後期研修医インタビュー

愛媛県

愛媛県立中央病院

愛媛県松山市春日町83番地

名前 矢野 晶子 専攻医
出身地 愛媛県松山市
出身大学 愛媛大学
医師免許取得年度 2016年度

医師を目指したきっかけについて、教えてください。

きっかけは親が医師で産婦人科のクリニックを開業しており、憧れがあったことです。

学生生活はいかがでしたか。

楽しく過ごしました。バスケットボール部に入り、すごく充実していました。部活動以外でも同期の友達と遊んだり、一緒に勉強をしたりしたことが思い出に残っています。

初期研修で愛媛県立中央病院を選んだ理由について、教えてください。

色々な病院を見学させてもらったのですが、幅広い専門分野を抱えている総合病院であることと専門性の高さに惹かれました。大学は分野ごとに特化した最先端医療を積極的に取り込んでいたり、どちらかと言うと学術メインである印象を受けましたが、私は多くの症例を診たかったので、市中病院である当院を選びました。

産婦人科に決めたのはいつですか。

大学5年生のときに実習が始まり、この科は違うかなと何となく絞り込むようになりました。産婦人科と他科との間で迷うこともありましたが、初期研修は現実味を帯びてきますので、最終的には初期研修の間に決めました。

産婦人科を専攻された理由をお聞かせください。

一番の理由は分娩を診たことですね。産婦人科を志望したり、産婦人科医になった人の中で一番多い理由なのではないでしょうか。赤ちゃんが生まれるのを見たら、もう産婦人科だと決めました。医療では終末期を診ていかないといけない科がどうしても多くなりますが、産婦人科は唯一、命が生まれるところを見られる科なんですよね。また、どの科にも専門性がありますが、産婦人科も同じで、胎児、母体、生殖医療、内分泌など、多彩な分野があります。婦人科領域なら高齢の方も診ますし、色々なことに手を伸ばせたり、希望すれば自分の専門性が次々に変わる科なので、楽しい科だと思っています。

専門研修先を愛媛県立中央病院に決めた理由を教えてください。

初期研修も当院だったので、新しい職場では例えばカルテやスタッフなど、不都合なところもあるでしょうが、当院ならそのままスムーズに始められると考えたからです。しかし、一番の理由は当院の総合周産期母子医療センターは県内唯一の施設であることですね。分娩数は全国トップ10に入るほどの総数があり、その後の症例も幅広く学べます。初期研修中でも先生方がとても優しく教えてくださったこともあり、当院を選びました。

愛媛県立中央病院での初期研修の2年間はいかがでしたか。

幅広い分野でしかも専門性の高い勉強ができ、すごく充実していました。研修生活でという面では、同期が多くいたので、診療についての討論や後からの考察など、症例報告みたいな感じで、「こうすれば良かった」、現在進行中なら「こうすればいいんじゃない」と話し合えたのが良かったです。オフのときも色々な人と飲みに行ったり、遊んだりできたのも楽しかったですね。

初期研修と専門研修との違いについて、お聞かせください。

さらに責任感が出てくるところでしょうか。学生から初期研修医になって医療行為が許されたときにももちろん責任感が芽生えましたが、カルテなどは指導医からの承認を絶対にもらうことになっていました。しかし、専門研修では自分でカルテを管理し、診療内容を決めないといけません。おかしいところがあればカンファレンスなどで直していただけますが、一人の医師としての責任を問われますね。初期研修時代も勉強しなかったり、安易な考えで働いていたわけではありませんが、専門研修ではよりしっかり考えないと患者さんにデメリットが生まれてしまいます。

指導医の先生のご指導はいかがですか。

皆さんすごく丁寧に教えてくださいます。この規模の病院なので、患者さんの数も非常に多いにもかかわらず、分からないことはすぐに答えてくださります。あとからの「ここではこういうふうに勉強したらいいよ」といったアドバイスがとても参考になっています。

カンファレンスはいかがですか。

全体のカンファレンスのほか、MFICUのカンファレンスは毎朝しています。MFICU以外の病棟の患者さんのカンファレンスは週に1回しています。状況を説明して、おかしいところがあれば、「こうじゃないのか」という指摘があったり、「こうしたらいい」、「これは書いとかないと、調べとかないと」というアドバイスもいただいています。指導医の先生と一対一の機会も多いですし、近くにいる先生方にすぐ相談できますので、週に1回のカンファレンス以外でも気軽に尋ねています。

研修で辛いところはどういったところですか。

自分の知識や考えが足りなくて、こうすれば良かったなと思うことはよくありますね。やはりもっともっと勉強しないといけないと感じています。

オンオフの切り替えはしっかりできていますか。

仕事を終わらせれば、オフです(笑)。ほかの病院のことは分かりませんが、産婦人科は赤ちゃんがいつ生まれるか分からないですし、いつ救急の患者さんが来るのか分からないという救急科の先生と似たような面があるかもしれません。毎日、誰かが当直として泊まり込んでいますし、その当直医師が病棟も診ますので、当番の日でないと時間外の呼び出しはほとんどありません。待機に入る場合に電話がかかる可能性はありますが、待機の日はできるだけ予定を入れないように前々から調整でき、携帯を気にしながら過ごせますので、その意味ではオンオフははっきりしています。その日の病棟の仕事を終わらせて帰宅したら基本呼ばれることはありませんので、安心して遊びに行ったり、寝ることができます。

ご趣味など、プライベートの過ごし方をお聞かせください。

当直明けや休日にはランチに行ったり、パン屋さんに行ったりすることが好きです。ご飯を食べたあとで、買い物に行くこともあります。自転車で通勤しているので街には出やすいです。

研修先を検討されている初期研修医の皆さんにメッセージをお願いします。

愛媛県立中央病院は総合周産期母子医療センターで、産婦人科、新生児科を合わせても全国でトップレベルの病院だと思います。分娩をしっかり診たい、手術を積極的にしたいなど、どのようなニーズにも応えられます。母体と胎児の特殊な疾患の症例も診る事ができ、同期が多くても症例の取り合いにはなりませんから豊富に学べます。是非、見学にいらしてください。

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