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国試過去問解説 2025-08-13

国試過去問解説 尿道炎 国試(117D68)

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117D68
30歳の男性。排尿時痛と尿道からの膿性分泌物を主訴に来院した。5日前に性交渉を持ち、その後痛みが生じるようになったという。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に赤血球0~5/HPF、白血球50~100/HPFを認める。分泌物のGram染色でGram陰性双球菌を認めた。
この疾患で誤っているのはどれか。
答え
不正解

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排尿時痛、尿道の膿性分泌物とそのGram染色像から、淋菌性尿道炎を想起する。性交後5日目に発症という潜伏期間も、淋菌性尿道炎を示唆する。男性の尿道炎の2/3が非淋菌性尿道炎であり、ニューキノロン系抗菌薬やテトラサイクリン系抗菌薬が頻用されてきた。そのため、これらの抗菌薬に耐性を持つ株が増えている点に注意が必要である。

a オーラルセックスにより、咽頭炎を発症するケースも存在する。

b 淋菌性尿道炎の約20〜30%に、クラミジアとの混合感染がみられるとされる。

c Gram染色でのGram陰性双球菌像で疑い、確定診断はPCR法などの核酸増幅検査で行う。

d Gram染色でのGram陰性双球菌像で疑い、確定診断はPCR法などの核酸増幅検査で行う。

e ニューキノロン系抗菌薬やテトラサイクリン系抗菌薬に耐性を持つ株が増えているため、セフェム系抗菌薬(セフトリアキソン)などで治療開始する。

時間のある方は参考資料としてこちらをご覧ください。

連載: 国試過去問解説