後期研修医インタビュー

獨協医科大学病院

栃木県下都賀郡壬生町北小林880番地

名前 島田 紘爾 先生
出身地 栃木県下都賀郡
出身大学 岩手医科大学
医師免許取得年度 2012

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

父が開業医で、その背中を見て育ったことが大きいです。私にとって、一番身近な職業が医師でした。兄も医師ですので、兄からも影響を受けました。

学生生活はいかがでしたか。

一人暮らしがしてみたかったので、自由を満喫しました(笑)。自分で日課を決められるのは楽でしたね。部活動やサークル活動はあまりせず、自分の部屋で本を読んでいることが多かったです。本は医学書に限らず、色々なジャンルのものを読んでいました。

ポリクリはいかがでしたか。

働くことは大変なのだと実感しました(笑)。でも、医学生は書類仕事や事務作業には関わらなかったので、今となっては負担が少なかったのだと思います。

初期研修の病院を盛岡赤十字病院に決めたのはなぜですか。

いくつもの診療科を1カ月単位でローテートしたので、どの科であってもさわりしか診ることができませんでした。それぞれの診療科に慣れた頃に次の診療科に異動するので、どんな患者さんが来ても、一人で対応できるレベルには到達しませんね。それでも、この経験は無駄になっていないと思います。

初期研修にはどのような特徴がありましたか。

病院の方針で、最初の1カ月がコメディカルスタッフの部署へのローテート研修なんです。薬剤部、栄養部、検査部などを回りました。CTをオーダーして、画像ができあがっても、私の手元の電子カルテに届くまでに時間がかかることを目で見て、実感できましたね。薬にしても、食事にしても、専門のスタッフに聞かないと分からないことが多いのですが、この期間に顔見知りになっていただけたので、その後の研修で質問しやすくなりました。

専門を消化器内科にしようと決めたのはいつですか。

父が消化器内科医ですので、子どもの頃から消化器内科がいいとは思っていました。具体的に固まったのはポリクリのときです。内視鏡やシミュレーターを見たことで、消化器内科を専攻しようと決めました。

後期研修で獨協医科大学病院消化器内科を選んだ理由をお聞かせください。

初期研修は市中病院で浅いところを勉強し、後期研修は難病に対応できる医師になるために大学病院で研修したいと考えていました。選択肢としては母校の岩手医科大学と実家に近い獨協医科大学がありましたが、消化器内科の設備やスタッフの充実度から獨協医科大学を選びました。見学に来て、自分に合っていると思いましたね。

ほかの病院も見学に行かれましたか。

行く時間がなかったので、行っていないです。獨協医科大学病院に不満があれば、ほかの大学病院にも行ったかもしれませんが、獨協医科大学病院がとても良かったし、納得できたので、迷いはなかったです。

どのようなプログラムを専攻されていますか。

消化器内科の中のスタンダードな後期研修です。内視鏡、肝臓、血管造影といった3つのグループを満遍なく回っています。その後、希望のコースに進む予定です。

後期研修で勉強になっていることを教えてください。

責任感が強くなりました。初期研修では疾患の原因や病名の診断など、どうしても手をつけられない場合は近くの大学病院に紹介すればいいという考えがありましたが、今は紹介される先にいるわけですし、患者さんにとっての最後の受け皿ですから、最後まで責任を持って診ないといけないという気持ちが大きくなりました。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

分からないことに対して、厳しく言われることもありますが、それは自分が悪いので反省しています。いつもは皆さん、フレンドリーですね。私は他大学出身ですし、初期研修もほかの病院でしたから、壁があるのかなと心配していましたが、全くないですね。するっと受け入れていただいて、違和感なく働いています。

病院に改善を望みたいことはありますか。

医師不足を感じることがあります。医師が多くいれば、違う検査や対応ができて、患者さんとしっかり向き合えるのではないかと思いますが、これは当院に限らず、日本全体の問題かもしれません。

初期研修医の指導にあたって、気をつけていることはありますか。

初期研修医は経験が浅くても、医師として頑張っていますので、きちんと医師扱いをすることです。私が初期研修医時代に上の先生の一人から「島田くん」と呼ばれていたんです。ほかの初期研修医は「先生」付けされていたので、私は医師として認められていないのかなと不安でした(笑)。もちろん、その先生に他意はなく、親しさからの表現だったと分かってはいますが、私としてはその経験から初期研修医を「先生」と呼び、彼らの意見を尊重するようにしています。

当直の体制について、お聞かせください。

週に1日が獨協医科大学病院、2週間に1日が外の病院です。当院では救命救急センターの時間外外来がほとんどで、病棟からの呼び出しがたまにある程度ですが、外の病院には時間外救急がないため、病棟で急変の対応をしています。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

発言しやすく、発表しやすい雰囲気です。ピリピリしたところはないですね。良い発表をしたいという思いゆえの気持ち良い緊張感があります。

何か失敗談はありますか。

病院のしきたりのようなものに慣れないですね。初期研修の病院とは電子カルテの種類や点滴の時間、薬の出し方などの勝手が異なりますが、大きな失敗には繋がっていません。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

休みの日に連れ立って出かけるまではありませんが、医局の中では普通にコミュニケーションをとっています。病棟での分からないことを教え合ったり、お互いが助けられています。

今後のご予定をお聞かせください。

まずは認定医、そして専門医を取得することです。そして、目の前にあるエコー、内視鏡、血管造影といった検査での手技を習熟させ、より一人前の消化器内科医に近づけるようになりたいです。

現在の臨床研修制度について、ご意見をお願いします。

この制度しか知りませんので、比較しようがないのですが、悪くない制度だと思います。

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これから後期研修の病院を選ぶ初期研修医にメッセージをお願いします。

初期研修時代に、後期研修医に「この病院の後期研修はどうですか」と聞いたら、「ここしか知らないから、不満はあるけど、そんなものだよ」という答えがいつも返ってきました。「後期研修の病院として、この病院が一番いい病院である」という答えはありませんので、それぞれが何を重視するのかを明確にするべきだと思います。そのうえで、重視する項目を満たす病院を選べば、後悔しないはずです。獨協医科大学病院は他大学出身者にも垣根なく、いい病院ですので、見学にいらしてください。

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