医療法人 静和会 浅井病院

精神科

研修基幹施設：医療法人静和会 浅井病院
連携施設：日本医科大学付属病院、日本医科大学千葉総北病院、東京医科歯科大学医学部附属病院、医療法人崇徳会 田宮病院、新検見川メンタルクリニック

民間精神科病院が基幹施設である本プログラムは、我が国の精神科病床のほとんどが民間精神科病院であるという現実に即し、地域社会に根ざした臨床実践的な内容のプログラムを目指している。この地域の中核的な精神科病院として６０年を超える歴史の中で培われてきた研修基幹施設では、精神科医としての基本的な倫理性や患者に対する姿勢、疾病に対する学問的な態度などを学ぶことができる。また、研修基幹施設は千葉県の精神科救急システムの基幹病院として精神科救急医療に携わっているとともに、認知症医療疾患センターとして高齢者医療にも積極的に取り組んでいることから、救急を含む急性期から慢性期、児童から老年期、任意入院から措置入院の他、難治性精神疾患治療（修正型電気けいれん療法、クロザピン）など臨床を幅広く経験し、専門医にふさわしい十分な基礎を確立させることを目標としている。研修基幹施設は医療観察法の指定通院医療機関となっていることから、司法精神医療に関してもその基礎を学ぶ機会が与えられる。また、深部静脈血栓症、生活習慣病、QTc 延長など、身体合併症のスクリーニングと治療についても指導を受けることができる。
３年間のプログラムの中で、大学病院または総合病院へのローテートにより広範囲なリエゾン医療を学ぶとともに、精神科クリニックへのローテートによってクリニックレベルでの地域医療を学ぶことができる。また研修基幹施設では、多彩な精神科リハビリテーションプログラムを含む幅広い地域社会の中での実践活動をおこなっており、社会で生活する精神障害者をどのように支えるのかといった、これからの我が国に求められる社会福祉、地域医療の現場を実際に体験することができる。

　

小澤　健

一次判定は書類選考で行います。そのうえで二次選考は面接を行います。