初期研修医インタビュー

東京都立駒込病院

東京都文京区本駒込三丁目18番22号

名前 濱田 悠加(ゆか)研修医
出身地 東京都町田市
出身大学 富山大学
医師免許取得年度 2017年度

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

母が耳鼻咽喉科の医師をしています。小さい頃に母が勤務する病院の小児科に入院したことがあり、そこで母の働きぶりを見たことが大きかったです。一生続けられる、遣り甲斐のある仕事だと思い、医師を目指しました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

医師として働くうえで体力をつけたかったので、運動部に入ろうと考えましたが、運動経験がなかったので、ほとんどの人が初心者で入部する合気道部を選びました。女性が多く、温かい雰囲気の部で、二段を取得していました。私の大学の合気道部は武田流中村派という流派で、この流派に属する大学は全国で9校しかないのですが、私が部長になって初めて、全日本学生合気道大会の団体戦で優勝することができました。

大学卒業後、研修先を都立駒込病院に決めた理由をお聞かせください。

東京出身なので、東京の病院で初期研修をしたいと思っていました。大学生の頃は呼吸器内科に興味があったので、呼吸器内科に絞って病院見学をしていたのですが、都立駒込病院の呼吸器内科に来たところ、部長の岡村樹先生が色々と教えてくださったんです。研修医の先生方も穏やかですし、皆が家族のように仲が良いという印象を受けました。都立駒込病院の呼吸器内科は最先端のがん治療を行っているので、治験も多くあります。初期研修医の頃から最先端医療に携われるのは刺激になると考え、この病院に決めました。

呼吸器内科に興味を持ったのはいつですか。

大学5年生のときです。それまでは部活動に熱心で、勉強はあまりしていなかったんです(笑)。それで勉強にコンプレックスを持ちながら病院実習を始めたところ、富山大学の呼吸器内科にベスト指導医に選ばれた先生がいらっしゃり、面白いご指導を受けることができました。これからの肺がん治療は分子標的薬が花形的な存在になります。患者さんの余命が伸びることで、患者さんのお気持ちが前向きになりやすいのは良いことだと思いました。

都立駒込病院での初期研修はイメージ通りですか。

専門性の高さはイメージ以上でした。初期研修医からするとハードルが高く、難しいのですが、頑張っています。

プログラムの自由度はいかがですか。

私の学年では、2年間の初期研修のうち、半年が自由選択期間でした。感染症、緩和ケア、放射線診断科をローテートできるのは都立駒込病院ならではですね。都立墨東病院でのER研修などを選択する人も多いです。

院外での地域医療研修はどちらでされましたか。

都立墨東病院でのER研修のほかは地域医療として近所の産婦人科と小児科のクリニックで研修しました。

どのような姿勢で初期研修に取り組んでいらっしゃいますか。

若い頃は失敗しておいた方がいいと言われていますが、患者さんに不利益にならないように心がけています。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

熱心にご指導いただいています。

都立駒込病院での初期研修で良いところはどんなことでしょう。

がんの患者さんが多いので、お一人お一人に合った診療について勉強できます。患者さんの死に直面したご家族との関係や転院調整といった社会的支援も勉強になりますね。MSWさんにいつも助けていただいています。

何か失敗談はありますか。

日々やらかしています(笑)。でも、同じ失敗を繰り返さないように注意しています。

当直の体制について、お聞かせください。

月に2-3回とほかの病院よりは少なめですが、都立墨東病院や都立広尾病院での救急研修でカバーできています。体制は指導医1人と、1年目、もしくは2年目の初期研修医が1人のペアで行います。

当直ではどんなことが勉強になっていますか。

判断の仕方です。診断がついていない患者さんに対し、最初は鑑別診断に明るくなく、検査についても分からないのですが、上の先生方が優しく教えてくださいました。1年目の後半になってくると、「3年目になったときに同じ判断を下せるかな」と考えられるようになりました。さらに頑張らないといけないと思っています。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

総合診療科には常勤の先生が3人いらっしゃり、老年内科的な感じで高齢の患者さんの緊急入院などについて教えていただいています。看護師さんも慣れておられるので、オーダーメイドの転院調整ができているのを見て、勉強しています。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

救急の看護師さんはもちろんですが、病棟に1人ずついらっしゃる薬剤師さんとも電話一本ですぐに対応していただくなど、コミュニケーションに苦労したことはありません。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

同期は医師12人、歯科医師1人です。男性8人、女性5人で、大学は皆、違います。研修医部屋では1つ上の先生たちにお世話になっています。1つ上の先生たちが目標ですね。

寮にお住まいですか。

病院から徒歩7、8分のワンルームマンションを病院が借り上げているので、そこに住んでいます。築3年で綺麗ですし、浴室乾燥機があるのが気に入っています(笑)。

今後のご予定をお聞かせください。

現時点では呼吸器内科に進み、肺がん領域を学びたいです。ジェネラリストの視点を大事にしたスペシャリストになりたいと思っています。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

当院はオンコールがないので、オンオフの区別をつけやすいです。大学時代の友人が富山、愛知、長野などにいるので、1泊の弾丸旅行に行ったりしています(笑)。また、中学高校時代の友人とランチに行ったり、当院での同期と食事や花見をしたりと楽しんでいます。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

私は当院を含めて8カ所ほどの病院を見学しました。皆さんも是非、色々な病院を見学してください。当院は面倒見の良い病院ですので、候補の一つにしていただければ嬉しいです。

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