徹底討論!大学病院vs市中病院

徹底討論!大学病院vs市中病院

市中病院チームの主張/呉共済病院

初期研修医
木村 次郎 医師

まずコモンディジーズの経験を多く積みたかったので市中病院を選んだ

大学での研修ではなく、市中病院での研修を選ばれたのはなぜですか。

木村:1年目はコモンディジーズを中心に行いたかったので、大学病院ですと、偏りが出るのではないかと考えました。大学病院では珍しい病気をじっくりと診ることはできますが、市中病院ではそういった患者さんに遭遇することはあまりなく、経験値として必要ないかなと思っていましたので、市中病院での研修は早い時期から決めていました。

呉共済病院で研修をしようと考えたきっかけなどはありますか。

木村:最初はこちらの病院も全く知らなかったのですが、医療をするにあたって、ずっと同一県にいるというのもあまり良いことではないかなと思い、県の取り組みなども幅広く知りたかったので、岡山ではないところを選択しました。 呉共済を選んだのは、まず手技をやらせてもらえるところです。岡山からそう遠くないという地域的な面も大きかったですね。あとは実習にきたときに、温かく迎えてくれた雰囲気が良かった点も好印象でした。

初期研修終了後の進路は考えていますか。

木村:いずれはどこかの大学に所属するつもりです。海外にも行きたいですし、研究にも携わりたいと思っています。

これから長い医師生活が始まるわけですが、決意などをお聞かせください。

木村:これから何十年もあるわけで、一日一日を毎日、全力で行うことで、振り返ったとき満足できるのではないかと思っています。

研修1年目を振り返ってみていかがでしたか。

木村:自分としては気に入っています。忙しいときは大変ですが、研修自体にメリハリがあります。手技的なことも多くさせてもらって、忙しいときもありますが、休めるときには休ませていただいています。研修医は激務と一般的には言われているようですが、医師も人間ですし、メリハリは重要だと思います。

研修医の先輩、後輩の関係はどうですか。

木村:色々な趣味嗜好の集団ですが、いざこざもなく、良い関係だと思います。

2年間、救急に関わっていくプログラムとお聞きしていますが、現場はどうですか。

木村:救急での研修は重要ですし、緊張感を持ってやっています。当直のときなどは今でも緊張しますよ。一分一秒を争う重症な患者さんが運ばれてきて、自分が何もできず、上級医の先生が対応しなければならないときなどは悔しい気持ちになりますね。時間のない中で適切な判断を下すトレーニングを積む機会だと思います。教科書を読んで全てを覚えることはできないですし、病棟なら調べる時間もありますが、救急の現場ではそうもいきませんので、大事なトレーニングの場となっています。

小児科研修、地域医療はどちらで行いましたか。

木村:小児科の研修は虎の門病院で行ってきました。虎の門病院の研修医のレベルは高かったですが、呉共済病院はコメディカルの方が十分なサポートをしてくださり、研修医は自分の仕事に集中できますので、呉共済にして良かったと再確認しましたね。地域医療は、今年、与論島に行く予定です。

将来の専門科は決められましたか。

木村:小児外科に進む予定です。したがって、3年目以降は外科系で経験を積もうと考えていますので、1年目の今年は救急や内科を多く経験して、3年目以降に活かしたいです。

医学生に向けてアドバイスがあれば、お願いします。

木村:呉共済病院は救急をやってみたいという方にはお勧めです。指導医の石川先生も力を入れていますし、実際に午後の救急や当直でも、まず自分が診て、その判断で対応できる機会はほかの病院より多いと思います。自分で考える習慣のトレーニングにもなりますね。また、地域柄、高齢者も多いので、症例のバリエーションも多様です。意志の疎通ができない患者さんとも疎通ができるようになれば、若い患者さんとは容易にできるようになるのではないでしょうか。