初期研修医インタビュー

社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部

福岡県済生会福岡総合病院

福岡県福岡市中央区天神1-3-46

名前 白石 仁 先生
出身地 山口県
出身大学 九州大学
医師免許取得年度 2018年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

小学生の頃から人の役に立てる仕事に就きたいと思っており、大きなきっかけはありませんが。親が整形外科医をしていて、患者さんから感謝され、人の役に立っている姿を間近で見ていたので、自然と医師を目指すようになりました。

学生生活で思い出に残っていることはありますか。

1年生から6年生まで、ずっとサッカー部で活動していたことです。授業そっちのけで、週に4回から5回、先輩や後輩、同級生含めて皆で一緒に練習して、大会に臨んでいました。西医体ではベスト8、九州・山口エリアの大会では準優勝したり、3位に入ったりといった結果でした。

初期臨床研修やマッチングに向けて、病院見学など、どのような活動をしていましたか。

ずっとサッカーをしていたので、どのような研修医になりたいのかを具体的に考え始めたのは5、6年生になってからでした(笑)。ただ、それでも部活動内で情報共有をしたり、先輩・OBの先生との交流には顔を出していましたね。そこでは先輩方がどういう生活しているかとか、どういう仕事をしているかなどを聞いたりして、少しだけかもしれませんが、自分の将来については考えるようにしていたかなと思います。

病院見学にはどのぐらい行きましたか。

あまり多くはなかったです。私は元から当院に行きたいと思っていたので、当院と福岡市内の病院、それと一回、地方の病院を見てみたくて、青森県の病院に見学に行きました。

マッチング活動で、これをしておけば良かったと思うことはありますか。

強いて言えば、もう少し専門科に注目して見学に行っても良かったのかなと思います。4年生、5年生の時間があるときに、色々な科に興味を持って見学をすれば面白かったかもしれません。でも部活動が忙しかったので、見学に行けたかどうかは分からないですね(笑)。

福岡県済生会福岡総合病院を希望した理由をお聞かせください。

一番の理由は、三次救急がしたかったからです。当院は風邪などの一般的な患者さんから、事故で重傷な患者さんも当然来られるので、そこを初期研修医のときに見てみたい、そこで勉強したいと思ったのが一番の理由です。あとは立地ですね。色々な患者さんも来るし、充実した研修生活ができそうだと考えました。

見学などに参加してみて、福岡県済生会福岡総合病院の印象はいかがでしたか。

私が当院を見学したのは6年生のときですが、活気がすごいと感じました。特に救急の当直では患者さんが運ばれてきたら、医師はもちろんですが、看護師さんや他職種の人が一緒になって診療していたのが印象に残っています。コミュニケーションがしっかり取れていて、いい病院だなと思いました。

福岡県済生会福岡総合病院での初期研修はイメージ通りでしたか。

入職する前は皆が忙しく、せかせかしていて、厳しい病院なのかとイメージしていましたが、入職してみると皆とても優しかったです(笑)。空いた時間にしっかり教えてもらえますし、病院全体で研修医を育ててくれる病院だということを実感しました。

どのようなローテーションで研修されていますか。

今は自由選択期間中で、心臓血管外科を回っています。当院の研修は1年目は1カ月ごとに各科をローテーションします。2年目になったら4カ月間が自由選択となり、好きな科を回れます。加えて、1カ月の地域医療があり、私は佐賀県唐津市の病院で研修を行う予定になっています。

選択期間が短いことに関してはいかがですか。

色々な意見がありますが、私としては研修中に様々な科を回るのはとても良いと思っています。特に救急の現場では最初の初期対応は分かるとしても、それから治療がどう進むのかは実際にローテートしないと分からないです。それが当院では1カ月ごとに脳神経外科や心臓血管外科もローテートできるので、様々な科を回ることで、救急の患者さんがどんな手術をして、どうやって良くなり、どう社会復帰していくのかも知ることができ、非常に勉強になっています。

福岡県済生会福岡総合病院の良さはどのようなところにありますか。

コミュニケーションがしっかり取れていたり、活気があったりするところは先ほどもお話ししましたが、当直や自由選択の研修でも初期対応から治療まで全部学べるので、そこがいいかなと思っています。それから症例の多さでしょうか。各科に色々な症例が集まっており勉強になりますね。

指導医の先生の指導はいかがですか。

とても丁寧に教えていただいています。今は心臓血管外科を回っているのですが、手術の手技や手順などはもちろん、手術後にどのように管理するかということも一つずつ教えてもらえるので、毎日勉強になっています。また、私が質問した際にプラスして返してくださる先生が多いので、それで自分の知見も広がっていると感じています。

1年目の初期研修医を指導するうえで心掛けていることはありますか。

医学生のときに得た知識と医師として働く中で得た知識は全然違うので、一方的に教えるのではなく、どこまで1年目の先生が理解しているのかを、相手に聞くことを意識しています。相手がどこまで考えているのか、自分なりに聞いて、自分の経験をプラスしながら教えられたらいいなと思っています。

失敗談はありますか。

大きな失敗はありませんが、1年間働いて感じたのは社会人として、医師として、患者さんと接するときのコミュニケーションの難しさです。今はかなり慣れましたが、同意書を一つ取るにも、「こういう検査をします」という説明にしろ、最初はしどろもどろだったので、難しかったですね(笑)。

当直について、教えてください。

月に4回から5回ぐらい回ってきます。ウォークインの患者さんの対応は基本的に研修医がして、救急車は1年目、2年目の研修医2人と、救急科の先生の3人で診ます。

当直で勉強になっているのはどのようなことですか。

上の先生が自分にない視点で判断されたり、コンサルトされているところを見ると、すごいと感じます。例えば頭が痛いという患者さんが救急車で来られたときに、ぱっと見たときの判断に加え、問診・診察などで「大丈夫そう」、「ちょっと様子を見て判断する」、「すぐ検査して、すぐ治療を始める」といった緊急時の判断は勉強になっています。また、自分たちが最初に診ることで、すごく考える力がつきます。上級医の先生に報告したり、困ったら相談もしますが、当直だと責任も出てくるので、非常に考えさせられるし、診断能力は身についたと思います。

カンファレンスについてお聞かせください。

研修医は火曜日の救急カンファレンスで発表する機会があります。1年目のときはやはり緊張しましたね。学生時代もプレゼンの機会は何回かありましたが、実際に症例を発表して、色々な人から質問を受けるので、緊張します。プレゼン資料は自分で作成するのですが、担当の上級医の先生に添削していただいて、都度修正します。私はあまりスライドを作るのが得意ではないので、とても時間がかかっています(笑)。(スライドを使いながらプレゼンをしますが)色々な科の先生が興味を持って、真剣に聞いてくださいます。その質問も、そういう質問が来るんだと思いますし、私が気づいていなかったことを質問してくださったりするので、勉強になります。

火曜日の救急カンファレンス以外でのカンファレンスはいかがですか。

基本的に週1回ぐらい、科ごとにあります。外科では手術前の患者さんをプレゼンテーションします。「こういう患者さんで、今どういう状態で、こういう手術をします」といった内容ですね。内科の場合は新しく入院で受け持った患者さんの治療計画をプレゼンしていました。これからも発表の機会は多いと思うので、最初に多くの経験を積めると、場慣れもしますし、不明な点に関しては上級医の先生方がフォローしてくださるので、安心して経験が積めています。

コメディカルの方や同期の先生方とのコミュニケーションはいかがですか。

看護師さん、薬剤師さんなど、全ての職種の方とすごく取りやすいです。薬のことや患者さんの食事、リハビリなどでも分からないことがあったら直接聞いたり、電話したりして教えてくれます。コメディカルの方たちとコミュニケーションを取ることですごく勉強になっています。同期とはこの前も皆でビアガーデンに行きました。当直の人は来られないのですが、それはアミダくじなどで決めて、飲み会に行っています(笑)。あとは忘年会で芸だしなどがあるので、皆で打ち合わせをしたり、その後で飲みに行ったりですね。あとは登山などのイベントもあり、今年も5月ぐらいに外科の先生主催の山登りがあって、研修医と外科の先生、技師さんたちと行き、夜は皆で焼肉を食べました。

今後の進路について、お聞かせください。

完全には決めていませんが、将来は消化器外科や呼吸器外科に進むつもりです。来年以降はできれば当院の後期研修の外科プログラムに入って学んでいきながら、外科の専門医資格も取れたらと思っています。当院は症例も多くて、指導体制がしっかりしているので、初期研修医は半分くらいが残ります。私も同じような形で残って、医師としてのキャリアを歩んでいければと考えています。

医学生に向けて、メッセージをお願いします。

臨床研修病院はそれぞれに良し悪しがあるでしょう。病院を決めるポイントも研修内容、ローテート、強みのある専門科、給料、立地などとありますが、個人的には一番大事なことは2年間、どれだけ頑張って研修できるかということだと思います。気になった病院に見学に行き、「合う」、「合わない」を実際に体験してみたらいいと思います。当院は職員が皆、熱心で、病院全体で研修医を育ててくれる環境が整っています。症例も多く、2年間で学べることが豊富にありますので、是非一度、福岡県済生会福岡総合病院に見学に来てください。

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