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    国試過去問解説 2025-01-22

    国試過去問解説 先端巨大症(114A42)

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    先端巨大症(114A42)
    34歳の男性。頭痛、顔つきの変化および手足の容積増大を主訴に来院した。2年前から家人に顔貌の変化を指摘されている。1年前から頭痛を自覚するようになった。身長182cm、体重98kg。脈拍80/分、整。血圧156/90mmHg。顔面は眉弓部の膨隆、鼻と口唇の肥大、巨舌を認める。胸部と腹部とに異常は認めない。内分泌検査所見:GH 8.5ng/mL(男性の基準2.5以下)、IGF-1 780ng/mL(34歳男性の基準102〜283)、ACTH 35pg/mL(基準7.2〜63.3)、プロラクチン62.0ng/mL(基準3.6〜12.8)、コルチゾール14μg/dL(基準6.24〜18.0)。頭部単純エックス線写真を別に示す。





    この患者でみられないのはどれか。

    答え
    不正解

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    顔つきの変化や手足の容積増大より先端巨大症を考える。頭痛や眉弓膨隆、鼻・口唇肥大、巨舌、GHやIGF-1高値、画像より前額部と下顎の突出、トルコ鞍の拡大を認めるため先端巨大症と診断する。

    a 先端巨大症では、GHの作用により組織の肥大を起こす。そのため心臓においては心肥大が起こり、高血圧とともに心負荷を増加させる。よってaは○。

    b GHには抗インスリン作用による血糖上昇作用がある。このため先端巨大症では耐糖能異常を合併しやすい。よってbは○。

    c GHは腎の尿細管におけるリンの再吸収を促すため、先端巨大症では高リン血症となる。またNaの再吸収も亢進し、高血圧となる。よってcは×。

    d 巨大舌や気道における組織の肥大により、気道が狭くなり睡眠時無呼吸症候群を併発しやすい。よってdは○。

    e 手首の軟部組織の増大により、正中神経が圧迫されることで手根管症候群を発症することがある。よってeは○。
    本記事の参考資料につきましてはhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/iatssreview/46/1/46_22/_pdfをご覧ください。

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