいです。今は医師が偉い時代ではないですし、人間同士のコミュニケーションが大事だと思っています。看護師さんは点滴や採血の結果を見て、カリウムが低いなどの連絡もくれますし、良い連携ができています。

何か失敗談はありますか。

失敗ばかりです(笑)。でも困ったときには相談に乗ってくださる人もいて、手厚い指導体制になっています。

先生は初期研修とは違う病院で後期研修をなさっていますが、それで戸惑ったことはないですか。

最初は検査のオーダーの仕方やカルテの入力の仕方が違ったので戸惑いました。内科を回っているときに知らない検査もありましたね。そのたびに先輩方や周囲のスタッフに教えていただいていました。「この人は分かっている」という前提で話してこられたときに、相違があっては大変なことになりますから、知ったかぶりは駄目で、聞くことが大事だと思っています。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

同期は3人いて、私以外の2人は初期研修も千葉西総合病院だった人たちです。3人いると話しやすいですね。

今後のご予定をお聞かせください。

未定ですが、循環器内科を引き続き勉強していきたいです。ただ、父が年齢を重ねて、辛くなってきたら、実家のクリニックを継承するかもしれません。

新専門医制度について、ご意見をお願いします。

私は循環器内科に入って勉強をしたかったので、迷惑な制度です(笑)。大学に人を戻したかっただけではないかと思いますし、地域に若手を配属させたいという考えもあったのでしょう。

これから後期研修の病院を選ぶ初期研修医にメッセージをお願いします。

初期研修をしながら後期研修先を見学に行くのは特に地方だと難しいですね。ただ、どこを選んでも、「あっちにしておけば良かった」という後悔はあります。だからこそ、選んだ先で一生懸命に勉強し、仕事をするしかありません。

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