指導医インタビュー

社会医療法人 緑泉会

米盛病院

鹿児島県鹿児島市与次郎1-7-1

名前
市川 理一郎 指導医
職歴経歴
2002年に慶應義塾大学医学部卒業後、慶應義塾大学の整形外科の医局に入局し、関連病院も含めて12年間勤務した後に、米盛病院に入職。
学会等
日本整形外科学会認定整形外科専門医

米盛病院に入職されたきっかけをお聞かせ下さい。

医局人事だと転勤が多く、長く患者さんを診たいと思っても転勤になってしまう事もありました。また、整形外科の中でも関節外科は割と慢性疾患の患者さんを診る事になりますが、転勤では慢性期が多い病院もあればそうじゃない病院に配属になることもあるので、実績を残そうとしても長く在籍していないと患者さんが集まってこないという事もあります。その点でいうと当院では関節の症例に多く長く携わる事が出来ます。私が入職した4年半前には移転することが決まっていて患者さんを集めている時期でもありました。鹿児島県はとくにゆかりはないですが、食事はおいしいし、気候もあたたかくていいですね。

米盛病院の特徴をお聞かせ下さい。

病院全体の特徴としては、整形・救急を中心としており、整形は約50年の歴史があるため私がやりたい関節外科を含め、整形外科の患者さんが多く集まり、鹿児島県で整形外科といえば米盛病院という地位も確立されています。また、4年半前に移転して救急も受け入れるようになったので、多種多様な外傷を診ることも多いです。

医局で色々な病院を回りましたけど、ここまで外傷が多い病院はあんまりなかったので、そういう意味では非常に刺激にはなります。また、医師以外のスタッフが積極的に動いてくれます。全国で公立病院や大学病院などでも勤務しましたが、看護師さんとかコメディカルの人がかなり協力的で働きやすい環境です。

米盛病院の専攻医研修の特徴をお聞かせください。

症例の数は非常に豊富ですね。鹿児島市の整形外科関連の救急車の3台に1台は当院にきています。また、整形疾患に限らずに多くの患者さんがいらっしゃいます。専攻医研修については、脊椎がやりたければ脊椎の先生がいますし、外傷の先生もいるし、関節の先生もいるし、ご本人のやる気さえあれば多くの症例をもって勉強ができると思います。

米盛病院での専攻医研修で、どのようなキャリアアップが望めますか。

臨床のスキルは非常に向上するのではないかと思います。研修医としてもそうですし、私は2002年に卒業して18年目ですが5年目、10年目でもそうだと思います。
患者さんが多いので患者さん毎に真剣にその人のことを考えて、どうしたらいいのかを突き詰めていくとどんどん能力も向上すると思います。院外に研修に行ったり、学会に行ったりするのも補助が出ますし、そういう意味でもバックアップ体制は整っていると思います。

カンファレンスについて、お聞かせください。

週の初めに手術症例のプレゼンをやっています。時間は限られているのでそれ以外では若手向けの外傷カンファレンスを金曜日の朝にやっています。経験のある先生が多いのでカンファレンス以外でもその都度相談してもらえれば何かの役には立つと思っています。

女性の働きやすさに関してはいかがでしょうか。

院内に保育所がありますし、勤務形態とかは個別に相談できるのでその人に応じた働き方はできると思います。理事長をはじめ、法人としても理解があるため柔軟に対応できると思います。

先生が整形外科・関節外科を専攻されたのはどうしてですか。

大学時代に医局に行ったときにたまたま仲が良かった友達が整形外科へ行ったのが整形外科医を選んだきっかけです(笑)。その中で関節を志そうと思ったのは、困った症例があって、相談した先生が関節の先生で、その人にとても影響を受けて「関節をやりたいな」を思いました。

今後の高齢化社会に向けて、整形外科領域、整形外科医に求められる事はどのような事があるでしょう。

患者さんは多いし、需要はあるでしょう。実際に患者さんが何に困っているのを見極めてあげて、自分で勉強して知識を得てそれに対する答えを出してあげるということですね。整形外科の領域は結構広いので全部が全部決まった治療という訳でもないですし、手術も変化します。目の前の患者さんのことを考えてしっかり勉強して、しっかり準備して手術するということが重要だと思います。

研修医に指導する際、心がけていらっしゃることはどのような事でしょうか。

「早く一人前になってくれ」と思っています(笑)。経験がなくて分からないことはあると思いますが、その都度アドバイスはしますし、ある程度決まりきった疾患や外傷で教科書に載っているような骨折の治療とかはしっかり教科書を見て勉強しましょう。とそれだけです。私も教科書を見ますしね。

手術は計画が大事です。インプラントなどは設計が大事なのでどういう長さのプレートを使って、どれくらいのネジをどこに打つとかちゃんと計画して手術に臨むように指導しています。基本的な手技は整形外科ではそんなに難しくないですし、世の中で術式として成り立っているものは既存の物があって、あとはそれを真似するだけなので誰でも勉強すれば出来るでしょう。その為、研修医にはまずは自分でちゃんと勉強しましょうと言っています。

先生が考える整形外科のやりがい、おもしろさとはどのような事でしょう。

やはり患者さんに喜んでもらえることですね。機能を中心に考えているので、痛みがとれたとか、ひじが動くようになったとか、自分がやった結果がそのまま患者さんの喜びに通じるのでやりがいはすごくあると感じています。

これから整形外科を目指す学生、後期研修で整形外科の専門医を目指している方に対し、メッセージをお願いします。

とにかく患者さんが多くてニーズがあるし、やりだすと非常におもしろいと思います。
ぜひ、整形外科医を志して下さい。その中で、米盛病院は働きやすい病院だと思います。特に整形外科をやりたい人にとっては、外傷を学べるかどうかがかなりのウェイトを占めると思いますが、当院では、手足だけではなく頭を打ったり、胸部・腹部の外傷も含めて救急と整形外科がメインで行っており、症例の数であったり、学ぶという意味ではとてもいい環境の病院だと思います。

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