初期研修医インタビュー

八雲総合病院

北海道二海郡八雲町東雲町50番地

名前 大中 崇行(たかゆき)先生
出身地 奈良県
出身大学 熊本大学
医師免許取得年度 2017年度

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

私は大学の一般学部を卒業した後、製薬会社の研究職に就いていたのですが、働いているうちに医師として医療現場で働きたいと思ったのがきっかけで、医学部に入りました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

出身は熊本大学なのですが、学年の4分の1くらいはいわゆる再受験の人でした。同じ境遇の仲間と支え合いながら過ごせたことが楽しかったです。5年生のときに熊本地震に遭って、避難生活を送ったことも忘れられません。

大学卒業後、大学病院ではなく、研修先を八雲総合病院に決めた理由をお聞かせください。

専門医研修は大学病院でと決めていたので、初期研修では大学病院は全く考えていませんでした。大学病院は研修医の数が多くなってしまうので、研修医の受け入れ人数が少ない病院に進んで、多くの経験を積みたいと思っていたのも理由の一つです。

八雲総合病院に見学に来られたときの印象はいかがでしたか。

見学に行った際、当時の研修医1年目の先生が付いてくださいました。その先生は、何でも積極的にされる方で、消化管内視鏡など様々な手技などを経験されていると伺いました。そのお話を聞いて、八雲総合病院は研修医のやる気次第でしっかり研修できる病院なのだなという印象を受けました。

八雲総合病院での初期研修はイメージ通りですか。

イメージ以上ですね。初期研修医でも多くのことを経験できると非常に感謝しています。

プログラムの自由度はいかがですか。

必修以外はこれ以上にないくらい自由だと思います(笑)。

どういった診療科をローテートされていますか。

今は外科を研修中です。現状は外科に進む予定はないのですが、外科志望ではない研修医であっても、研修医として知っておくべきことや、今後志望する診療科に必要な技術など丁寧に教えてくださいますので、とても勉強になります。

どのような姿勢で初期研修に取り組んでいらっしゃいますか。

外科の研修中に指導医の先生から「外科の研修医だからといって、外科にこだわらず、空いた時間は色々なところにアンテナを張って、外科以外の診療科にも顔を出せばいい」とお言葉をいただいて、それ以降は外科にとらわれず、ほかの診療科にも顔を出して過ごしています。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

現在の外科研修では、やはり「外科系の先生だな」といった印象は受けますが、理不尽に怒られたり、必要以上に厳しいといったことは一切なく、理論立てて指導してもらえます。また、自分の駄目なところも教えてくださいます。仕事後にはたびたび飲みに誘ってくださり、院内外でとても愛情を持って指導していただいていると感じます。

八雲総合病院での初期研修で勉強になっていることはどんなことでしょう。

当院は地域の病院なので、受診される方や入院患者さんはご高齢の方が多いです。これからの日本は高齢者が中心の社会になっていくと思います。その点でご高齢の患者さんへの接し方や治療方針が学べるのはとても勉強になっていると思います。

当直の体制について、お聞かせください。

1年目は23時15分までの準夜帯を担当します。1年目の期間は指導医の先生がメインで診られているので、研修医は見学といった形になっていますが、ある程度経験を積んだ時期になってくると、研修医に診察を任せてくださることもあります。現在、私は月に6回ほど当直に入っていますが、回数は当人のやる気に応じて調整できます。自己申告制ですので、かなり融通は利きます。

当直では、どんなことが勉強になっていますか。

当直では今いる診療科に関わらず、様々な疾患の患者さんが当院に来られます。当院の救急外来は風邪から重篤な疾患まで受け入れるので、様々な症例を診ることができます。指導医の先生が横についてくださるので、自分が間違ったところは指摘いただけるのが心強いですね。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

現在回っている外科ですと、週に1回、カンファレンスがあり、看護師・理学療法士・栄養士・医療連携の方などが集まります。この1週間で何が起こったか、今後の治療方針などを約30分で話し合います。カンファレンスに時間をかけない分、患者さんに割ける時間が増えるのが良い点だと思います。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

医師を大事にしてくれる看護師さんばかりです。研修医だからといって無下に扱われることは全くないので、働きやすいです。看護師さんに限らず、コメディカルの皆さんは本当にいい人ばかりで、気さくに接してくれますし、勉強会にも誘っていただいています。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

私たち研修医には研修医専用の部屋が与えられているので、そこで今日どんな事例を診たか、こういうときにはどう対応すべきかなどを意見交換しています。飲み会は指導医の先生に誘われて研修医も一緒に参加することが多いですね。

今後のご予定をお聞かせください。

初期研修が終わったら、大学病院で研修をしたいと思っています。どこの大学病院に行くのかはまだ決めていないので、これから考える予定です。興味のある科が数科あるので、2年目の秋までにはどの科を希望するか決めたいですね。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

自分は家族がいるので、休日は家庭第一に過ごしています(笑)。当院は基本的に平日と休日の区別はきっちりしているので、休日の呼び出しはほとんどなく、しっかり休めています。八雲町は都会ではないですが、函館まで1時間程度の距離なので、足を延ばしてよく出かけていますね。

現在の臨床研修制度に関して、ご意見をお願いします。

2年間で色々な科をローテーションできる今の制度はとても魅力的だと感じます。自分自身も、ローテーションの中で、自分の適性や興味で将来の進路を考えている最中です。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

多くの研修病院があるので、どこを選べばいいのか迷われる人もおられるでしょうが、どこの病院を選んでも本人次第なので、選んだ場所で初期研修の2年間をどれだけ充実させられるかを考えるといいと思います。当院は地域の中規模病院で、研修医の数も少なく、経験は十分に積むことができます。もし、このような環境で研修したいと考えている方がいらっしゃれば、当院をお勧めします。

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