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国試過去問解説 2026-03-25

国試過去問解説 悪性リンパ腫,リンパ節腫脹 国試(111G50)

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111G50
42歳の男性。頸部のリンパ節腫大を主訴に来院した。数年前から風邪をひきやすいと感じていた。1年前から両側の頸部にリンパ節腫大を自覚していた。自宅近くの医療機関を受診したところ,右頸部リンパ節の生検で悪性腫瘍が疑われたため紹介されて受診した。両側の頸部に径3cmのリンパ節を数個触知する。右頸部に生検跡を認める。両側の腋窩に径2cmのリンパ節を1個触知する。脾を左肋骨弓下に3cm触知する。血液所見:赤血球302万,Hb 9.2g/dL,Ht 30%,白血球30,500(桿状核好中球3%,分葉核好中球3%,単球6%,リンパ球88%),血小板19万。リンパ節生検組織のH-E染色標本を別に示す。
この患者のリンパ節の触診所見として最も考えられるのはどれか。


答え
不正解

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リンパ節腫大に圧痛がある場合、そのリンパ節腫大は炎症性リンパ節腫大を考える。(116E3、102C19) また可動性がなく硬い場合は癌の転移を考える。さらに全身のリンパ節が腫大している場合、リンパ腫を考える。


a 圧痛があり可動性を認めるため、炎症性のリンパ節腫大が考えられる。本症例では頸部、腋窩のリンパ節の腫大がみられ、頸部は3cm、腋窩は2cmと大きさも腫瘍性を示唆する。よってaは×である。

b 圧痛があり、硬いリンパ節腫大は炎症性リンパ節腫大でもあり得るが、本症例では血液検査で白血球増多とリンパ球比率の上昇がみられることからリンパ腫を疑うため合致しない。よってbは×。

c 圧痛がなく、可動性があり、硬いリンパ節腫大はリンパ腫におけるリンパ節腫大の所見と合致する。リンパ節生検の組織像より濾胞性リンパ腫と診断される。よってcが〇である。

d 圧痛がなく、可動性がなく、硬いリンパ節腫大は固形腫瘍の転移を疑うリンパ節腫大である。本症例では、血液検査、脾触知、リンパ節生検などから癌の転移よりもリンパ腫によるリンパ節腫大と考える。よってdは×。

e もし硬ければ癌の転移のリンパ節腫大、圧痛があれば炎症性のリンパ節腫大を考えるが、実際にこのようなリンパ節腫大の所見がみられることは考えづらい。よってeは×。

時間のある方は参考資料としてこちらをご覧ください。

連載: 国試過去問解説