インタビューが繋ぐ全国で活躍する女性医師


名古屋第二赤十字病院第二総合内科部長兼臨床研修部長/指導医 / 指導医 横江正道先生 /名古屋第二赤十字病院 / 初期研修医1年目 勢納由華先生 / 竹内里沙先生 / 竹内ひらり先生 /  橋場奈月先生 /

横江正道先生 略歴

愛知県名古屋市出身
1996年
岐阜大学を卒業後、名古屋第二赤十字病院で初期臨床研修医となる。
1998年
名古屋第二赤十字病院救急部に勤務
1999年
名古屋市立大学第二内科で臨床研究医となる。名古屋第二赤十字病院消化器科に勤務
2002年
名古屋市立東市民病院第三内科(消化器)に勤務
2004年
名古屋第二赤十字病院救急部に勤務
2006年
同院総合内科に勤務
2008年
同院総合内科副部長に就任
2013年
同院第二総合内科部長に就任し、臨床研修部長を兼任
2017年
同院国際医療救援部副部長を兼任
2018年
同院教育研修推進室長を兼任

加盟学会・専門分野など

日本内科学会専門医・認定医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本救急医学会専門医
日本プライマリケア連合学会認定医
日本腹部救急医学会評議員

横江先生に聞く名古屋第二赤十字の現在

長年にわたっての研修医教育! 症例数が豊富!
幅広い疾患と分野を学べます!
病院の特徴は?
三次救急の救命センターを擁し、800床を超える規模があります。大きくて、非常に忙しい病院です。何よりも強調したいのは長年にわたって研修医教育を行っていることですね。私自身も当院で研修した一人で、教育に関してはかなり熱意のある病院です。お蔭様で、多くの医学生に選んでいただいています。
人気の秘密は?
とにかく症例数が豊富なので、非常に幅広い疾患と分野を学べることです。それから興味がある人とない人がいるかもしれませんが、国際救援も特徴です。三次救急の病院の中でも強いリーダーシップを取っていますので、色々な意味でチャンスが落ちている病院だと思います。年間1万台以上の救急車も来ます。

現在までの横江先生

江正道 先生

名古屋第二赤十字病院第二総合内科部長兼臨床研修部長/指導医
「どんな患者さんが来ても、何かができるようになりたい」という気持ちから
先生ご自身はどうしてこちらの病院を選ばれたのですか?
何でも診られる医師になりたくて、最初の2年間はとにかく救急だと思ったからです。どんな患者さんが来ても、何かができるようになりたいという気持ちで入職しました。
先生は救急から総合内科に変わられたのですよね。
人事異動の関係もありましたが、当時はまだ総合内科という分野があまり確立されておらず、幅広く患者さんを診たいという思いがあったので、救急科に一度、足を踏み入れて専門医を取りました。救急科にいたときに麻酔もして、集中治療もして、全身を診られるようになりたいと希望していたのですが、その中で麻酔科に行こうか、集中治療をしようかと考えていた時期もあったんです。でも将来は外科系よりも内科系に行きたかったんですね。そんなときに、ある部長から「ICUの中でお腹が痛いと言われても、麻酔科医は何もできない」と言われた一言がきっかけで、消化器内科に行くことにしました。消化器内科で内視鏡や専門性のある領域の勉強を始めたところ、教授から「総合内科やるか」と言われたので、総合内科に来ました。
当時の総合内科は早い方ですよね。
当時は総合内科ができては潰れ、できては潰れみたいな病院が多くある中で、どうせ作るなら10年もつ総合内科を作りましょうという話になったんです。それで今の形になって、ようやく12年経ったところです。当時はホスピタリストという考え方もなく、いかにうまく入院患者さんを診ていくかということを誰も教えてくれない時代でした。それぞれの科で専門性を持って指導していたのですが、「患者さんをきちんと診られるって、どういうことか」となったときに、そういうことを私たちがきちんと教えていける総合内科でありたいと思い、教育できる総合内科を目指してきました。
臨床研修も長く担当されています。
2004年に今の臨床研修制度が始まりましたが、名古屋地区は意外にも大きな影響を受けなかったんです。以前から当院では研修医教育は大事だと言われてきましたが、さらに力を入れていこうということになりました。当時は研修医のお兄さん役をやれと言われたんです。副院長などは研修医の情報をなかなか集められないから、私がお兄さん役として何でも聞いてやってくれということだったんですね。でも、私も今はおじさんになってしまいました(笑)。
臨床研修部長として、いかがですか?
若い人たちの意見を常に肌で感じられるので、自分が若々しくいられますね。研修医と接するのは楽しいし、教えることも多くあります。自分が教えることで、その研修医が育つのは大きな楽しみがあるので、継続して担当しています。

初期研修医&横江先生 座談会

名古屋第二赤十字病院を選んだ理由

名古屋第二赤十字病院を選んだ理由は?

@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
私は何でも診られる医師になりたいと思っていたので、救急が多く、研修医が救急をさせてくれる病院だということが選んだ理由の一つです。それから国際救援にも興味があるので、いつか行けたらいいなというのもありました。
@竹内ひらり Hirari Takeuchi
私は大学時代に二次救急だけで、三次救急を経験していなかったので、三次救急がある当院が良かったです。3年目以降は専門に進むので、初期研修の2年間は不安は少しありましたが、救急をしっかり経験することで、自分の成長が得られたらと思いました。また、小児科に興味があるので、小児科が充実している病院ということも理由です。初期研修では小児科プログラムを選択しています。

小児科プログラムのある病院を探したのですか。

@竹内ひらり Hirari Takeuchi
いえ、小児科が割と大きくて、周産期に強みがある病院をメインで探していました。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私は産婦人科志望なので、周産期が強いところが良かったです。それと初期研修は色々な診療科が揃っているところでしたいと思っていました。当院が良かったのはやはり救急ですね。初期研修医ができる範囲が広いんです。私は当院が実習先でした。最初は考えていなかった病院なんですが、クジで外れたんですよ(笑)。それで来てみたら、救急外来で研修医の先生が自分主体で診療なさっているのが、私がそれまで見てきた病院とは全く違っていました。自分で何をしようと考えて、最後までしっかり診ていらっしゃるのがすごいと思いましたし、私も当院で2年間、救急をしっかりやりたいと思いました

先生は産婦人科プログラムですか。

@竹内里沙 Risa Takeuchi
プログラムは違いますが、志望科は産婦人科です。
@勢納 由華 Yuka Seno
私は総合内科志望ですが、総合内科のある病院で、三次救急もある病院はなかなかない中で、当院は内科も外科もしっかりしていて、しかも総合内科の先生もいらっしゃるので、ここしかないと思い、第一志望にしていました。救急科の研修は1年目から主体的に診ることができて、研修をするうえで身につくことが多いです。研修医ができることが多くあって、自分の成長に繋がっていると実感しています

見学に来たのはいつ?

見学に来たのはいつ?

@勢納 由華 Yuka Seno
5年生の秋から病院見学に行き始めたんですが、最初に当院に来たんです。第一志望を最初に見るという、なかなか肝の座ったことをしてしまいました。セオリーでは色々なところを見学しながら、慣れてきたところで第一志望に行くみたいなのですが、セオリーを知らなかったんです。行きたいところに行くものだと思っていました(笑)。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私は見学も考えていなかったんです(笑)。6年生の救急科のポリクリでも別の病院を希望していたのですが、たまたま来たら、すごく良くて、そこから見学も行ってという感じです。巡り合わせですね。
@竹内ひらり Hirari Takeuchi
私は5年生の冬だった気がします。実家が岐阜なので、夏休みは部活動の繋がりがあったり、知っている方が研修している岐阜の病院に見学に行っていました。そこから考え始めて、普通とは逆のコースのようですが、冬休みに当院に来ました。救急などを案内してもらったときに、研修医の皆さんが私の2つ上、3つ上とは思えないぐらい、活躍していらっしゃったのを見たんです。その裏にはハードなこともあるんだろうなと想像しつつ、そこを耐えたら、自分で立ち上がれそうだと思って、そのまま志望し続けました。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
私は4年生と5年生の間の春休みに来ました。ポリクリも始まっていないので、全てがすごく見えました(笑)。その頃は滋賀からは出たかったけど、名古屋に帰ってくる気持ちも全くなく、色々なところを見ようと思っていました。5年生は休みがないと知っていたし、部活動の大会もあるので、時間がある4年生の春休みを使って、南は沖縄まで行きました。当院も見学していた中の一つという感じです。その後、たまたま研修病院の説明会で、大学の先輩に「あ、滋賀医、こっち」と言われて、当院のブースに連れていかれたんです。それで救急がいいなという印象を受けました。4年生の時点で見てもあまり分からなかったので、何回か見学したのですが、何も知らない状態での第一印象でいくつかピックアップした病院をその後も見学して、そこから選んだ病院です。

イメージ通りの研修ができていますか?

イメージ通りの研修ができていますか。

@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
率直に言うと、私の態度もあるのかもしれませんが、当院は救急重視の分、どうしても内科系が手薄になるんです。救急に入って、当直明けで内科管理というのは厳しいですね。三次救急で、しかもスタッフも大勢いる病院を選ぶと、規模が小さい病院の研修医のように内科の入院管理を全部していくことは難しいのだということに、働き始めてから気づきました。でも、内科系は3年目以降にできるはずなので、救急に関してはイメージ通りです。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
学ぶ順番としてはこれでいいと思うよ。
@竹内ひらり Hirari Takeuchi
私も橋場に同感です。ほかの病院で研修している友達と話すと、それが分かります。ここまで救急をしている病院は少ないですが、ほかの病院の研修医はその分、病棟管理をしっかりしていて、受け持ちの患者さんの入院から退院までを上の先生についていただきながらも主体的に診て、アセスメントをきちんと取って、治療薬まで考えています。そういう話を聞くと、一長一短あるし、両方を兼ね備えるのは時間的にも厳しいと思います。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私は初期研修では救急をしっかりやりたいと思って当院に来たので、その意味ではイメージ通りです。見学のときに見た先生方のようにできているのかは分からないですが。スタッフが多い病院と少ない病院とではそれぞれのメリット、デメリットがありますし、当院も融通が利きづらかったり、人付き合いなどの難しいところもありますが、仕事内容に関しては思い描いたように楽しくできています。
@勢納 由華 Yuka Seno
私がこの中では一番、イメージ通りではなかったです。想像以上でした。大学時代と比べると、積極的だったり、勉強熱心な人が多く、刺激的な研修です。救急に関してはできるようになりたいこと、できなければいけないことが多くあります。内科系のことは後回しになっているかもしれませんが、自分が身につけていくもののスピードとしてはこれが精一杯なので、色々なことを順番に身につけていきたいです。刺激を受けられる環境なので、同期の皆に追いつくために頑張っていかないといけないと思っています。

研修医室はどんな感じですか?

同期は何人ですか。

@竹内里沙 Risa Takeuchi
23人です。名古屋市立大学からのたすきがけの研修医と歯科の研修医を含めると26人です。

皆さん、仲良くしていますか。

@竹内ひらり Hirari Takeuchi
とても仲良いです。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
個性が強いよね。色々な人がいる。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私は同期とこんなに仲良くなれると思っていなかった。もっとドライな関係かと想像していたので、そこが楽しい。

23人中女性は何人ですか。

@竹内里沙 Risa Takeuchi
11人です。LINEのグループがあります。女性だけのグループもありますし、全員のもあります。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
私も入れてもらっているグループがあります(笑)。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
来年は歯科の方とたすきがけの方が抜けるので、9人になります。

研修医だけの部屋はありますか。

@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
あります。1年目、2年目の初期研修医のほか、たまに3年目の先生も使っています。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
机やパソコンがあり、過ごしやすいです。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
研修医室がないとね。私は研修医室がある病院というのも選ぶポイントでした。研修医室がないと、辛いと思います。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
上級医のはけ口でもあります(笑)。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
先生も経験されましたよね。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
当たり前じゃない。あの部屋はストレスを発散する場だからね。私もときどき行きます。空気が変わるかなと思って行くのですが、私が行っても何も変わらないですね。言いたい放題の中に入っていくみたいな感じです(笑)。当院は研修医が皆、仲がいいんですよ。上下も仲がいいので、研修医室に行くと盛り上がります。私たちの時代からその雰囲気が代々続いていますね。

良い雰囲気なんですね。

@横江 正道 Masamichi Yokoe
上級医がいると言いたいことも言えないですが、研修医同士だと言えるので、わざとその空間を作っているんです。机が足りないので、3年目もちらほらいます。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
救急外来の当直の反省会もあります。2年目の先生がちらっと教えてくださったりしますね。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
質問されて、嫌がるような先生には出会ったことがないですね。皆さん、熱心に教えてくださいます。

女性の常勤の先生方を見て、いかがですか。

@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
良い先生だなと思える先生は男女の隔てなくいらっしゃいますので、あまり女性だからということで考えていないです。

指導体制について教えてください。

指導体制のこだわりは?

@横江 正道 Masamichi Yokoe
当院は私も含めて、当院で研修をした医師が部長クラスにも多くいますので、病院のイズムは伝わっています。私の先輩でさえ、そういう方たちなんですね。ですから、当院でこういう教育をするというのは脈々と伝わっています。私の個人的な指導方法としては答えを簡単に教えないことです。自分で調べたり、考えてもらいます。答えを簡単に言うと、それで指導が終わってしまいますからね。同じことが起きたときに解答を出せたり、決断ができるのかを勉強しないと、研修が生きてきません。

総合内科のカンファレンスはどういう雰囲気ですか。

@横江 正道 Masamichi Yokoe
言いたい放題のカンファレンスです(笑)。忌憚なくディスカッションするので、とにかく発言しろ、黙っているな、考えていること、思い描いていること、全部言えと言っています。それが合っているか、間違っているかはあとで判断すればいいのです。だからカンファレンスが長いと有名です。最近は働き方改革のため、短くしようとしているところです。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
今のところ、印象に残っているカンファレンスは救急ぐらいですね。
@竹内ひらり Hirari Takeuchi
そうですね。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
専門科では自分の担当の患者さんのサマリー発表はありますが、その患者さんが入院したときに私がいなければ、上の先生がつけた診断で治療になった人を途中から診て、サマリーを上げるぐらいなんです。でも救急だと、最初から自分で拾って、診て、治療法を立てたところに対して、上の先生から突っ込まれます。普段は忙しくて、フロアの中でアドバイスをもらったりしますが、カンファレンスだと色々な専門科の先生方から「何でこうなったの」などと突っ込まれるので勉強になります。ちなみに、総合内科は2年目からしか行けません。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
待ってるよ。
@勢納 由華 Yuka Seno
GIMもありますね。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
診断推論カンファレンスを木曜日の昼にやっています。主に初期研修医が対象で、見学の学生さんも入ります。
@勢納 由華 Yuka Seno
GIMは総合内科の先生が主訴をおっしゃったところに、私たちがどういう症状があるかなとか、どういう検査をしようかとディスカッションして、正しい診断や治療へ導き出すカンファレンスなんですが、とても勉強になります。各科のカンファレンスは研修医が主体ではありませんが、GIMだと研修医がその場で考えることができるので、身につきやすいです。

働き方改革の取り組みを教えてください。

働き方改革で取り組んでいることは?

@横江 正道 Masamichi Yokoe
私は労働時間適正管理委員会の委員の一人なんですが、私の働き方が一番悪いと言われています(笑)。研修医には労働者という側面と研修者という側面があるので、その部分のバランスを取るのが非常に難しいですね。今までは病院に長くいれば、それだけ得られるものがあり、それが良しとされていた時代でしたが、今はそうは言ってもきちんと休みましょうという時代になりました。その中でどうやって勉強してもらうのかが考えどころです。研修と労働の境目は難しいですが、私自身は楽しく学び、楽しく遊ぶ、「よく学びよく遊べ」がメリハリがあって、一番いいと思っています。当院にはその風潮はありますよ。金曜日に「仕事終わったので、韓国行ってきます」という学年もありましたしね。「今夜は俺に付き合え」と言うつもりもないです(笑)。私の臨床研修部長としての目標は初期研修医全員をドロップアウトさせないことです。うつ病の人を出したり、ドロップアウトしてほかの病院に移ることがないようにするのが良い研修病院ではないでしょうか。

研修医のメンタルヘルスケアについてはどのように気を配っていらっしゃいますか。

@横江 正道 Masamichi Yokoe
研修医にはメンターと呼ばれる人をつけています。何かがあれば、その人に相談しても良いし、私に相談してくれても良いしという形です。病院としての公式なサポートでは心のケアをしてくれる臨床心理士さんもいるので、その人に相談していただいても良いです。ただ、その「相談しに行く」というプロセスが進まないときがあるので、どこかで情報をキャッチアップしようと思っています。研修医は気づいているか、気づいていないか分からないですが、アンケートを年に何回か送って、「周りに元気のない人はいませんか」と聞いています。「いません」という回答がほとんどですが、ときどき「ある」と書いてあると、「これは何なの」と聞きに行っています。それが大したことでなかったり、大事だったりするので、状況次第で対応するようにしています。

それでドロップアウトの研修医は出ていないのですか。

@横江 正道 Masamichi Yokoe
昔、一人いました。その研修医は当院ではない方がいいということで他院に移りましたが、それ以来はいませんね。

先生方のワーク・ライフ・バランスは?

@横江 正道 Masamichi Yokoe
ちょっと耳をダンボにします(笑)。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
この話題は難しいですね。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
回る診療科で差が出ますしね。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
研修医が多いので、各科に複数人がいるしね。それに、きついものだと分かって当院に来ているので、こういうものだと思っているよね。逆に、することなかったら、どうしようってなるね。
@勢納 由華 Yuka Seno
することがなかったら、落ち着かないよね。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
当院の研修医はモチベーションが高いので、労基の基準で切ってしまうと、彼女たちのチャンスを実は潰してしまう気がします。でも、守らないといけないルールですから、その中でしっかり勉強してほしいです。

今後のキャリアプラン

勢納先生は総合内科に決められたのですか。

@勢納 由華 Yuka Seno
迷い中です。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
まだ決めなくてもいいよ。竹内コンビは決まったんでしょう。
@竹内ひらり Hirari Takeuchi
小児科プログラムを選択していますが、内科を大学できちんと診られなかったので、内科を診ておきたいんです。小児科といっても小児外科ではないので、内科を診切っていないのに小児科だと断言しづらいところがあります。当院に見学に来たときはまだ小児科を回っていなかったので、産婦人科を見たんです。それから色々と回る中で、小児科にしようと思うようになりました。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私は高校生のときから、医師になるなら産婦人科医になりたいなという淡いビジョンを描いていました。私は中学高校と女子校なんですが、中3か高1のときに卒業生の産婦人科の先生が講演に来る機会があって、仕事のお話を伺ったのがきっかけです。私自身も女性の力になれる仕事をしたかったし、私もこういうふうになって、母校で講演できたらと考えました。でも最初に産婦人科だけと決めるのはもったいなかったので、初期研修では産婦人科ではなく、一般のプログラムにしました。内科や小児科、周産期に興味がありますが、興味が変わることがあるかもしれないので、視野を狭めずに広く診られることを目指したいです。でも産婦人科への興味が昔から強いです。
@勢納 由華 Yuka Seno
私は40歳、50歳になったときに、おじいちゃん、おばあちゃんみたいな年代の方々を全体的に診られる人になりたくて、そのために何を学んだら良いのかと考えてきました。でもそれが何なのかが分からず、一番近いのが総合内科なのかなと思っています。それでもその高齢者の方が急変したらどうするのと考えると、救急科も視野に入れようと思う時期が1年に3回ぐらい来ます(笑)。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
その気持ちはよく分かる。
@勢納 由華 Yuka Seno
でも、私が救急科をずっとできるのか、救急科をずっとやるのは無理かもしれないというのを繰り返しながら、総合内科なのかなという感じです(笑)。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
契りを交わさないんだ(笑)。でも、確かにそうだと思う。研修医のときは波だらけでしょう。波がない方がおかしいと思うよ。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
私もまだ迷っています。救急をやりたいけど、外傷系にも興味があります。専門医を救急か、外科か、ほかの外科系と言われるところで取るのかはまだ決めていません。科が決まらないことには後期研修のことを考えられないですよね。
@竹内ひらり Hirari Takeuchi
私も後期研修は科によります。小児科だったら、多分このまま当院のコースで学ぶつもりです。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私はもともと後期研修のことはおいて、初期研修だけを考えて研修先を選ぼうと思っていたので、後期研修のことは何にも考えていません(笑)。まさに今、考え中です。

福利厚生は充実していますか?

院内保育所は?

@横江 正道 Masamichi Yokoe
あります。使っている人はかなりいます。男性医師も使っていますよ。総合内科のスタッフは3人使っています。私のところは子どもが大きいので、もう保育所はいらないのですが、若手のスタッフは子どもを連れてきて、保育所に預けてから出勤しています。月曜日と木曜日は24時間保育で、ほかの日も20時までなので、使いやすいようです。最近は産休、育休後に戻ってくる人が増えていますね。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私たちはまだそういう年代ではないので、周りの実体験をあまり聞く機会がないですね。ただ、6年生のときに当院のオープンホスピタルに参加して、病院の紹介を聞いたんですが、産婦人科で時短勤務をされている女性の先生が講演をされたんです。それで、そういうことができる病院なんだなという印象を持ちました。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
外来のみや当直免除といった、育短や時短勤務の人は多いです。

先生方が初期研修が終わられたあとも残っていらっしゃれば、そういう機会もありますね。

@横江 正道 Masamichi Yokoe
当院は8割ぐらい残るんですよ。抜ける人もいるし、ステップアップする人もいますが、病院の中のことをよく知って、次のステップに行くのはよりアドバンテージがありますね。3年目になって、病院を変わるとまた電子カルテから覚え直しとか、看護師長さんの顔全部覚え直しとか、そんなことを考えると、続けてやった方が研修に専念できる気がします。ほかのことに気を遣わなくていいですからね。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
福利厚生はあまり気にしていないよね。福利厚生の有り難さは、例えば結婚して出産しようと思った時期ぐらいにならないとなかなか分からないかもしれない。
@勢納 由華 Yuka Seno
明日、福利厚生でディズニーランドに行くよね。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
あれ、チケットもらってきたの。
@勢納 由華 Yuka Seno
はい。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
病院で契約しているので、ディズニーランドの割引券があるんです。
@勢納 由華 Yuka Seno
この間、マッサージ受けてきたよ。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
ああ、リフレね。
@勢納 由華 Yuka Seno
病院と契約しているマッサージ屋さんの割引券があって、それを利用して、日頃の疲れを癒しにいきました。本当に良かったです。安いマッサージ屋さんよりもかなり安く受けることができました。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
スポーツジムの利用券もあります。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
そのジムに行ったことはあります。楽しかったです。病院の先生方もよくいらっしゃっているみたいですよ。私は同期と行って、リフレッシュしてきました。

寮住まいについて教えてください。

皆さん、お住まいは寮ですか。

@竹内里沙 Risa Takeuchi
全員が寮ですね。

寮住まいが必須なのですか。

@竹内ひらり Hirari Takeuchi
必須ではなく、自由です。自宅から通っても構いません。
@勢納 由華 Yuka Seno
寮の場所は皆、違うんです。病院がいくつかの物件を借り上げにしています。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
学生のときは家で飲んだりしていましたが、今はほとんど寝に帰るだけですし、十分な広さです。病院から近いしね。
@勢納 由華 Yuka Seno
病院から歩ける距離だし、近いのが一番助かりますね。歩いて帰れるのは嬉しいです。

プライベート

オン・オフの切り替えはできていますか。

@竹内里沙 Risa Takeuchi
かなりできています。
@勢納 由華 Yuka Seno
できているね。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
まったり遊んだり、好きに自由に過ごしています。1年に1回の休暇ローテが嬉しいです。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
研修医はなかなかうまく休みを取れないので、最初から1年の予定の中に1週間の休暇ローテというのを作っているんですよ。自分の理想の時期ではないかもしれませんが、とにかく1週間の休みがあります。強制的に休んで、リフレッシュしてもらいます。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
普段はなかなか連休がないですし、初期研修医はそんなものだと分かっているので、それはいいのですが、どこか遠くに行きたいというときに休暇があると思えば頑張れます。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
皆、結構、海外に行ったりしていますね。
@竹内ひらり Hirari Takeuchi
休暇ローテのときでないと休めないですしね。

先生方のご趣味は?

@横江 正道 Masamichi Yokoe
そういうときは茶道と華道と言うんだよ。お琴も少々とか(笑)。
@勢納 由華 Yuka Seno
音楽を聞くのが好きです。歌う方ではなくて、聞く方です。たまにライブを聴きに行っています。演奏する方も好きですね。横江先生の話ではないですが、お琴も少々やっていました(笑)。ピアノやベースも弾けます。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
すごいね。
@勢納 由華 Yuka Seno
伝統古典音楽もやりましたし、J-POPもやりましたし、メタルもやりました。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私はそんな高尚な趣味はないです。
@横江 正道 Masamichi Yokoe
牛乳キャップ集めとか?
@勢納 由華 Yuka Seno
それ、小学生じゃないですか(笑)。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
私は友達と話すことが好きなので、同期や高校の友達と飲みに行ったりするのがストレス発散ですね。土日などに時間が空いたら、出かけることもあります。この間、皆でプチ旅行に行ったね。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
行ったね。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
岐阜に栗きんとんを食べに行きました。そんな感じで、私は友人と楽しむ時間が好きですね。
@竹内ひらり Hirari Takeuchi
私も早く終わると分かっている平日には高校の友達と会ったり、大学の友達で、名古屋に一緒に戻ってきた子に会ったりする時間が好きです。大学のときから洋服を見るのが好きだったので、週末などで時間があるとウィンドーショッピングをしたりしています。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
働き出してから思うんですが、外に出て、日向ぼっこしたくなるんですよ(笑)。日頃、光に当たらないですよね。
@竹内里沙 Risa Takeuchi
昨日も言ってたね(笑)。
@橋場 奈月 Hashiba Natsuki
光に当たらないので、日向ぼっこしたい、外に行きたいと思います。休みの日は近場の岐阜や大学のあった滋賀に行くことが多いですね。海外に行くのが好きなので、休暇ローテは嬉しいです。私は2月にあるので、モロッコに行く予定です。

医学生・若手医師にメッセージ

鍛えるときは鍛えるし、楽しいときは楽しいというのが良い研修です。

ここまでお読みいただいた通り、当院での初期研修は楽しいです。鍛えるときは鍛えるし、楽しいときは楽しいというのが良い研修です。当院は周産期医療が強いので、産婦人科や小児科志望の研修医も多いのですが、広く、浅く学びたい人にも向いています。救急と内科管理という意味では一番若いときに救急を学んだ方がいいです。内科管理が先に来て、次に救急となってもきっとできません。順番としては当院の研修医が選んでいる道が正しいと思っていますので、若いときこそ救急をしっかり学んでください。
インタビュアーからひとこと!
温かい雰囲気に繋がっているのかな
明るく、おおらかな横江先生のもと、初期研修医の先生方が伸び伸びと発言されていて、私もはるか昔に同期と過ごした社会人1年目のときを思い出すことができました。横江先生ご自身も名古屋第二赤十字病院で研修をなさっており、初期研修医の先生方にとっては指導医でもありますが、「私たちと同じ病院で研修された先輩」でもあります。名古屋第二赤十字病院には横江先生だけでなく、「名古屋第二日赤育ち」の先生方が多くいらっしゃるそうで、そうした伝統が温かい雰囲気に繋がっているのかなと感じました。私自身もそうですが、新卒で就職したところで出会った同期の存在は大きいです。先生方がこの出会いを大切に、これから素敵なキャリアを歩まれることを祈っています。

病院アピール

赤十字精神を基本に医療人としての倫理を守ります
医療の質の向上に努めます
患者さん中心の医療を実践します

概要

名称 名古屋第二赤十字病院
院長 佐藤 公治
所在地 〒466-8650 名古屋市昭和区妙見町2番地の9
病床数 812床(一般 810床/第一種感染病床2床)
敷地面積 34,296.28m2
建物延べ面積 76,271.06m2

診療体制[27科]

診療科目

内科・精神科・脳神経内科・呼吸器内科・消化器内科・循環器内科・小児科・外科・整形外科・形成外科・脳神経外科・呼吸器外科・心臓血管外科・小児外科・皮膚科・泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻いんこう科・放射線科・麻酔科・救急科・薬物療法内科・病理診断科・リハビリテーション科・歯科・歯科口腔外科

特殊診療部門

救命救急センター
救急外来
 集中治療部(ICU・PICU・CCU)/[23床]
 救急治療センター(HCU)/[42床]
 脳卒中センター(SCU)/[35床]
地域中核災害医療センター
総合周産期母子医療センター
 新生児集中治療室(NICU)/[15床]
 新生児治療室(GCU)/[20床]
 母体・胎児集中治療室(MFICU)/[6床]
腎臓病総合医療センター
( 腎臓内科・移植外科・小児科・血液浄化センター)
循環器センター
[ 循環器科(虚血部門・不整脈部門・心不全部門)]
[ 心臓・血管外科(心臓外科・血管外科・小児心臓外科)]
治験管理センター
内視鏡センター
脳内視鏡センター

特殊施設

地域医療研修センター

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