インタビュー

2021-03-15

総合病院国保旭中央病院 塩尻俊明 | 指導医インタビュー(初期)

総合病院 国保旭中央病院 塩尻俊明 先生の指導医インタビュー。全国病院からメッセージ・求める研修医、プログラム・募集要項、ジュニア・シニア・指導医・院長のインタビューを掲載。進路選択の判断材料としてお役立てください!

総合病院国保旭中央病院の口コミ
実際に病院見学、研修に行った医学生の感想や体験談、プログラムの特徴などもご紹介!

総合病院 国保旭中央病院

旭市イ-1326番地

医師近影

名前  塩尻 俊明
副院長、臨床教育センター長、教育研修部長、総合診療内科部長、指導医

職歴経歴 1963年に茨城県出身。1989年に奈良県立医科大学を卒業する。
1997年に総合病院 国保旭中央病院に入職する。
2011年に院長補佐を兼任する。
日本内科学会認定医ほか。

国保旭中央病院の初期臨床研修の特徴をお聞かせください。

臨床研修病院の特徴を見極めるのは学生であって、指導医ではないと感じています。臨床研修必修化から10年が経ち、どの臨床研修病院も良いプログラムを作るようになってきました。当院には必修化以前からの歴史がありますが、今は歴史を売りにできる時代ではありません。そのうえで、当院の特色を申し上げると、最前線の病院としての忙しさがあること、研修医の人数が多く、仲良く支え合っていることが挙げられるでしょうか。

最前線の病院としては救急の機会が豊富です。指導医や救急専門医の指導のもとで研修医がファーストタッチ以上のことに取り組んでいます。
研修医は2学年を合わせると、60人弱が在籍していますが、和気藹々としていますし、ライバル的な切磋琢磨もありながら、辛いときには手を差し伸べ合っています。クラブ活動でのチームワークのようですよ。全国の大学から集まってきていますので、これまでの学習過程はばらばらなのですが、気にはならないですし、皆が個としての能力を伸ばしています。私は当院で研修した先生方の結婚式に呼ばれる機会も多いのですが、彼らが大学時代の友達に比べ、研修医時代の友達とより密度の濃い付き合いをしていることが伝わってくるんですね。大学時代は将来のための訓練をする時代ですが、研修医時代は患者さんの生死に関わる現場をともに過ごすわけですから、一体感が出るのでしょう。

指導される立場として心がけていらっしゃることを教えてください。

研修医が最前線の病院の前面に立っていけるよう、紙の上だけの指導ではなく、患者さんを診たときにどう動くべきかという実践的な内容を想定して指導するようにしています。

最近の研修医をご覧になって、どう思われますか。

時代が違えば、キャラクターが違うのは当然ですし、風潮では語れないですね。研修医を一概に括るのではなく、それぞれの個性を大切にしています。救急で一緒に診るなど、現場でのコミュニケーションの機会も多くありますし、2ヶ月に1回は研修医とマンツーマンで5分から10分ぐらいの振り返りの時間を持っています。どの科を回っている研修医に対しても、健康状態やメンタル、うまくいっているのかどうかなど、気にかけていますね。研修医が多いからこそ、しなくてはいけないと思っています。

以前に忘れられない、すごい研修医がいたという経験があれば教えてください。

印象に残らない研修医はいません。皆のことをしっかり覚えていますし、皆が印象に残っていますよ。目立つ研修医もいますし、目立たないけれども、地道に取り組んでいる研修医もいます。2年間、全員に対して平等にアドバイスを送っています。

研修医に「これだけは言いたい」ということがあれば、お聞かせください。

患者さんを診るとき、単なる臓器の異常としてだけ診ないでほしいですね。疾病ではなく、病気として診てほしいです。

医師近影

現在の臨床研修制度についてのご意見をお願いします。

以前の制度と今の制度は時代が違う以上は比較になりません。それぞれの良さがありますが、今が悪いわけでは全くありません。ストレート研修よりも幅の広い研修ができる点で、色々な科をローテートするのは良いことだと思います。

最後に、これから初期臨床研修病院を選ぶ医学生に向けて、メッセージをお願いします。

誰かの後ろについて回る研修ではなく、最前線の病院で初期研修をした方がいい医師になれます。どういう研修をしたいのか、2年後にどういう医師になっていたいのかをしっかり考え、初期研修の楽しさを味わえる病院を選んでください。