臨床研修募集内容

国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院 



シニアレジデントインタビュー

国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院
住所 〒238−8558 神奈川県横須賀市米が浜通1-16
TEL 046-822-2710
FAX 046-825-2103
病院URL http://www.ykh.gr.jp/

 

指導医に聴く

指導医 田中啓之(ひろゆき)
横須賀共済病院腎臓内科部長、指導医
職歴・経歴 1970年に埼玉県桶川市で生まれる。1996年に福井医科大学(現 福井大学)を卒業後、東京医科歯科大学第二内科(現 腎臓内科)に入局し、東京医科歯科大学医学部附属病院、三楽病院で内科全般の研修を行う。1998年に横須賀共済病院腎臓内科に勤務する。2000年に東京医科歯科大学医学部附属病院血液浄化療法部(透析室)に勤務する。2001年に東京医科歯科大学大学院に入学する。2005年に東京医科歯科大学大学院を修了し、横須賀共済病院腎臓内科に着任する。2016年に横須賀共済病院腎臓内科部長に就任する。
所属学会・
資格・
その他役職
日本内科学会認定医・専門医・指導医、日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医・指導医、日本医師会認定産業医、日本静脈経腸栄養学会認定医、神奈川県立保健福祉大学非常勤講師、東京医科歯科大学医学部臨床教授など。

 

横須賀共済病院の特徴をお聞かせください。

田中:規模の大きい急性期病院で、病床数は747床です。診療科もほとんどが揃っております。内科はそれぞれ充実していますし、外科はどの科も手術数が大変多いですね。心房細動のアブレーションは全国でも有数です。2004年に臨床研修制度が始まってからは医師の出身大学も多彩になりました。院内は初期研修医、後期研修医ともに多く、賑やかな雰囲気がありますね。

 

横須賀共済病院の腎臓内科の特徴もお聞かせください。

田中:当院の透析治療の歴史は古く、1967年5月に血液透析が始まりました。これは日本で3番目、神奈川県下では第1号と言われています。来年で50周年です。腎臓内科と言うと、透析室に引きこもっているというイメージがあるようです(笑)。しかし、当院の腎臓内科は非常に外科的な手技も多く、手術なども活発に行っていることが特徴です。常勤医師と後期研修医を含めてスタッフは9人います。2016年は131件もの透析導入を行いました。最近はカテーテル治療(VAIVT)が増えているため、OPE室での手術件数自体は減少傾向にありますが、それでも年300件前後あります。腎臓移植以外は腹膜透析カテーテル挿入も含めて、ほぼ全ての手術を行っています。24時間体制で、救急では急性血液浄化療法が多いですね。4つの関連透析クリニックがあり、クリニックの院長は、当院の部長であった先生方が務めているため、緊密な連携が可能となっています。クリニック全体で約1,100人の透析患者さんを診ており、具合の悪くなった患者さんや合併症、バスキュラーアクセストラブルがあれば、当院で診ます。一方で最近は患者さんの高齢化が進んでおり、療養型施設などへの紹介も増えています。

 

横須賀共済病院の腎臓内科の後期研修プログラムで学べる特徴について、ご紹介くださいますか。

田中:手術はもちろんですが、外来や当直も含めて、腎臓移植以外の分野を全て学ぶことができます。救急外来当直を担当する全館当直もありますし、全患者応需のため、全館当直はきついかもしれません。透析室やクリニックからの紹介患者さんを担当する当番の日もあります。オンコール体制も整えているため、後期研修医も担当に加わっています。とにかく症例数が多いため、場数を踏めますね。神奈川県は腎臓内科関連の研究会が活発ですし、東京へのアクセスも良いので、気持ちさえあれば学ぶ機会が豊富にあります。

 

横須賀共済病院腎臓内科での後期研修で、どのようなキャリアアップが望めますか。

田中:まずは内科の認定医を取得し、後期研修を終えたぐらいのタイミングで腎臓内科や透析の専門医試験にチャレンジできます。後期研修終了後は大学に入局して、大学院生となり研究生活に入る人もいますし、入局後関連病院をローテートする人もいます。入局先は東京医科歯科大学の腎臓内科が多いです。

 

カンファレンスについて、お聞かせください。

田中:毎週水曜日に病棟カンファレンス、月に1回 木曜日に透析室中心のカンファレンスを行っています。関連のクリニックの先生方も集まります。クリニックから当院に紹介された患者さんの事例報告など、大人数でのカンファレンスです。また、月に1回、月曜日に病理の先生を講師としてむかえた病理カンファレンスがあります。

 

女性医師の働きやすさに関してはいかがでしょうか。

田中:女性医師は3人います。若い医師もいますから、結婚や出産などもありますし、上司として、働きやすい環境を整備しています。当直のシステムは各科によって違いますが、腎臓内科では当直の翌日は遅くても昼までには帰れるようにしています。保育室は以前は院内にありましたが、老朽化したため、道路の向かい側に新築移転しました。真新しい建物で、24時間体制となっています。夜勤業務のコメディカルスタッフが優先ですが、女性医師も利用可能です。

 

先生が腎臓内科を専攻されたのはどうしてですか。

田中:学生時代は外科医に憧れていました。ただ外科は体力的に自分には辛いかなと思ったんです。その点、腎臓内科は血管手術、腹膜透析といった手術もありながら、様々な臨床や研究もあって、面白そうでした。内分泌内科と最後まで迷いましたが、内分泌内科の患者さんで透析を始める方は少なくありません。どうせなら紹介するより、紹介される側、頼むより、頼まれる側になりたいと思い、腎臓内科を選びました(笑)。

 

先生の研修医時代はいかがでしたか。

田中:東京医科歯科大学の第二内科に入局しました。第二内科はナンバー内科で様々な勉強ができることと、ほかの大学の卒業生も広く受け入れているところが良かったです。入局後は朝の7時に出勤して、終電まで病院にいる毎日でした。皆、そうしていた時代でしたので、それが普通だと思っていました。大学ではナンバー内科でしたから、腎臓内科だけではなく、内分泌、消化器、呼吸器、循環器も診ていたんですが、2年目は糖尿病の患者さんを診る機会が多く、腎臓内科への興味に繋がっていきました。一方で、緊急処置の件数が少なかったので、今とは違い苦手意識が当時はありましたね。

 

研修医に指導する際、心がけていらっしゃることはどんなことでしょうか。

田中:腎臓内科では患者さんの職業、病歴、生活環境といった背景にこだわらないといけません。腎臓内科医ではなく、内科を総合した医師として、どう診るかが大切です。腎臓内科は内科の中でも肺炎、脳血管障害、心疾患、消化器疾患といった合併症が多いので、後期研修に向いている診療科です。決して花形の科ではなく、内科の中ではマイナーな科ですが、9人の常勤医師が在籍している病院はあまりありません。それを知っていて、集まってきた後期研修医ばかりですので、タフに接しながらも基本的な心構えを丁寧に教えることを心がけています。

 

研修医に対し、「これだけは言いたい」ということはどんなことでしょうか。

田中:自分のやる気次第で、何でも身につくということでしょうか。私としては強制してさせようとはせず、研修医が食いついてくるためにはどうしたらいいのかを常に考えています。研修医の個性は違いますし、できそうな人にはより多くの仕事を与えるなど、一人一人の負荷を変えています。

 

現在の臨床研修制度について、感想をお聞かせください。

田中:この病院で初期研修をしたいといった希望のもとで、臨床研修病院を自由に選べるようになりました。研修医の皆さんには入った病院で、自分で自分なりの花を咲かせてほしいと思います。どこにいても、誰のもとにいても、工夫次第で能力を高められるものです。ただ、規模の大きな病院の方が自分にあった良い指導医に会えるチャンスは広がるでしょう。

 

研修医に指導する際、心がけていらっしゃることはどんなことでしょうか。

田中:救急外来の治療やICUの診察においても、まずは研修医が所見を取ったり、必要な検査などの計画を立て、こういう診断になるのではないかと考えてもらっています。その考えをまとめて聞かせてもらうんですね。最初から私が入ると、どうしても考えを押し付けてしまいそうになるので、できる限り、そうしています。緊急事態で間に合わないときは私たち上級医で進めていますが、そうでないときには研修医が主導的に考えた治療法をできるだけ見守りながら優先させています。

 

これから後期研修の病院を選ぶ初期研修医にメッセージをお願いします。

田中:初期研修は専門を選ぶ前ですから、「お客さん」でいられるところもありますが、後期研修は自分の好きなことを本気で行う期間ですし、力もつきます。後期研修中はそこに全力で取り組んでほしいですね。後期研修後は病院内のいろいろな委員会の仕事や家庭内のことなどで、後期研修ほどには自由に打ち込める時間がなくなります。どの研修病院に行ったとしても、医師として充実した生活を送ってください。当院は後期研修医のみならず、初期研修医も含めて、皆の仲が良いです。活気のある雰囲気で、働きやすい病院です。

 

研修医に聴く

シニアレジデント 矢嶋 優 研修医
出身地 神奈川県秦野市
出身大学 山形大学
卒業年度 2012年

 

医師を目指したきっかけをお聞かせください。

矢嶋:医療系に漠然とした興味があったのですが、高校時代に進路を決めるときに一生、続けられる仕事として、医師を選びました。ものづくりの仕事も面白そうでしたが、困った人を直接、助けられるのは医師だと思ったんです。私はキリスト教の高校に通っていたので、世界事情を学ぶ機会が何度かありました。貧しい国や途上国の話を聞いて、医師として、そういった地域に住む人たちの力になりたいとも考えました。

 

ポリクリはいかがでしたか。

矢嶋:私の母校の山形大学は全国に先駆けてスチューデントドクター制度を導入しています。これは知識を問うCBTと技能や態度を問うOSCEに合格すれば得られる資格で、これがないと診療参加型の病棟実習ができません。実習期間も長く、4年生の終わり頃から始まります。診察などの医療行為に踏み込めるシステムですし、患者さんのそばで実践しながら学べたのは良かったですね。大学病院のほか、山形県内の市中病院でも実習しました。大学病院は学生の対応に慣れていますし、市中病院は地方ならではの温かさがあって、よく面倒を見てくださいました。

 

初期研修の病院を横須賀共済病院に決めたのはなぜですか。

矢嶋:地元である神奈川県か、東京都内の病院で初期研修をして、視野を広げたいと思っていたんです。中でも救急に強い病院を探していました。10病院ぐらい見学に行き、当院はほぼ最後に来たのですが、初期研修医の雰囲気が一番、元気だったんです。救急外来で救急隊からの電話を受け、ファーストタッチをし、指導医にコンサルトするまでの全てを初期研修医がしていることが良かったですね。三次救急まで診ていること、ほとんどの診療科が揃っていることにも惹かれ、当院を選びました。

 

初期研修を振り返って、いかがですか。

矢嶋:同期に恵まれて、とても楽しかったです。当院自体の初期研修医が12人、横浜市立大学と東京医科歯科大学からのたすきがけ研修医がそれぞれ2人ずつの16人という規模ですので、多いですね。1年上の先輩方も活発で、仕事については色々なことを教わりましたし、一緒に遊びにも行きました。

 

初期研修はどのようなローテーションだったのですか。

矢嶋:最初の6カ月は内科で、循環器、神経、血液、腎臓を回りました。それから泌尿器科、小児科、救急、麻酔科、皮膚科、放射線科などですね。2年目になるときには専門を内科と決めていたのですが、気になっていた腎臓内科をもう一度ローテートしました。そのほか、消化器内科、内分泌内科も選択しました。

 

専門を腎臓内科に決めたのはどうしてですか。

矢嶋:大学を卒業する頃は外科系を考えていました。でも6カ月の内科必修期間にたまたま腎臓内科に行ったところ、薬や点滴など、かなり細かいことを要求される科だと分かりました。カンファレンスでは、患者さんの問題点に関して深くディスカッションするため、インプットが多くて辛かったのですが、もう一度、勉強し直したんですね。電解質や体液の勉強は特に好きでした。その後、ほかの科を回ったときに腎臓内科の観点から物事を見るのが面白かったですし、全身管理ができることも強みだと感じたことで、腎臓内科に決めました。

 

後期研修で横須賀共済病院を選んだ理由をお聞かせください。

矢嶋:悩みましたが、手術が多いという特徴が決め手になりました。ほかの病院の腎臓内科では手術はシャントまでというところが少なくないのですが、当院は血管移植やPTAまで行っていますし、ときには心臓血管外科との手術もあります。三浦半島にいる1,000人の透析患者をほとんど全て診ている病院ですし、急性期の透析もありますから、かなり忙しいですね。まったりしている腎臓内科というイメージは当院には当てはまりません(笑)。後期研修は忙しい病院でしっかりやりたいと考え、当院を選びました。

 

後期研修はどのようなプログラムなんですか。

矢嶋:基本的に腎臓内科スタッフとして、病棟管理、透析当番、外来、急患当番などを日々の業務として行っています。分からない症例や重症な症例に出会うことも多く大変勉強になっています。

 

後期研修で勉強になっていることを教えてください。

矢嶋:日々の全てです。最近は手術も自分で執刀する機会も増えました。手術前の診察も、手術などの手技も、3年間を当院で過ごしたからこそ得られたことだと思っています。当院ほど手術をしている腎臓内科は全国にもあまりありませんので、手技に関しては大きかったですね。手技以外に関してでは当直に呼ばれたときや、緊急透析、ICU管理、初期研修医や後輩への指導など、基本的な判断ができるようになりました。

 

指導医の先生方のご指導はいかがですか。

矢嶋:腎臓内科には9人の常勤医師がいます。上の先生方は、どんな質問にも答えてくださり、皆さん、優しいですね。腎臓だけでなく、内科全般の経験が豊富な先生方なので、聞いたことのない疾患のことでも、丁寧に教えていただいています。

 

病院に改善を望みたいことはありますか。

矢嶋:シャワーのお湯がときどき出ないことでしょうか(笑)。そのほかの不満はないですね。初期研修のときは寮に住んでいました。病院からすぐ近くのマンションで、快適でしたよ。今は自分で借りていますが、住居手当がしっかりあるので有り難いです。

 

初期研修医の指導にあたって、気を付けていることはありますか。

矢嶋:1年目の初期研修医の中には進路が決まっていない人もいますので、点滴、薬、抗生剤などの基本的な内科のことを教えています。透析の患者さんは特徴的ですから、学べそうな人にはそういった内容についても話しますね。2年目で進路が決まっている人にはその科に行って役立ちそうな知識を与えるようにしています。外科に行く人には外科の患者さんが透析を受けるケースについて、呼吸器科に行く人には呼吸器と腎臓の合併症のことなどを教えます。腎臓内科を回って良かったと思ってもらえるように指導したいですね。

 

当直の体制について、お聞かせください。

矢嶋:土曜日などの日直と当直を合わせて、月に3回から4回あります。そのうちの1回は全館当直です。これは救急外来でファーストタッチをした初期研修医の上級医となり、コンサルトを受け、専門科に回したり、腎臓内科に入院させたりするものなので、寝られないですね。土曜日などの日直は透析当番です。また、オンコールの日も月に3回ほどあります。これはほぼ全スタッフが担当し、緊急透析などの腎臓内科の急性期疾患に備えています。

 

カンファレンスはいかがですか。

矢嶋:色々なカンファレンスがありますが、研修医の教育を目的としたカンファレンスは週に1回、2時間程度あります。緊急処置などで来られない医師を除いて、来られる医師は全員参加です。症例を全員でプレゼンし、問題症例や重症症例などを共有します。末期の方の方針相談や集中治療でのCHDFなどの相談をしたりもしますね。月に1回、腎病理カンファレンスもあり、腎病理の先生と症例検討をする機会も設けています。

 

コメディカルのスタッフとのコミュニケーションはいかがですか。

矢嶋:病棟の雰囲気はとてもいいです。薬剤師さんや看護師さんも透析をよく勉強されています。腹膜透析の外来が病棟にあるので、看護師さんも交えて多角的に診療できる環境です。病棟と透析室が離れている病院もありますが、当院はとなりにあるので、看護師さんも透析を横で見ながら、病棟の仕事ができるのは良い学びになっているようです。腎臓内科の場合は栄養指導もあり、管理栄養士さんとも関係が深いのですが、お互いによく連絡し合っています。学会などのあとで一緒に食事に行くこともあります。

 

何か失敗談はありますか。

矢嶋:看護師さんへの指示を忘れたことですね。看護師さんにとっては迷惑だったでしょうが、許してくださいました。その後は気をつけています。

 

研修医同士のコミュニケーションは活発ですか。

矢嶋:活発です。研修医同士の仲はとても良いです。私の学年は私を含めて2人が初期研修から後期研修に残りましたが、大学からの派遣の後期研修医もいるので、トータルで4、5人の初期研修同期がいます。医局で会えば話しますし、月に1、2回は食事に行っています。また、若手医師が他科にも多いので、気軽に相談や情報交換ができる雰囲気です。他科の先生との飲み会などもあります。

 

今後のご予定をお聞かせください。

矢嶋:後期研修は3月で終わるので、留学の準備をします。秋にはイギリスに行き、公衆衛生大学院に入学する予定です。医師を目指したきっかけの一つが途上国支援でしたので、そのための留学です。最近は途上国でも高血圧や糖尿病といった慢性疾患が増えており、心筋梗塞や腎不全に繋がることが危険視されています。途上国での医療で腎臓内科での経験を活かしたいですし、生活習慣病は保険制度や医療制度などの社会システムで予防できる面もありますから、公衆衛生大学院で医療政策を勉強したいと考えています。

 

現在の臨床研修制度について、ご意見をお願いします。

矢嶋:昔の制度のことは分かりませんし、今後の専門医制度もどうなるかわからない状況だと思っています。スーパーローテートには良い点がたくさんあると思います。学生時代の実習では外科だと手術室に入らせてもらえるのですが、内科はカルテ書きばかりなので、面白いと思うのはどうしても外科なんですね。でも初期研修が始まってからは全く違います。内科の面白さも分かってくるし、外科では当直後の手術がどれだけ体力的にきついかも体験できます。こんな道もあるのだと視野が広がるのが今の制度の良さだと思います。

 

これから後期研修の病院を選ぶ初期研修医にメッセージをお願いします。

矢嶋:体力は若いときにしかないので、まったりした病院はお勧めしません(笑)。専門にしたい科に強みを持つ病院、その科に力を入れている病院だと、症例や手技が豊富にあるので、吸収できることが多くあります。医局からの派遣なら仕方ありませんが、自分で選べるのなら、学べる内容が充実している病院がいいですね。様々な診療科がある病院、急性期を学びたいなら救急が強い病院だと、コンサルトの機会も増えますし、関連して学べることが多くなります。

■病院の特徴

 横須賀共済病院は国家公務員共済組合連合会が運営する病院です。歴史は古く、1906年(明治39年)に開設されました。横須賀市、三浦半島における中核病院として、救急救命センター、NICU、CCUを有し、さらにがん診療連携拠点病院、周産期母子医療センター設置病院、地域医療支援病院、神奈川県災害医療拠点病院、神奈川DMAT指定病院、医師の卒後臨床研修指定病院として認可されています。また、日本医療機能評価機構による病院機能の最高評価であるVer.6の認定を受けるなど、高水準の医療を提供しています。
 横須賀共済病院のシニアレジデント研修プログラムは内科系、外科系、その他に大別されます。いずれも2年間の初期臨床研修を修了した医師を対象としており、ローテーションを含めて幅広い研修が可能です。専門的な能力を有する指導医のもとで豊富な症例を経験し、優れた臨床能力と人間性をもつ医師を養成することを目的としています。研修期間は原則として3年間です。希望した各診療科でのストレートプログラムを基本としますが、内科系については、ローテーションプログラムとストレートプログラムを設けています。
 横須賀共済病院腎センター(腎臓内科)では横須賀、三浦半島地区の基幹病院として、24時間体制で腎臓疾患患者の診療に当たっています。治療対象は横須賀・三浦半島地区の透析患者さんの8割以上に当たる約1,000人やそれに倍する保存期腎不全患者さんや腎疾患および高血圧症患者さんであり、三方が海という地理的な特性からも、地域の他病院や医院、診療所、当院の内科系、外科系他科や透析サテライト施設とも連携しながら、責任を持って診療しています。現在、後期研修医1人を含めて9人の医師が所属しています。入院病床数は36床、透析室病床数 は21床です。
 腎臓内科での後期研修は原則として3年間のプログラムです。腎臓内科専門医として活躍できる知識や技術の修得を目標にしています。腎臓専門医である前に内科医としての素養が必要なため、期間内に内科認定医を取得します。その後、日本腎臓学会および日本透析医学会の認定専門医取得のための研修を行い、症例を蓄積します。横須賀共済病院は日本内科学会、日本腎臓学会、日本透析医学会の教育指定施設であり、スタッフ医師の数も多く、症例も豊富であり、研修環境としては申し分ないものとなっています。