指導医インタビュー

医療法人 徳洲会

福岡徳洲会病院

福岡県春日市須玖北4丁目5番地

名前
鈴木 裕之 指導医
職歴経歴
青森県八戸市の出身 弘前大学を経て、初期研修から福岡徳洲会病院にて勤務し、現在は医師13年目。
3年目に一度、医師を辞めて世界一周の旅を経験。
4年目に当院で医師を再開し、その後病院の国内留学を利用しドクターヘリで有名な千葉県の千葉北総病院で研修を行う。
院内では、一年単位で脳神経外科、麻酔科医としても診療する機会を得る。
学会等
日本救急医学会専門医
プライマリケア学会指導医
日本DMAT隊員
TMAT instructor
ICLSディレクター
PALS、JATEC、JPTEC、ALSO、MCLS provider
EM Alliance文献班

福岡徳洲会病院の特徴をお聞かせください。

病院全体が救急をやろうという気持ちが強くあるので、救急で働くにはとても働きやすい病院です。一般的に言って、車の安全性能が全体的に良くなっているので、新規の重傷患者の総数は減っています。しかし、当院の診療レベルが上がってきていることもあり、消防士が重傷患者を当院に搬送するという率自体が増えていると思います。そのため、例えば外科の専攻医を目指すにあたり、症例を集めるのに苦労する胸腹部外傷などを経験する機会も増えています。

どの医療圏をカバーしているのですか。

当院の所在が春日市なので、本来の消防の括りでは春日市、大野城市、那珂川市の消防地域と、筑紫、大宰府という南部の筑紫医療圏なのですが、実際には福岡市南部からも来られますし、東部の糟屋郡からも来られたりするため、実際の医療圏よりは広い範囲から患者さんが集まっている状況です。

鈴木先生がいらっしゃる救急科の特徴をお聞かせください。

当院は外来のみの救急科なので、救急科の医師による入院診療は行っていません。そのため、救急医はシフト制で働くことができます。シフト制を組むことにより、多くの救急車を断ることなく受け入れることができるシステムができあがっているのが大きな特徴です。また初期診療は救急科の医師が対応を行うのですが、夜間でもほかの病院と比較すると多くの科の医師が当直医として勤務していますので、いつでも相談する事ができます。したがって、対応できる科としては大学病院に匹敵するレベルであると思います。

福岡徳洲会病院の初期研修の特徴もお願いします。

救急科の診療に深く食い込んで初期研修を行うので、自分達の実力を発揮できるのが大きな特徴です。救急車で搬送されてきた患者さんにも研修医がファーストタッチで対応しますし、外来患者さんにもファーストタッチで対応しますので、実際の診療を通して勉強できるのが当院の一番大きな特徴と言えます。

指導される立場として心がけていらっしゃることを教えてください。

初期研修医の人数が多いので、それぞれの性格や課題に応じて、2年間という期間の中で指導の計画を立てることを意識しています。急に変えるというよりは長期的なスパンで考えて指導しています。

最近の研修医をご覧になって、どう思われますか。

昔はガツガツと診療を行いたいという研修医が多かったのですが、今は働き方改革も重要視されており、医療安全などに注意を払っている研修医も多くいるように感じます。当院としても初期研修医がただ症例を経験できるということだけではなく、安心して診療できるように、我々がきちんとバックアップしてフォローをすることを意識しています。

働き方改革というお話がありましたが、福岡徳洲会病院での働き方はいかがでしょうか。

働いている最中は非常に忙しいと思いますが、オンとオフがしっかりとしているので、休むときはしっかりと休めるのも当院の特徴です。初期研修医に関しても、それに準じた形で働いていますので、非常にいい部分ですね。そういった意味でも働き方改革のモデルケースになる病院ではないでしょうか。

研修医の方々はやはり福岡県出身の方が多いのでしょうか。

福岡近辺の大学から来る研修医が多いです。そのほかの地区から来る研修医も多くいます。中には東北や北海道という遠方地区から来る人もいますね。もともと福岡県出身で、福岡に戻りたかったという研修医もいますし、私のように救急車が多い病院で研修したいということで選ぶ人もいるかと思います。

「こんな研修医がいた」というエピソードがあれば、お聞かせください。

色々な研修医がいるので難しい質問ですね。皆が非常に個性に溢れているので、逆にこの人はと個人的に言うのは難しいです(笑)。

先生の研修医時代はどのような感じでしたか。

当院は昔からオンとオフはきちんとありました。以前は現在よりも研修医が初期対応を行わなければならない環境でしたので、恐怖心もありましたし、そういった初期対応だけでもしっかりできるようになろうと、救急の勉強は研修医のときからしていました。症例数の多さに反映されていることですが、救急の勉強をしていると、そういった患者さんがすぐ来院されるものだと感じていましたね。

救急科に入るきっかけを教えてください。

きっかけは特にないのですが、ただ目の前で患者さんが倒れているときにすぐに対応できるようになりたいという思いがずっと今まで続いています。

研修医に「これだけは言いたい」ということがあれば教えてください。

患者さんに優しくない研修医には揉めごとが多いです。また看護師などに対して邪険な対応をする研修医は、研修が終わったあとで接しづらい医師になっていくということもあります。上級医の顔色を見るのも大事ですが、それ以上に患者さんに優しくなれる医師であることが根本として重要なことだと思います。

これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

私自身もマッチングシステムが始まってから医師になっており、いくつかの病院を受験しました。その中で感じたことはやはりお互いのニーズが合った先を見つけることが大事だということです。受験するときに病院の姿勢をよく見るべきですね。私自身は5つぐらいの病院をマッチング登録しましたが、下の方で指名した病院にはあまり行く気はありませんでした(苦笑)。

研修医同士の仲はいかかですか。

きつい研修ではありますが、一体感がありますし、初期研修の部屋などの環境も整っているので、自然と仲良くなっていく感じです。私も研修医時代の仲間とはいまだにすごく仲良くしています。私自身は指導している研修医とは学年と年齢も離れてきているので、無理に誘ったりしないですが、飲み会などはちょこちょこ行っていますよ。上下関係というよりは一緒に修業した仲間といった感じで飲み会を行っています。

最後に福岡徳洲会病院のPRをお願いします。

私自身が救急科にいるので感じることかもしれませんが、こんなに病院全体が「救急をやろう」と掲げてくれている病院はあまりありません。初期研修ではまず救急対応ができるようになりたいと考えている研修医にとっては非常に理想的な病院ですし、自分で診療ができ、24時間体制で救急医のバックアップを受けながら、相談もできます。安心して症例を集められるので、ほかの病院と比較してもかなり魅力的な病院であると思います。

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