初期研修医インタビュー

市立岸和田市民病院

大阪府岸和田市額原町1001

名前 西尾 尚記(にしお なおき)先生
出身地 大阪府大阪狭山市
出身大学 和歌山県立医科大学
医師免許取得年度 2016年

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

西尾:

私は生命という分野に漠然とした興味を抱いており、現役のときは農学部を受験したんです。でも失敗してしまい、浪人するとなったときに心機一転して、生命に繋がる医学を頑張ってみようと思いました。それで1年間の勉強を経て、医学部に受かったという形です。

学生生活ではどんなことが思い出に残っていますか。

西尾:

大学時代はボート部に所属していて、和歌山の紀の川でボートを漕いでいたんです。夏の大会に向けて1年間、頑張るという体制で、夏までは熱心に練習に取り組みますが、夏が終われば週に1、2回の練習になるので、自由な時間が多くできます。夏が終わった頃ぐらいから、ちょうどテストが入ったり、学校の行事で忙しくなってきたりもしましたが、その空いた時間に家庭教師や塾講師のアルバイトをしたり、長期休暇などがあれば国内外問わず、旅行に行ったりしていました。一番印象的だったのはカンボジアでしたね。

大学卒業後、大学病院ではなく、研修先を市立岸和田市民病院に決めた理由をお聞かせください。

西尾:

初期研修での私の目標は二次救急をしっかりできるようになることでしたし、もともと市中病院で勉強したかったので、市中病院にしました。そこで、二次救急を多く経験でき、色々な科を回れる病院をいくつも見学に行きました。当院には6年生の4月と7月に見学に来たんです。救急を見学させてもらったのですが、コメディカルスタッフや事務のスタッフにとても優しく接していただきました。それまで見学したどの病院よりも雰囲気の良さを感じましたし、私の条件に合っていたので、当院を選びました。

初期研修1年目を終えてみて、いかがですか。

西尾:

私は救急をしっかりやりたかったので、6年生のときに初期研修医の先生について、救急を見学したんです。その先生がしっかりされていたので、私にできるのかという不安はありましたが、いざ救急を回ってみると、対応や検査、治療方針を決めていくなど、1年を過ごして、少しはできるようになったかなと思っています。大学病院だと1つの診療科に何人もの初期研修医が回るので、症例を振ってもらえないこともあるようですが、当院は原則的に1人で回りますので、その科についての勉強がじっくりできます。競い合いがなく、自分のペースで勉強でき、自分のペースで成長できています。

プログラムの自由度はいかがですか。

西尾:

1年目は内科6カ月、外科2カ月、救急科2カ月、麻酔科1カ月、小児科と整形外科の選択で1カ月という形です。2年目は救急科と地域医療が1カ月ずつ、精神科、産婦人科がそれぞれ0.5カ月ずつで3カ月は決まっていますが、残りの9カ月は自分で自由にプログラムを組むことができるんです。1つの科に3カ月まで回れますし、自分が将来考えている科を長く回ったり、将来に関係のない科でも1カ月単位で取れたりするので、自由度は高いですね。

指導医の先生のご指導はいかがでしょうか。

西尾:

医局も一緒で、いつでも質問しやすい環境が整っています。

市立岸和田市民病院での初期研修で勉強になっていることはどんなことでしょう。

西尾:

珍しい手技などがあると、その科を回っている初期研修医が率先して呼ばれ、経験させていただけます。CVを入れるなどの手技の機会は豊富ですね。救急当直でも患者さんをファーストタッチで診ることができるので、幅広い患者さんがいる中で、どう対応していくかがすごく勉強になっています。基本的には救急車で来た患者さんを上の先生が診て、ウォークインの患者さんを初期研修医が診ます。日によって異なりますが、1日10人前後の患者さんを診ています。

何か失敗談はありますか。

西尾:

日常的な失敗では採血でしょうか。

当直では、どんなことが勉強になっていますか。

西尾:

本当に幅広い患者さんがいらっしゃるんです。昨日もCPAになったウォークインの患者さんがいらっしゃいました。歩いてきたから大丈夫というわけではないですし、かと言って救急車で来たから重症というわけでもありません。ウォークインと救急車の差がないので、ウォークインの患者さんを初期研修医がファーストタッチできるのは色々な疾患を診るという意味で勉強になっています。

カンファレンスの雰囲気はいかがですか。

西尾:

カンファレンスは科によって違います。1つの科で行うカンファレンスもありますし、例えば呼吸器でしたら、呼吸器科、腫瘍内科、緩和ケア、呼吸器外科、放射線治療科の混合カンファレンスもあります。初期研修医が自分の患者さんの発表をすることもありますし、それに対して、上の先生が付け加えてくださったり、追加で発表されたりもします。そういう指導も勉強になりますね。

コメディカルの方たちとのコミュニケーションはいかがですか。

西尾:

優しい方ばかりです。私たち研修医は救急の看護師さんと絡むことが多いんですが、皆さん、優しくて、コミュニケーションも取れているかなと思います。

今後のご予定をお聞かせください。

西尾:

今のところ、小児科を希望しています。後期研修の病院の見学にはまだ行っていないのですが、小児科系に強い病院を探したいです。小児科を考えている理由としては私自身がよくかかっていたので身近だということ、もちろん子どもがかわいいことですね。外来に子どもが来ると賑やかになりますし、看護師さんたちも和気あいあいとしていますので、そういう雰囲気もいいなと思っています。

ご趣味など、プライベートの過ごし方について教えてください。

西尾:

平日は家に帰ったら疲れ果てて寝ているだけですが、最近、ちょっといいロードバイクを買ったんです。まだ練習中ですが、次の日曜日には友達と和歌山まで行く予定です。今はロードバイクを極めていきたいという段階ですね(笑)。

現在の臨床研修制度に関して、ご意見をお願いします。

西尾:

色々な科を回れることに関してはとてもいいです。自分が考えている科だけをやり続けるのではなく、2年間で色々な科の考え方を学べます。内科系に行く医師が外科系の考え方を身につけるには絶好の機会ですから、多くの科を回れるのは良い制度だと思います。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

西尾:

どこの病院で働くにしても、結局は自分次第です。やろうと思えば、どこまでもやれますし、色々な先生と仲良くなれば、手技などでもいつでも呼んでもらえます。そういう環境を作れるかどうかもやる気次第なんです。やる気を持って、初期研修に取り組んでください。

市立岸和田市民病院からのメッセージもお願いします。

西尾:

救急をファーストタッチでこれだけやらせてもらえる病院は珍しいですから、二次救急をしっかりやりたい方にはかなりお勧めの病院だと思います。見学だけでも、気軽に来てください。

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