初期研修医インタビュー

高砂市民病院

兵庫県高砂市荒井町紙町33番1号

名前 岡本 浩平 先生
出身地 兵庫県姫路市
出身大学 香川大学
医師免許取得年度 2017年度
名前 岩根 友佳子 先生
出身地 兵庫県姫路市
出身大学 兵庫医科大学
医師免許取得年度 2018年度

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

岡本:

もともと理系志望でしたし、センターの成績が良かったので、このご時勢ですし、将来のことを考えて、医学部を選びました。でも実家に帰って卒業アルバムを見ると、将来の職業はお医者さんって書いていたんですよ(笑)。後付けの理由ですが、夢も叶いましたし、大学時代も現在も充実しているので良かったと思っています。

岩根:

両親が医師をしていることが大きく影響していると思います。特に母の働き方に憧れています。母が子育てをしながら、細々と医師を続け、患者さんからも感謝を受け、生き生きと充実している様子を見て、私も医師を志しました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

岡本:

バドミントン部でキャプテンをしていました。一生懸命頑張っていたし、皆と旅行にも行きましたが、一番の思い出は友達と一緒に過ごしたことです。香川は田舎なので、交通手段は必ず車なんです。そのときのたわいもない会話や楽しかった空気感が今でも忘れられないですね。卒業後も結婚式などで集まることも多いですが、大学時代の空気感がいまだに続いています。

岩根:

私はスキー部と軽音楽部に入っていました。学生の6年間を振り返ると、親切な友達が多く、勉強でも皆で集まって教え合い、助け合う友達関係でした。試験が多い大学だったので、皆で協力して乗り切り、試験後は飲み会やUSJなどに行っていました。この一連の流れがとても楽しかったです。卒試も国試も皆で合格しようと努力し、全員で合格できたことが一番の思い出です。

大学卒業後、大学病院ではなく、研修先を高砂市民病院に決めた理由をお聞かせください。

岡本:

大学病院は患者さんの数も多いですが、医師の数も多いです。希少な症例を経験できるかもしれませんが、それは初期研修では必要ないと思いました。初期研修はコモンディジーズが診られることや医師として当たり前のことが当たり前にできるようになることが大切です。治療も手技も身につけられるのは大学病院ではなく、市中病院だと考えました。そこで高砂市民病院に見学に来て、この病院ならやりたいことが何でもできると実感し、当院を選びました。

岩根:

私はあまりマッチングについて考えていなくて、大学病院にだけ希望を出していましたが、大学病院はとても人気で、マッチできずに、二次で当院を受けさせていただきました。当院に来てみると、多くの手技をさせていただけるし、結果的にすごく良かったと思っています。

高砂市民病院に見学に来られたときの印象はいかがでしたか。

岡本:

すごく指導熱心な先生に出会うことができました。研修病院を選ぶときに考えていたのが研修医でありながら裁量を持たせてくれ、自由にやらせてくれることと、また手技ができる機会が多いということでした。その先生は検査まで自分でやらせてくれることを約束してくれました。見学の最後には国試に向けての講義までしてくださったんです。ほかの病院より教育、指導に手厚いという熱意を感じ、ここだったらやりたいことを自由にできると思いました。

高砂市民病院での初期研修はイメージ通りですか。

岡本:

イメージ通りになっているところもあれば、なっていないところもあります。患者さんは一つの病気があればほかの臓器も悪くなっていることが多く、一つの臓器ばかり診るというよりは全体を診るということは良いことだと感じています。ただ、本当の意味での急性期の患者さんが少ないです。今後、三次救急の関連病院での研修がありますが、CPAなどの重篤な患者さんやICU管理などの難しい外傷患者さんは当院で診ることができないので、そういった経験はほかの病院の研修医よりも足りていないと思っています。

岩根:

この病院は内科というイメージなのですが、まだ研修4カ月目ですし、最初の3カ月は麻酔科での研修でしたので、何とも言えません。現在、内科1カ月目ですが、研修医の数が少なく、教えていただく時間が長いことが利点で、有り難いなと思っています。

プログラムの自由度はいかがですか。

岡本:

制限がないですね。私は内科しか志望していないので、ずっと内科にいます。10月と11月は放射線科を回らせてもらおうと希望していますが、放射線科を回りつつも、将来は消化器内科を目指そうと考えているので、カメラの検査に週1回ほど行かせていただけるのであれば、検査だけでも続けさせてもらえるようにお願いするつもりです。

岩根:

2年目のことで相談させてもらう機会がありましたが、1カ月間は地域医療の院外研修ですが、残りの11カ月はどこでも回っていいと聞いています。自由度も高いし、相談にも親身に乗っていただいています。

岡本先生は消化器内科を目指されているのですね。

岡本:

もともと内視鏡がすごく好きで、当院を選んだのも「カメラをさせてあげるよ」と言われたからです。まだ上部だけですが、ほかの病院で研修している同期よりは手技でも、所見読みの点でもできるようになっていると思います。大学から非常勤で来られている消化器の先生の影響も大きいですね。消化器は全身の疾患を診ることができるという意味で範囲が広く、内科でありながら手技もできるということで決めました。

岩根先生は興味を持っている診療科はありますか。

岩根:

私も消化器内科ですね。また、母が眼科なので眼科も気になりますし、放射線科にも興味があります。これから回らせていただく中で決めようと考えています。

院外での研修はありますか。

岡本:

院外研修はまだですが、来年の3月、実習の最後に地域医療で長崎県の離島に行くことになっています。2年目の最後の研修ですので、腕試しができればと思っています。

どのような姿勢で初期研修に取り組んでいらっしゃいますか。

岡本:

研修医は主治医の先生の下の担当医にしかなれませんが、自分が担当した患者さんのことは主治医の先生よりも、誰よりも理解していると思ってもらえるように取り組んでいます。入ってこられた患者さんに異常値があれば自分で原因を調べ、鑑別もあげますし、自分が考えた経過にその患者さんを乗せられるように努力しています。

岩根:

3年目はマイナー科も視野に入れているので、初期研修の2年間でよくある疾患やコモンディジーズをしっかり診られるようにしたいと思っています。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

岡本:

この病院の良いところです、医師同士の距離が近く、上の先生をはじめ、どの先生にも気軽に相談できますし、非常に熱心にご指導いただいています。例えば、副院長の先生であっても困ったことがあればすぐにPHSで相談しています。

岩根:

まだ麻酔科を回っただけですが、マンツーマンで熱心にご指導いただき、私は麻酔科医になるのかなと思うほどでした(笑)。

高砂市民病院での初期研修で勉強になっていることはどんなことですか。

岡本:

全てのことが勉強になっています。研修医であっても、人の命を預かっている以上、適当ではいけないということを学びました。病棟では想定していること以外の急変が起こることもあるので、自分が考えている以上のことができるように、カルテ一つにしても、きちんと記入するよう心がけています。

岩根:

麻酔科では色々と経験させていただきました。腰椎の麻酔や挿管もマックグラスがあるにも関わらず、喉頭鏡でさせてもらいましたし、最終的には麻酔の導入までさせてもらえました。手技は本当に身につきましたね。

当直の体制について、お聞かせください。

岡本:

平日の当直は週に1回、1カ月に約4回です。各科のオンコールの先生と内科もしくは外科の当直医の先生が対応します。救急車は一晩に3台くらいですね。ファーストは研修医が担当します。

当直ではどんなことが勉強になっていますか。

岡本:

二次救急の日に神戸大学から応援にきていただいている総合内科の先生は知識も豊富で、色々なことを教えてもらっています。月に1回、ミニレクチャーもしてもらっているので、刺激になっています。

岩根:

最初が麻酔科で、当直が始まったのが6月くらいからなので、今は本当にお手伝いくらいですね。ウォークインの患者さんの問診などをさせていただいています。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

岡本:

内科は週に2回です。月曜日の新患カンファレンスでは研修医があたった新患のプレゼンテーションをします。火曜日には症例検討があります。研修医が2週間に1回、持ち回りで自分が担当した症例をレポートにまとめ直してきて、発表しています。

岩根:

内科を回り始めてから参加していますが、内科の患者さんのまとめ方や入院の経過などを色々と指導してもらいながら、勉強中です。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

岡本:

いいと思います。同期の看護師さんとかとキャンプや食事や飲みにも行って、楽しくやっています。

岩根:

最初の3カ月は麻酔科にいたので、手術室にいる看護師さんには本当にお世話になり、色々と助けてもらいましたね。また、同期で入った薬剤師の二人とは月1回は飲みに行くほど、仲良くさせてもらっています。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

岡本:

少人数なので、仲が良くてチームワーク抜群です。昨日の夜も同期の金山先生が専門研修の病院見学が終わったので慰労会をしたのですが、そこに岩根先生も呼んで飲みました。

岩根:

内科を回るようになってから、岡本先生には教えてもらうことばかりで、すごく迷惑をかけていると思います。病棟では厳しいですが、研修室では和気藹々で仲良くさせてもらっています。

今後のご予定をお聞かせください。

岡本:

3年目は内科プログラムを専攻しようと考えています。今、1カ所しか試験を受けていないので、これから大きい市中病院に行くか、大学病院に行くか、病院見学をして決めたいです。

これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

岡本:

有名病院だけでなく、身近なところを探せば自分に合った病院があるはずです。是非病院見学に行って、自分の目で見て、自分に合った病院を決めてほしいです。その際、大切なのは熱心な先生がいるかどうかだと思います。

岩根:

私はリサーチ不足だったので、当たり前のことですが、早めに動くことが大事だと思います。病院見学には必ず行くべきですね。

高砂市民病院のPRをお願いします。

岡本:

具体的に言うと、消化器内科を目指している人、カメラをやりたい方には絶対にお勧めの病院です。兵庫県下であれば、ほかの病院より手技は身につきます。オンオフもコントロールできますし、先生方も熱心で、しっかりバックアップしてくれますよ。また、駅が近く、三ノ宮、姫路へのアクセスもいいです。

岩根:

研修医の人数が少ないのも利点ですね。指導医の先生からしっかり見てもらえるし、先輩との距離が近く、楽しく仲間意識を持って仕事できる、チームワークの良い空間です。自分が与えてほしいものを与えてくれる病院です。

お気に入り