初期研修医インタビュー

医療法人 徳洲会

大隅鹿屋病院

鹿児島県鹿屋市新川町6081番地1

名前 横山 弘典 先生
出身大学 千葉大学

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

小学校低学年くらいの時だったので、はっきりとは覚えていませんが、一緒に住んでいる叔母が病気だったので、そこから医師を目指そうと思いました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

思い出というと変かもしれませんが、僕は大学生活が長かったので、2011年の時も千葉大学に通っていて、ラグビーをやっていました。3月はオフシーズンなので新入生が入ってきてこれからどうしようかという時に東北大震災があり、千葉でも震度6弱くらいの揺れで、大学の後期日程がなくなったり、計画停電があったりとか。街の様子も、電気もついてなくて、すごく記憶に残っています。

卒業後、大学病院ではなく、研修先を大隅鹿屋病院に決めた理由をお聞かせください。

最初は関東に行こうと思っていましたが、出身が福岡なので、最後の一年になって、九州に帰ろうと思い急にシフトチェンジしました。ただ、見学に行く時期なんかも決まっていて、自由に行ける感じでもないので、選択肢が少ない中でも、受け入れて下さるとお話を頂いたうちの一つの病院でした。
鹿屋という地域自体は高校生の時に1回か2回くらい来たことはあり、名前は知っていましたが、場所が漠然と鹿児島市から遠いと言う事しか分かっていませんでした。でも、見学に来た時に救急をメインに見させて頂いて、すごく雰囲気が良くて、なんというか自分が働いている姿がイメージできたので、大隅鹿屋病院に決めました。

実際に大隅鹿屋病院での研修はイメージ通りですか。

雰囲気なので言葉に表すのは難しいのですが、今でもその感覚は変わっていません。見学の時も、救急の現場ではありましたが、いろんなことを教えて頂いたり、実際に触れてみたりして、やっていて嫌じゃないというか。見学に行った病院の中では本当に一番雰囲気が良かったですね。
千葉では大学で外周りの実習をしていたのですが、当院と比べると、暗かったなと。計画停電で電気がついていなかったわけじゃなかったのですが(笑)。雰囲気が暗いところがあって。そういうところに比べると、ここは明るく活気がありますね。

どういった診療科をローテートされていますか。

今、内科を回っています。大隅鹿屋病院では総合内科を4ヵ月間回るのですが、その最後の4ヵ月目です。救急の研修ならその場で各科目の先生にお渡しして終わりますが、内科の時は自分で見た人はそのまま入院中も受け持つことになります。なので、救急研修をやっていた時は後回しにしていた事を当直で診たときに終わらせます。検査を出すだとかその症例について調べておくとかをさらにやるようになったので、救急にもつながるような研修です。最初は慣れるまでは少し時間がかかりました。ただ、後期研修の先生と一緒にローテートさせてもらっていて、その先生がとても優秀で、すごく気を使って下さるので、失敗もありますが、多くのことを学ばせて頂いています。

大隅鹿屋病院の研修で一番勉強になっている点はどういったところでしょうか。

うちの病院は研修医の人数がそんなに多くないのですが、午前救急、午後救急と言ってシフト分けされていて、救急科の先生ではなくて、内科や外科の先生が研修医と一緒に入って救急の当番をします。その時に研修医が見た症例を翌日の朝7時から30分間かけて振り返るんですが、それが一番勉強になっています。

なるべく記憶が新しい段階で振り返って、一対一ではなく、何人かの研修医に対して、上の先生からフィードバックをもらいます。自分の振り返りだけでなく、人の振り返りもとても勉強になります。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

私自身一年目なので、まだまだ未熟な部分ばかりかと思いますが、指導医の先生方は何年も指導に携わっていらっしゃいますし、研修医が少ない分、今どういうことをしているか把握して頂いています。もちろん最低限出来なければいけないラインもありますが、無理なく幅を見て個人に合わせた研修をして頂いています。
そのうえ当直なんかも研修医だけでやるわけではなく、上の先生も入って頂けるので、その場ですぐに聞くことができます。

何か研修中に大変だった事や御苦労されたエピソードはありますか。

一つには絞れないのですが、沢山あります。(笑)最初は当直に入っても何をしていいかわからず、最初の二か月くらいは大変なことしかなかったかなと思います。(笑)
救急の場面が多いかなと思いますが、当直以外でも人数が足りない時は大変でした。今は当時に比べると慣れてきましたが、最初の2か月くらいはすべてが大変で、すべてが苦労することかなと思います。

当直研修についてお聞かせください。(体制や研修医の役割など)

体制としては、時間外外来と救急車対応で2つ分かれていて、それぞれ上の先生の担当がいて、そこに研修医が入るという形です。上の先生はそれぞれ対応しますが、研修医は両方とも対応します。多いときはやっぱり大変で、今は寒いので、風邪やインフルエンザの患者さんは結構いますし、最近であれば、コロナを心配していらっしゃることもあります。
大隅鹿屋病院は高齢者の患者さんが多いので、他の病院より診察に時間がかかることが多いと思います。そこで、オンコールではなく内科か外科の先生が常にいらっしゃるので、研修医が基本的にはファーストタッチを行い、上の先生に必ずフィードバックして頂いています。救急患者は平均して80代の方が多いので、基本的には帰すことはあまりないです。うちが大隅半島で一番大きい病院で、病床やICUなんかも考えるとうちしかないという場合もあります。救急車が多く来るようなところであれば、この人は帰せる。帰せないという判断があるかと思いますが、うちは来た人をしっかり見るというイメージです。

カンファレンスについてお聞かせください。

カンファのスタイルはいくつかあるのですが、大きいものでは、医局全体で月2回程発表します。ほかには内科や救急では前日に受け持った患者さんは自分が発表するので、症例についてカルテを見ながら発表することが週に2~3回あります。
朝の勉強会でも同じですが、必ずフィードバックがあるので、かなり勉強になります。

院内のコミュニケーションは活発ですか。

医師の人数もそんなに多くないので、コミュニケーションは結構取れていると思います。飲み会は・・・僕はあまりいかないほうですが(笑)。土日は出張があったり、当直に入ったりとかで。ただ、上の先生とは質問したり常にコミュニケーションはとるようにしています。

趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

最近はコロナであまりどこにも行っていませんが、休みは実家に帰ったり、家でゆっくりしたりすることが多いです。あとは鹿児島市に買い物に行ったりとかですね。
オフの時間は結構取れると思います。大隅鹿屋病院では入院患者さんも診るのですが、自分が休みの日は、何かあればその日にいらっしゃる先生が診て頂けます。やり忘れやオーダーし忘れだとかがなければ基本的には大丈夫です。

これから臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

長い学生生活の中で急に行きたい病院を変えたり、全く違う地域に行きたいと思う事もあると思います。なので、選択肢を広げるためにも自分の地元や大学の近く、田舎や都会だとか、行ける時に何パターンか見学にぜひ行ってください。
私がこの病院を決めた理由の、雰囲気の良さは、実際に行ってみないとわかりません。
行ってみてうーん・・・と思った病院は、働いてからもそのままだと思います。行きたいなとなんとなくでも思った病院はその後のモチベーションにも繋がります。最近は実習のスケジュールがカツカツで大変だとは思いますが、いろいろな地域に行ってみたり、いろんな規模の病院だとか、一か所に決め打ちしないでいろんなパターンの病院を2~3ヵ所ずつ見学に行ってみてください。

最後に、大隅鹿屋病院のPRをお願いします。

大隅鹿屋病院は徳洲会系列ではありますが、すこしカラーは違うかなと思います。救急車の搬送台数も他の徳洲会病院と比較すると多くはありませんが、地域に根付いた大隅半島の砦で、研修をしながら地域医療をやっているような病院です。地域医療をやりたい人や田舎が好きな人。少人数での研修が好きな人にはすごくいい病院です。
特に勉強会は少数だからこそ質が高く、私はこの一年間で一番ためになったと思います。見学に来るのも大変な位置にありますが、病院全体の雰囲気もすごく良いので、来て後悔することはありません。ぜひ一度見学に来てください!

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