専門研修インタビュー

2022-12-01

中濃厚生病院(岐阜県) 専攻医 三浦有貴先生(消化器内科) (2022年)

中濃厚生病院(岐阜県) の専攻医、三浦有貴先生(消化器内科)に、病院の特徴や研修プログラムについてなど、様々なエピソードをお伺いしました。この内容は2022年に収録したものです。

中濃厚生病院

〒501-3802
岐阜県関市若草通5-1
TEL:0575-22-2211
FAX:0575-24-7139
病院URL:http://www.chuno.gfkosei.or.jp/

三浦有貴先生の近影

名前 三浦(現 歌方) 有貴(ゆき) 専攻医
出身 岐阜県岐阜市
出身大学 岐阜大学
医師免許取得年度 2019年
初期研修施設 中濃厚生病院
専攻医研修 消化器内科

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

高校生の頃にテレビドラマの「医龍」を見て、医療に興味を持ったのがきっかけです。

学生生活はいかがでしたか。

バスケットボール部に入っていました。部活動が一番の思い出ですね。それから友だちと一緒に勉強していたことも印象に残っています。

初期研修の病院を中濃厚生病院に決めたのはなぜですか。

学生時代の臨床実習で1カ月、お世話になったんです。先生方がとても優しく教えてくださり、病院の雰囲気も良かったので、「ここで研修したいな」と思いました。

初期研修が始まってからはイメージ通りでしたか。

イメージしていたよりも大変なこともありましたが、研修医の仲間が大勢いたので、皆で分からないことを「どうやってやるんだろう」などと話し合いながら研修していくのはとても楽しかったです。

消化器内科をいつから志望されていたのですか。

初期研修1年目のときに消化器内科を回ったのですが、そのときから興味を持つようになりました。ただ、ほかの診療科も考えていたので、最終的に決めたのは2年目の夏です。決め手は手技があって、多彩なことができることですね。消化器内科を学んでいれば、色々な方の相談に乗れたり、診療ができたりするのではないかと思いました。

初期研修を振り返って、いかがですか。

多くの科を回ったので、それぞれの科で色々なことを学ぶことができました。それから当直です。当直は初期研修医が一番活躍できる場ではないかと思います。1年目のときは2年目の先輩や上級医の先生方に教えていただきながらですが、一般的な診療ができるようになろうと頑張っていました。

専攻医研修先として、中濃厚生病院を選ばれたのはどうしてですか。

専攻医研修の病院選びについては悩んでしまい、上級医の先生方にも相談したりしたのですが、専攻医になるとどうしても慣れないことが多くあるので、病院自体は慣れているところでしたいと考え、そのまま当院に残りました。やはり病院に慣れていると、分かっているところで始められるので、仕事がしやすいですね。施設としても、消化器内科の規模が大きいので、一般的なことをしっかり学べます。大学病院や専門的な病院に進むのであれば、一般的なことが大まかにでもできるようになってからにしたいとも思いました。

専攻医2年目の現在はどのような専攻医研修をなさっているのですか。

月曜日と木曜日の午前中は胃カメラです。火曜日は隔週で消化器内科の初診外来を担当しています。水曜日は総合内科の初診外来で、これはほとんどの専攻医が担当するものです。木曜日の午後は消化器内科の再診外来を担当しています。金曜日の午前中はフリーで、午後はそれぞれの専攻医に任されているので、検査を入れたりしています。

専攻医研修で特に勉強になっていることを教えてください。

初期研修医のときとは違って主治医になりますので、自分で決めないといけないときに責任が生じます。もちろん分からないことは教えていただいていますが、責任が必要な場面で考えることがとても勉強になっています。それから総合内科も担当させていただいているので、消化器内科だけではなく、内科全般を診る経験も勉強になります。

専攻医研修で遣り甲斐を感じるのはどのようなときですか。

それまでできなかった手技が少しでもできるようになったときや患者さんが良くなっていくのを見ると、遣り甲斐を感じます。

専攻医研修で辛いことはどのようなことですか。

そんなに辛いとは思っていないんです(笑)。責任感が必要な場面でしっかりしないとなと思ったり、夜に一人でいるときに分からないことがあると悩んだりはします。ただ、どうしても分からないことがあればその科の先生に伺ったり、指導医の先生方に質問や相談ができる環境があるので、困ったときは夜中でも先生方を頼っています。

当直の体制をお聞かせください。

回数は月に2、3回です。内科、外科に1人ずつで、専攻医以上の医師が入ります。このほかに2人の初期研修医が加わります。またICU当直が1人で、こちらには内科、外科の誰かが入っています。

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

分からないことがあれば質問して、教えていただいていますし、不安な患者さんに関しては一緒に診ていただくこともあります。私の診察を「監視」していただいて、あとから教えていただくこともあります(笑)。専攻医一人一人に違う指導医の先生がついてくださっているのですが、ほかの先生方に質問することもあります。

勝村先生の写真

カンファレンスはいかがですか。

消化器内科では週に1回、翌週に入院される患者さんのカンファレンスをしたあと、その週に入院された患者さんについてのプレゼンを専攻医と消化器内科を回っている初期研修医がしています。そこで治療方針などのアドバイスをいただいたり、相談ごとがあれば相談できる体制になっています。

初期研修医の指導はどのようにしていらっしゃいますか。

まだ指導できる立場にはなれていないですね(笑)。ただ、質問されたことには答えられるようにしたいですし、一緒に患者さんを診るときに患者さんのことを話したりしています。初期研修医とは立場が近いだけに、初期研修でこれが分かっていたら有り難かっただろうなと思われることを当直などのときに話すようにしています。

コメディカルのスタッフとのコミュニケーションはいかがですか。

優しくて、フレンドリーに接してくださる方ばかりなので、仕事以外の話も気軽にできています。そうした意味でも、とても働きやすい病院です。

今後のご予定をお聞かせください。

12月に岐北厚生病院に異動します。岐北厚生病院は当院よりも規模が小さく、消化器内科医も少ないので、今とは雰囲気が異なり、もう少し地域に密着した形で働くことになりそうです。来年4月には岐阜大学医学部附属病院に異動する予定ですが、これは確定事項ではありません。そして12月に当院に戻ってきて、再来年の3月に専攻医研修を終えます。その後は専門医試験を受験し、さらに内視鏡などのより専門的な内容の資格を取得したいです。大学院進学もタイミングが合えばと思っていますが、今のところは市中病院で経験を積んでいきたいと考えています。

専門医制度についてのご意見をお願いします。

以前の制度については分からないのですが、今の制度では内科はレポートが多く、全体的なところを診る点では勉強になっています。ただ、このレポートは外科やマイナー科は少ないようですし、科によってばらつきがあるのが違和感があります。このばらつきがある中で内科医を目指すのはどうなのかなと思ったこともありましたし、良くない制度ではないのですが、大変な面もあります。

専攻医研修の病院を選ぶ初期研修医にメッセージをお願いします。

中濃厚生病院は三次救急の病院で、様々な症例が来ます。地域に根ざした病院でもありますので、幅広い患者さんを診ることができます。指導医の先生方も専攻医には自由にさせてくださるので、「やりたいです」と積極的に希望すれば、色々な経験ができ、そこに魅力があります。見学の受け付けは新型コロナウイルスの感染状況によりますが、県外からも見学に来てくださる方が増え、有り難いです。是非、検討していただけると嬉しいです。