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国試過去問解説 2026-01-21

国試過去問解説 虚血性心疾患 国試 (113E24)

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113E24
冠動脈疾患リスクを低減する行動として適切でないのはどれか。
答え
不正解

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冠動脈疾患とは、心筋梗塞や狭心症など心臓を養っている冠動脈が狭くなったり塞がったりすることで発症する虚血性心疾患のことである。冠動脈疾患を予防する行動としては動脈硬化を進めないような生活習慣がすすめられている。

a 喫煙においては、ニコチンが血管を収縮させるはたらきがあり、一酸化炭素が血管の内壁を傷つける。またLDLコレステロールを変性させることで動脈硬化をすすめてしまう。これらにより喫煙は動脈硬化の明らかなリスクファクターであるため、禁煙は冠動脈疾患リスクを低減させると考えられる。aは〇。

b 塩分を摂りすぎると、腎臓は過剰な塩分を排出するために、血圧を上げて体外に出そうとするはたらきがある。血圧が上昇すると、血管に強い圧力がかることで、微小な損傷や炎症が生じ、血管が硬くなっていくことで動脈硬化が生じる。よって減塩することで、腎臓の作用による血圧上昇を抑え、動脈硬化を予防することで、冠動脈リスクを低減できる。よってbは〇。

c 野菜に含まれる抗酸化物質が、活性酸素を除去することでLDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する。また野菜に含まれる食物繊維が、糖や脂質の吸収を緩やかにして、血糖値や血中脂質の上昇を抑え、動脈硬化を防ぐことが報告されている。このことから冠動脈疾患リスクを低減できると考えられるためcは〇である。

d 長時間労働によって、身体的なストレスや精神的なストレス、睡眠時間の不足などが持続することにより、動脈硬化が進行することで、脳卒中や冠動脈疾患の発症リスクが上昇することが知られている。よって長時間労働の回避をすることは冠動脈疾患リスクの低減につながると考えられる。よってdは〇。

e 工業的にマーガリンやショートニングなどの植物由来の固体の油を生成する過程で産生されるトランス脂肪酸は、HDLコレステロールを減少させ、LDLコレステロールを増加させる作用があるといわれている。よってできるだけ摂取しないように心がけることが、冠動脈疾患の予防につながる。よってeは×。

本記事執筆のエビデンスにつきましては、https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/108/9/108_1685/_pdf/-char/jaをご覧ください。

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