後期研修医インタビュー

独立行政法人 国立病院機構

災害医療センター

東京都立川市緑町3256

名前 金子 真由子 研修医
出身地 東京都小金井市
出身大学 旭川医科大学
医師免許取得年度 2011

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

栃木県の郡部に祖母の家があり、その近所に診療所がありました。幼少の頃から、診療所の医師不足の話を聞いていたので、医師になり地域の役に立ちたいと思っていました。

ポリクリはいかがでしたか。

旭川医大で行いましたが、内容はあまり覚えていないです(笑)。ただ、地域医療は楽しいということと地域の医師不足を感じました。

初期研修の病院を災害医療センターに決めたのはなぜですか。

母校の大学病院も考えましたが、大学病院とは違う市中病院で臨床を勉強したいと思うようになりました。小さい頃からの夢である地域医療をするにあたっては救急を知っておきたいと思い、救急の充実している病院であること、地元に近い病院だという理由で災害医療センターに決めました。

どのようなローテーションだったのですか。

内科を6科ほど回ったほか、救急、外科、小児科、産婦人科、精神科などです。2年目の選択では救急に行きました。内科を6科、診られたことは良かったですね。どうしても各科深くは学べませんでしたが、まんべんなく勉強できたことは今も役に立つ知識を得られました。

専門を救命救急科に決めたのはいつですか。

2年目の5月です。当初の目標通りですので、迷いはありませんでした。災害医療センターを後期研修先に決めたのは2年目の11月頃でしたね。

後期研修で災害医療センターを選んだ理由をお聞かせください。

何カ所か見学に行きましたが、やはり様々な疾患が診られること、症例数が多いことで災害医療センターを選びました。救命救急科は他科コンサルトの機会が多いので、新しい病院よりも慣れている病院の方が安心でした。初期研修で各科の先生方とお知り合いになれたので、やりやすさがありますね。今も何かあれば、すぐに相談させていただいています。

どのようなプログラムなんですか。

プログラムはあるみたいですが、みたことはありませんでした(笑)。各校旗研修医の希望を踏まえつつ、救急科専門医を取得するための指導を基本としています。症例が豊富なので専門医取得に困ることは全くありません。後期研修1年目のときよりは3年目の今の方が責任の重さがあります。少しずつ大きな仕事を任されるようになりました。責任の重さが負担とならないように、でも確実に成長していけるような環境が整っています。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

熱くも優しい先生方ばかりです。熱心な先生方が多く、間違っているときは怒られますが、命に関わる領域ですのではっきり指摘してくださるのは有り難いですね。当センターは外科、整形外科、内科、集中治療、中毒とそれぞれ専門が違う先生方が揃っているので、どの先生からのご指導も勉強になります。

病院に改善を望みたいことはありますか。

当院は後期研修1年目の研修医は非常勤医師扱いなのですが、その宿舎が手狭なのを改善してほしいですね(笑)。美味しい料理が作れません。

初期研修医の指導にあたって、気を付けていることはありますか。

災害医療センターを初期研修に選ぶ先生方はやはり救急を勉強したくて選んでいる人が多いです。臨床を学びたいという明確な目標がある先生が多いので、その目標に向かって経験してもらいたいと思うのと同時に、市中病院はどうしても学術的な面が弱くなるので、そこを意識させています。私自身も当院で初期研修を行ったので、悩みを共有してあげたいと思っています。初期研修医が一人で抱え込まないように、気を遣っています。

当直の体制について、お聞かせください。

リーダー、中堅、後期研修医の3人体制で、1年目と2年目の初期研修医が1人ずつつき、計5人で当直します。回数は月に6回です。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

毎朝8時15分から行われます。前日に来た症例を全員で振り返り、見落としがないかどうかチェックしています。採血、画像、背景などを確認し、おおまかな治療方針を決定します。主に後期研修医がプレゼンテーションをしますが厳しさは全くなく、むしろ和やかです。

コメディカルのスタッフとのコミュニケーションはいかがですか。

看護師さんは優しいですし、私たちが仕事をしやすいように気を配ってくれています。救急救命士の皆さんとの連携も厚いですね。自衛隊や東京消防庁からの救急救命士が研修で来ているのですが、私たちもプレホスピタルケアを学ぶ必要があり、お互いに教え合っています。

何か失敗談はありますか。

当直の合間にシャワーを浴びているときに救急車が来ると連絡があり、髪を乾かす時間もなかったので、濡れた髪をごまかそうと、オペ帽を被って仕事をしたこともあります(笑)。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

救命救急科の後期研修医は5人おり、そのうち3人が女性です。先日、初めて女子会を開催しました(笑)。女医だけになったときは密かにガールズトークで盛り上がってます(笑)。悩みを共有したり、相談したり、後期研修医が多いと楽しいすね。初期研修医とは当直のときによく話しています。

今後のご予定をお聞かせください。

サブスペシャリティとして消化器内科を勉強したいと思っています。二次救急にしろ、三次救急にしろ、消化器疾患が多いので、消化器内科を選びました。来年は他院の消化器内科で研修する予定ですが、数年後には当院の救命救急科に戻ってきたいですね。救命救急科の先生方は「いつでも戻ってきていいよ」と言ってくださっているので、この自由さには感謝の気持ちで一杯です。

現在の臨床研修制度について、ご意見をお願いします。

当院の救命救急科は症例数が豊富で、臨床を頑張りたい人にはうってつけの病院です。先生方も優しいですし、救急を勉強したい人、やる気のある人に是非いらしていただきたいです。内科をローテートするコースもありますし、新しい専門医制度にも対応できる内容になるのでまずは見学にお越しください。

お気に入り