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医学生のためのコラム 2025-11-12

【医学生のための】効率的な時間管理術

計画と優先順位付け

タスクの洗い出しとリスト化

講義、実習、テスト勉強、部活、アルバイトなど、やるべきことをすべて書き出します。

優先順位の決定

重要かつ緊急:
 テスト前の勉強、提出期限が迫った課題など。
重要だが緊急ではない:
 定期的な復習、健康管理、将来のための情報収集など
 (ここに時間を割くことが、将来の緊急事態を防ぎます)。
緊急だが重要ではない:
 すぐに対応が必要な連絡や雑務など。
緊急でも重要でもない:
 無駄な時間になりがちな活動。
具体的なスケジュール作成:
 1日、1週間、1ヶ月単位で、具体的なタスクを時間軸に落とし込みます。
 睡眠時間と食事時間を削らないよう、必ず確保しましょう。

タスクの洗い出しとリスト化

集中力を高めるテクニック

集中力を高めるための具体的な方法として、まずポモドーロ・テクニックが非常に有効です。これは、タイマーを使って25分間の作業5分間の短い休憩を交互に繰り返す手法で、長時間にわたる学習でも集中力を保ち、燃え尽きを防ぎます。作業中はスマートフォンなどの通知をオフにし、一切の中断を避けることが成功の鍵です。
次に、タイム・ブロッキングは、スケジュール帳にあらかじめ「14時から16時まではこの科目の復習に充てる」といったように、特定のタスクに時間を区切り割り当てる方法です。この時間内は他の作業に手を出さないと決めることで、意識的な集中を促します。
さらに、作業環境の整備も重要です。机の上を整理し、視界に入る気が散る要因を排除することで、自然とタスクに没頭しやすい状況を作ることができます。

集中力を高めるテクニック

「やらないこと」を決める勇気

医学生は学習量が多いため、すべてを完璧にこなそうとせず、「自分には今日ここまでしかできない」と割り切る勇気を持つことが重要です。他人の期待に応えようとしすぎたり、良い格好をしようとする考えは捨て、自分のキャパシティを超えた依頼や優先度の低い誘いは、きっぱりと断る決断力を持ちましょう。
最も非効率を招く睡眠不足を避けるためにも、無理せず翌日に持ち越す判断や、休日は徹底的に休むといったメリハリをつけることが、結果的に長期的な集中力と学習の質を高めることにつながります。

「やらないこと」を決める勇気

効果的な学習方法

学習の効率を高めるには、インプットだけでなくアウトプットを重視することが鍵となります。ただ講義を聞いたり、教科書を読むだけに留まらず、学んだ内容を誰かに説明したり、自分で問題を解いたり、図を描いて整理する時間を設ける「アクティブ・ラーニング」を取り入れましょう。これにより記憶の定着率が飛躍的に向上します。 また、講義直後や寝る前など、記憶が薄れる前に短時間の復習を行う習慣を取り入れ、デジタルツールも活用して、必要な情報に素早くアクセスできる仕組みを整えることも重要です。

効果的な学習方法


連載: 医学生のためのコラム