全国で活躍する女性医師

2020-02-29

横浜市立みなと赤十字病院 part1

全国の赤十字病院の中から、神奈川県の横浜市立みなと赤十字病院にお伺いしました。研修のプログラム、1日のスケジュールなど、現場の声が聞けるインタビューです。

横浜市立みなと赤十字病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科 副部長/指導医 / 指導医 牧山祐希先生 /横浜市立みなと赤十字病院 / 初期研修医2年目 板木春衣先生 / 大橋美華子先生 / 佐藤陽香先生 / 鈴木樹里先生 /

牧山祐希(ゆうき)先生 略歴

北海道札幌市出身
2003年
旭川医科大学卒業
2003年
旭川赤十字病院にて研修
2005年
北海道社会保険病院に勤務
2006年
北見赤十字病院に勤務
2007年
釧路労災病院に勤務
2008年
旭川医科大学病院に勤務
2009年
北見赤十字病院に勤務
2010年
旭川厚生病院に勤務
2011年
旭川医科大学病院に勤務
2012年
横浜市立みなと赤十字病院に勤務

牧山先生の専門分野

鼻副鼻腔疾患、アレルギー性鼻炎、甲状腺腫瘍など。
日本耳鼻咽喉科学会専門医

小村理恵先生 略歴

神奈川県横浜市出身
2009年
東京医科歯科大学卒業
2009年
東京共済病院にて研修
2010年
東京医科歯科大学医学部附属病院にて研修、麻酔科に入局
2012年
横浜市立みなと赤十字病院に勤務

小村先生の専門分野

麻酔科一般
日本麻酔科学会麻酔科専門医
日本周術期経食道心エコー認定(JB-POT)

牧山先生に聞く横浜市立みなと赤十字の現在

救急車が年間約12,000台!
病院全体がアクティブに動いています!
病院の特徴は?
200人を超える医師が在籍する規模の病院です。その中でも、救急に力を入れています。救急以外のほかの診療科が充実しているので、救急で患者さんを引き受けることができていますし、病院全体がアクティブに動いています。救急の現場では初期研修医がファーストタッチを行っています。
初期研修での人気の秘密は?
やはり救急でしょうか。救急車が年間約12,000台も来ます。
このほか、年間10,000件以上のウォークインの患者さんも来て、初期研修医がファーストタッチを行っています。

現在までの指導医の先生方

山祐希(ゆうき) 先生

横浜市立みなと赤十字病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科 副部長/指導医
結婚がきっかけに。
大変でしたが、勉強になりました
先生ご自身はどうしてこちらの病院を選ばれたのですか?
私は結婚がきっかけです。夫も医師なのですが、「横浜に行こう」と言うので、「あ、そうかい」と言って(笑)。それで一緒に横浜に来たものの、半年ぐらいはのんびりしていました。それから、そろそろ働くかなと思って、自宅の近くで探していたら、たまたま当院で耳鼻咽喉科の募集があったんです。

当院に来てすぐはやはり大変でした。今の耳鼻咽喉科は医師が足りていますが、当時は足りず、だから募集もあったんですね。そのうち救急の先生方も頼ってくださるようになったり、大変でしたが、勉強になりました。
先生が専門を選ばれた理由は?
耳鼻咽喉科を選んだのは手術がいいなと思っていたからです。ばりばりの外科系は女性には難しいかなという気持ちもあり、少しマイナー系の耳鼻咽喉科にしました。患者さんは男性も女性もいて、大人も子どももいますし、上気道に関することは救急っぽさもありますし、興味がありました。
女性は多いですか?
耳鼻咽喉科も全国的に見れば、女性が多いです。病院によっては救急を多くしないといけないところもありますし、救急はそこまでせずに、専門に特化しているところもあります。専門的な病院で、耳マニアのように働くのもいいと思います(笑)。開業するという道もありますし、細分化すると選択肢は豊富です。
初期研修医の指導にあたって、心がけていることは?
救急ではほとんど研修医がしてくれているんです(笑)。私は専門医になってから長いので、幅広く診ているのは彼女たちの方ですね。研修医が「この画像、どう思う」とか、「この検査だったら、呼んだ方がいいかな」と相談し合っていますね。私も一人でせずに、研修医の先生たちに呼んでもらったら、一緒にやっています。私も若い頃は救急が好きだったんです。

村理恵 先生

横浜市立みなと赤十字病院麻酔科 医長
女性にとって働きやすい診療科なので、皆にお勧めしているところです
先生ご自身はどうしてこちらの病院を選ばれたのですか?
私は卒後3年目に東京医科歯科大学の医局に入り、4年目になるときの人事異動で当院に来ました。実家も近かったのでいいかなと思い、「じゃ行きます」とお返事しました。その後、子育ての関係もあって、実家に近いことを考慮していただいて当院にいますが、今後はまだ分からないです。
先生が専門を選ばれた理由は?
初期研修の最初に回ったのが麻酔科だったんです。そこで手技をするのが楽しく、休みが明確に決まっているというのもすごく好きでした。当番の日はもちろんですが、この日は絶対に休みというのが決まっているのは私に合っていると思ったんです。麻酔科はそういうことが好きな人が集まっているように思いますが、それを見て、365日オンコールという先生なら怒るかもしれないですね。でも、女性にとって働きやすい診療科なので、皆にお勧めしているところです(笑)。
女性は多いですか?
当院の麻酔科は7人の常勤医師がいて、そのうち3人が女性です。ほかに非常勤の先生が1日に2人か3人いらっしゃっています。
初期研修医の指導にあたって、心がけていることは?
麻酔科を回る研修医の皆さんと接点を持って、指導医という立場に入らせていただいています。皆さん、すごくやる気があるので、あとは手技が上達するかというところですね。なるべく経験させてあげて、うまくなったら、一緒に喜んでいます。褒めて伸ばすみたいな感じです(笑)。
麻酔科に回ってくる研修医の印象は?
モチベーションがすごく高いし、器用なので、困っていることが全くありません。当院は研修の倍率が高いそうですが、それをくぐってきた研修医さんたちなのだなあと思いながら、楽しく指導させていただいています。

病院アピール

人道・博愛の赤十字精神のもと、
患者中心の良質な医療を提供して、
地域の健康増進に貢献する

概要

名称 横浜市立みなと赤十字病院
院長 伊藤 宏
所在地 〒231-8682 神奈川県横浜市中区新山下3丁目12番1号
病床数 634床(一般584床、精神50床)

診療体制

診療科目

内科(総合内科、感染症科)、内分泌内科(糖尿病内分泌内科)、血液内科、腎臓内科、 リウマチ科(膠原病リウマチ内科)、緩和ケア内科、呼吸器内科、消化器内科(肝・胆・膵内科)、 循環器内科(心臓内科、不整脈診療科、心血管診療科)、神経内科、 アレルギー内科(総合アレルギー内科、喘息アレルギー内科)、精神科、小児科、 外科(外科、救急外科、食道・胃外科、大腸外科、肝・胆・膵外科)、乳腺外科、 整形外科(整形外科、整形・脊椎外科、整形・関節外科、手外科・上肢外傷整形外科)、脳神経外科、 形成外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科(産婦人科、婦人腫瘍外科)、 眼科、耳鼻いんこう科(耳鼻咽喉科・頭頸部外科、めまい平衡神経科)、リハビリテーション科、 放射線診断科(放射線科核医学部・放射線科診断部)、放射線治療科、麻酔科、歯科口腔外科、救急科、病理診断科

特殊診療部門

保険医療機関
労災保険指定医療機関
指定自立支援医療機関(更生医療・育成医療・精神通院医療)
身体障害者福祉法医の配置されている医療機関
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく指定病院・応急入院指定病院
精神保健指定医の配置されている医療機関
生活保護法指定医療機関
結核指定医療機関
指定養育医療機関
原子爆弾被爆者医療指定医療機関
原子爆弾被爆者一般疾病医療取扱医療機関
公害医療機関
母体保護法指定医の配置されている医療機関
地域医療支援病院
災害拠点病院
小児救急医療拠点病院
救命救急センター
臨床研修病院(基幹型・協力型)
がん診療連携拠点病院
エイズ治療拠点病院
特定疾患治療研究事業委託医療機関
DPC対象病院
小児慢性特定疾患治療研究事業委託医療機関
地域周産期母子医療センター
救急告示病院
横浜市二次救急拠点病院
難病指定医療機関
日本医療機能評価機構/病院機能評価認定施設
神奈川DMAT指定病院
神奈川DMAT‐L指定病院
かながわDPAT登録医療機関
横浜救急医療チーム(YMAT)緊急医療協力病院
特定行為研修指定研修機関


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