初期研修医インタビュー

埼玉医科大学国際医療センター

埼玉県日高市山根1397-1

名前 吉村 萌(もえ) 先生
出身地 埼玉県川越市
出身大学 福島県立医科大学
医師免許取得年度 2017年度

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

高校時代に医療系の仕事に漠然とした興味を持ち、医師のほか、看護師や理学療法士についても調べていたのですが、イメージがなかなか湧きませんでした。学校や塾の先生に相談し、医師を勧められたことがきっかけとなりました。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

ハンドボール部のマネージャーをしたことです。北海道での東医体などにも連れていっていただき、楽しかったですね。また、友人が料理サークルを立ち上げたので参加しては、皆で料理を作ったりしていました。

大学卒業後、研修先を埼玉医科大学国際医療センターに決めた理由をお聞かせください。

地元が埼玉県ですので、埼玉県内で探していました。大学病院と市中病院とではかなり迷い、色々な病院に見学に行きましたが、すぐには決めることができませんでした。でも、埼玉医科大学国際医療センターに3病院自由選択プログラムがあると知り、埼玉医科大学国際医療センターにしようと決めました。埼玉医科大学国際医療センターは専門医療が強く、近くにある埼玉医科大学病院は大学病院の本院ならではという病院です。また、川越市にある埼玉医科大学総合医療センターは市中病院に近い雰囲気ですので、それぞれの良さを得ることができると考えて選びました。

埼玉医科大学国際医療センターに見学に来られたときの印象はいかがでしたか。

雰囲気がとても良かったです。特に初期研修医の方々が生き生きと研修されていて、私も2年後にこうなっていればいいなと思いました。

埼玉医科大学国際医療センターでの初期研修はイメージ通りですか。

指導医の先生方が多いのはイメージ通りですね。今、心臓内科を研修しているのですが、手技を一つずつ細かく教えてくださいます。また、治療方針を決める際に初期研修医も意見を言えるのもいいです。

3病院自由選択プログラムとはどのような内容ですか。

埼玉医科大学国際医療センターを基幹病院として、埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センターや関連の病院で研修しながら進むべき道を決めていくというものです。初期研修医が研修先の診療科を自由に選ぶことができるので、他のプログラム(研究マインド育成自由選択プログラムや特設外科系プログラム)よりも自由度が高くなっています。当院はがん、心臓病、脳卒中を含む救命救急に特化した病院ですが、他の2病院(埼玉医科大学病院や埼玉医科大学総合医療センター)それぞれ特徴がありますので、利点をうまく活かして自由に研修できるのが魅力です。

プログラムの自由度はどのように高いのですか。

2年間の研修先は、導入研修1カ月のほか、厚生労働省が定めた必修研修の内科6カ月、救急3カ月、地域医療1カ月、選択必修研修(外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科から2科目を選び、1カ月ずつ研修)をきちんと研修できる内容であれば、研修医の希望に基づいて組まれます。必修研修以外の11カ月は自由選択となり、専門研修を見据えながら全施設から自由に選択できます。

先生はどのようなローテーションなのですか。

1年目は内科を中心に、救急、麻酔科を研修しました。内科は呼吸器、内分泌、心臓内科、脳卒中内科ですね。小児科に興味があるので、2年目は埼玉医科大学総合医療センターの小児科を中心に研修する予定です。また、小児科と関係の深い産婦人科や皮膚科も研修できたらと思っています。

小児科に進まれる予定なのですね。

大学生の頃から小児科に惹かれていて、ポリクリでもやはり小児科が面白かったです。でも初期研修でほかの診療科を研修するたびに、「この診療科もいいな」と浮気しています(笑)。

院外での研修はありますか。

来年の地域医療研修ではシャローム病院と岡村記念クリニックに行く予定です。人気があるのは宮古島徳洲会病院ですね。宮古島にはほかの病院からの初期研修医も来るので、交流ができるそうです。

どのような姿勢で初期研修に取り組んでいらっしゃいますか。

まだまだ不慣れな点も多いのですが、医師免許を持っている以上は患者さんをよくしたいという気持ちを常に持っています。上級医の先生に知識を補っていただくときは質問する前にまずは考えるようにしています。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

疑問点を教えてくださるのはもちろんですが、疑問点から派生させた形で付加知識も教えていただいていますので、知識が広がります。手技をすることも大事なので、積極的に取り組んでいますが、「こうするといいよ」といったポイントを教えてくださいます。

埼玉医科大学国際医療センターでの初期研修で良いところはどんなことでしょう。

大学病院ですから、学生も回ってきますので、指導医の先生方が指導に慣れていらっしゃいます。私たちが分かっていないポイントが指導医の先生方に見えているので、ピンポイントで教えてくださるのですが、その距離感が近すぎず、遠すぎずで聞きやすいです。

何か失敗談はありますか。

病院によって、薬の出し方のデフォルトが「錠」だったり、「ミリ」だったりと違います。間違えても薬剤師さんが気づいてくださるし、自分でも気づくのですが、ときどき「あっ」と思いますね。

当直の体制について、お聞かせください。

診療科によりますが、内科は月に4回あります。内訳は病棟当直3回、救急当直1回です。体制は病棟当直は指導医2、3人と初期研修医1人、救急当直は指導医2人と初期研修医2人です。

当直ではどんなことが勉強になっていますか。

人数が少ない中で、自分の役割を見極めることです。「私はこれをやろう」という状況把握の力がつきます。手技にしても、日中なら「やってみるか」と聞かれたことをしますが、当直では自分から率先して行っています。埼玉医科大学病院はウォークインの患者さんもいらっしゃるので、重症を見極める力がつきました。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

心臓内科では朝と夕方に行っています。症例の提示のあと、教授やほかの先生方で意見交換があります。初期研修医も自分の受け持ちの患者さんについてプレゼンをします。教授から質問などを受けるので、検査の必要性や何を理解しておくべきかが分かります。上級医の先生方はそれを分かっていらっしゃるので、違いを痛感しています。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

看護師さんは皆さん、優しいです。私は最初が脳卒中内科だったのですが、つい最近も脳卒中内科の看護師さんと食事に行ってきました。看護師さんには患者さんのケアなどをお願いしていますが、お互いが頼みやすく、仕事がしやすい環境だと思います。

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

同期は14人で、そのうち他大学出身者が6人います。他大学出身者が多いこともあって、当院を選んだのですが、皆が色々な出身地や大学から来ているので、考え方も色々で、面白いです。女性は4人です。時間が合えば、一緒に遊びに行ったり、飲みに行ったりしています。2年目の先輩方は12人ですが、先輩たちとも仲良く過ごしています。

寮にお住まいですか。

私は寮ではなく、病院から近くのところに住んで、車で通っています。でも、ほとんどの人が寮に住んでいます。皆がいいと言っていますよ(笑)。キャンパス内にあるので近いし、安く借りることができるのも魅力的です。新しいため部屋も綺麗で、ベッド付きです。管理人さんも常駐していますし、静脈認証で寮に入れますので、セキュリティも万全で安心です。

今後のご予定をお聞かせください。

私は小児科を希望しています。専門研修は埼玉医科大学病院か、埼玉医科大学総合医療センターに行く予定です。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

学生時代は休日というとダラダラしていましたが、今は時間が限られていますから、行動的に過ごしています。学生時代は地元を離れていたので、疎遠になっていた地元の友達と会ったり、日曜日が休みの友達と買い物に行ったりしています。夕食だけ一緒に行くこともありますね。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

研修先をこの病院と見極めるのは難しいですが、自分に合った病院を選ぶのが大事ではないでしょうか。それはファーストインプレッションでいいと思います。厳しいかなと思う病院では続かないですよ。辛いことは絶対にありますから、辛いことがあっても初期研修をできそうな雰囲気があるところを選ぶといいです。見学では初期研修医が生き生きと働いているかどうかを見てみましょう。6年生の夏休みは本命のところに見学に行くことをお勧めします。初期研修1年目は1つ上の方々と関わる機会が多いので、1年目の初期研修医を見てください。私が当院に見学に来たとき、初期研修医が指導医に質問しているところを見たのですが、向上心が高い人が多いなと感じました。私自身がこのようになれるかどうかは分からなかったですが、1日を過ごしてみて、初期研修医が指導医やコメディカルスタッフとどう関わっているのかを見られたことはとても良かったです。

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