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    3. 国試過去問解説 腎臓疾患 慢性腎臓病(CKD) 国試(110I14)
    国試過去問解説 2025-06-04

    国試過去問解説 腎臓疾患 慢性腎臓病(CKD) 国試(110I14)

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    110I14
    慢性腎臓病の重症度分類を別に示す。
    A1からA3の方向(横軸方向)の区分を規定する指標はどれか。

    答え
    不正解

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    まず慢性腎臓病(CKD)の定義は、
    1 尿検査で、蛋白尿、または蛋白尿+血尿、画像診断で腎の形態的異常、血液検査で血清Crなどの上昇、腎生検の病理所見で、腎障害がみられる。
    2 糸球体濾過量(GFR)<60mL/分/1.73m2
    3 1,2のいずれかまたは両方が3ヶ月以上持続する。
    である。

    a 推定糸球体濾過量のことであり、年齢、血清クレアチニン値、性別の3つのパラメーターから算出する。慢性腎臓病(CKD)の重症度分類の縦軸を規定する。

    b 年齢が慢性腎臓病の重症度を規定するわけではない。上記のように推定糸球体濾過量(eGFR)の算出には用いられる。教科書などで一度算出式を見ておこう。

    c 慢性腎臓病(CKD)の診断においても蛋白尿の存在は特に重要となる。糸球体におけるチャージバリアやサイズバリアの機能低下が考えられる。慢性腎臓病(CKD)の重症度分類において、蛋白尿を3つに区分し、横軸とする。よってcが正解となる。

    d BMIのことであるが、直接的にCKDの重症度分類の指標としては用いられない。 ただし、肥満は慢性腎臓病(CKD)の危険因子(リスクファクター)である。

    e 高血圧は慢性腎臓病(CKD)の危険因子(リスクファクター)の一つであり、かつCKDの進行にも関わるが、重症度分類の指標としては用いられていない。しかし、高血圧が脳心血管病(特に脳卒中)の主要な危険因子であるため、脳心血管病のリスクの層別化においては、高血圧を伴う慢性腎臓病は特にリスクが高いと評価される。

    本記事執筆のエビデンスにつきましては、日本内科学会雑誌第107巻第3号 (jst.go.jp)をご覧ください。

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